もう、8 回目のアップデートになるそうです。これは、ドイツの Q4OS チームが開発した Debian12 ベースの 軽量・高速なディストリビューションですが、ダウンロードしようとすると相変わらず寄付を要求されます。なかなか台所が苦しそうですね。とは言ってもまだ一度も寄付をしてことはありませんが。そんなことをブツクサ言いながらインストール、経過を簡単メモにしました。お暇なときにぜひどうぞ。メモ

 

 

Q4OS のサイトにこんな解説がありました。

「Debian Linux をベースにした、高速で使いやすいデスクトップ向けオペレーティング システムです。専用のユーティリティと特定の最適化のセットを提供し、生産性の高いシステムを簡単に実現することに重点を置いています。。この観点から、Q4OS は初心者にも経験豊富なコンピューター ユーザーにも適しています」。

Q4OS は初心者にも経験豊富なユーザーにも適しているということは、安全・安心ということですね。



今回インストールしたのは、UEFI のオールドマシンです。全くの低性能マシンですが、極楽はぜの大事な最新アイテムになっています。


富士通 LIFEBOOK AH40/J
・CPU : AMD E2-1800 Radeon 1.70GHz
・メモリ : 4GB
・HDD : 640GB
・元OS : Windows 8.1 Home 64bit




USB 焼きツールには、「インストール USB 作成ツール」、 Ventoy を使用しました。これはISO ファイルをコピーと削除で簡単に使い回せる便利ツールで、空きスペースもデータの保存等に使えるスグレモノです。
 


それでは Ventoy で作成した USB からインストール作業を進めていきます。

1.  事前準備
2.  インストール
3.  日本語入力
4.  ようこそ画面

5.  メニュー日本語修正
6. メモリテスト


最初は事前準備から始めていきます。

1.  事前準備

起動 USB から立ち上げますと、WiFi 、ランゲージ選択等の事前設定が出てきますので、予め自分の環境に合わせ設定していきます。

a.  起動

Ventoy で作成した起動 USB から立ち上げます。


 

本来の起動画面が立ち上がります。

 


b.  WiFi 設定

無線カードが検出されたと表示されましたが、今回は有線接続でインストールしていますので、特には何もしていません。インストールにはいつも有線接続を使用しています。




c.  Language Select
「日本語ランゲージパック」の準備が出来てるようですので、素直にインストールしておきます。

 

インストール中です。日本語フォントも入っています。


事前準備が終わりましたので、ここからインストール作業に入ります。


2.  インストール

それでは進めていきます。

a.  ライブ版

このバージョンはライブ版になっていますので、事前に LAN 等の設定を済ませておくことが出来ます。



b.  ようこそ

カラマレス・インストーラが起動します。これだと安心して作業を進められます。



c.  タイムゾーン

タイムゾーンを設定します。


 
d.  キーボード

デフォルトのままで、特に目新しいものにはしていません。




e.  ソフトウェア

ソフトウェアの選択画面になりました。今回はミニマリストらしく「Basic」を選択しましたが、一般ユーザーには「Desktop」が推奨されています。これにはブラウザ、オフィスが同梱されています。ミニ版ばかりインストールしているので、自称、ミニマリストです。



f.  インストール先選択

極楽はぜはマルチブートにするため、相変わらずの「手動パーテーション」を選択しています。



g.  パーテーション設定

最初にブートパーテーションを確認します。sda1 に設定しています。



具体的にはこうです。


コンテンツ : 保持
マウントポイント : /boot/efi
フラグ : boot




次に、自分の環境に合わせて、インストール先パーティションを編集します。



こうなりました。

・内容 : フォーマット
・ファイルシステム : ext4
・マウントポイント : / 



 
h.  個人情報

パスフレーズ等を入力し、自動ログインにチェックを入れています。



 
i.  確認

ここで最終確認をします。

 
 
j.  インストール

インストール中です。



k.  完成

完成しました。



次へ進んでいきます。

3.  日本語入力

インストール作業が終了しましたので、いつものように日本語入力設定にアタックします。ところが、何もしていないのですが、日本語入力が出来ています。どうしたのでしょうか。


a.  mozc
追加したパッケージマネージャで日本語入力を確認してみますと、「Fcitx5-Mozc」がインストール済みでした。事前準備工程でランゲージパックをインストールしたのが答えのようです。




b.  キーボード設定
ところが、日本語入力は出来るのですが、キー入力が少し変です。Fcitx5 の設定を見てみますと、なんと英語キーボードになっていました。



アイコン右クリックから「設定」、英語キーボードを削除、日本語キーボードを追加、一番上へ配置します。
 


c.  完成
すると、いつものアイコンが出てきて、キーボードが「jp」になりました。

 

次へ進めていきます。

4.  ようこそ画面

インストール作業が終わり Q4OS を再起動しますと、お馴染みの「ようこそ画面」が表示されました。そこで、ガイダンスに従って簡単カスタマイズを進めていきます。




a.  デスクトッププロファイラ
デスクトップは既に選択済ですが、ここでも変更可能になっています。



b.  アプリケーション
ここでは、追加アプリケーションをインストールすることが出来るようになっています。早速、パッケージマネージャ Synaptic、ブラウザ Chromium をインストールしています。



c.  詳細なコーデック
マルチメディア・コーデックをインストール出来ますが、すぐには必要がありませんので、今回はパスしました。




d.   画面スケーリング
スケーリングです。特にこだわりがないのでスルーしています。


 
e.  自動ログイン
自動ログインの設定が出来ます。当たり前のように便利な自動ログインを選択しています。

 

f.  スタートメニュー設定
スタートメニューをキックオフ、バーボン、またはクラシックタイプに切り替えることができます。ここは、オーソドックスに「クラシック」と「カテゴリ」にしています。



ところが、今気づいたのですが、日本語表示がどこかにすっ飛んでいて、英語版に逆戻りしてしまっていました。どうなったんでしょうか。



ガッカリしながらも次へ進めていきます。


5.  メニュー日本語修正
そこで適当に当たりをつけて、「地域&アクセスビリティ」をイジってみました。



案の定、言語が英語に設定されていました。



早速、日本語を追加しました。



日本語で「言語設定」の変更について案内がありました。大丈夫そうです。

 

ようやくメニューが日本語表示になりましたが、何故か不安定なところが露呈してしまったようですね。

 


次へ進みます。

6. メモリテスト
最後はいつもの「メモリテスト」です。起動してみますと、軽量版の Debian-Live-LXDE と同程度の軽量版に仕上がっていました。これなら極楽はぜのオールドマシンも何とか生き長らえそうです。


#free -h


今回のインストールには残念なことがありました。ドイツ人気質で緻密に作り上げていると信じていたのですが、日本語でインストールしたはずなのにいつの間にか英語版に逆戻りしていました。少し期待を裏切られ、極楽はぜはガッカリしています。まあ、世の中、色んな OS を取っ替え引っ替えインストールしていると、たまにはこんなこともあるんですね。


最近の極楽はぜは、前立腺ガンの抗ガン剤治療を受けていて、現在は二種類目の抗ガン剤、カバジタキセルで「去勢抵抗性前立腺ガン」の治療中です。

最近、極楽はぜが始めた「官足法」は、血液循環による健康療法で、全ては足、特に足裏の血行が健康の鍵を握っているという理論です。「足裏に溜まった老廃物を無くする」。その実現のためのツールとして「ウォークマット」が開発されました。



しかし、この「ウォークマット」は一筋縄ではいきません。最初はとても痛くて、前かがみになったままで数秒しか持ちません。ある程度慣れるまで1ケ月以上かかるそうです。さて、その後の極楽はぜはどうなったのでしょう。では、また。

痛い目に合って分かるよニューカマー