ようやく出てきました。世間では Ubuntu にポイントリリース版が出たと大騒ぎしていますが、やっと重い腰を上げ登場してきました。Ubuntu 20.04 LTS 版です。元々は、当時12歳と14歳の少年が主になって作成されたと聞いていますので、爺さんも負けずに簡単メモを作成してみました。
ホームページには、「Zorin OSは簡単に設計されているため、始めるために何も学ぶ必要はありません。Zorin Appearanceアプリを使用すると、Windows、macOS、Linuxのいずれであっても、使い慣れた環境のようにデスクトップレイアウトを変更できます」と書いてありました。すごいですね。
今回はまだリリースして間もないので、無料なのは Core 版だけでした。Pro 版は有料で 39 ドルもします。 そんな訳で、マシンにも懐にも優しいものが好きな極楽はぜは、躊躇せず無料の Core 版を選択しました。本当は Lite 版を入れたかったのですが、まだ旧バージョンのままでアップデートされていませんでした。
いつものようにダウロードした ISO ファイルは焼きツールで USB へ焼いています。使用したのは先日インストールし暫定メイン機の Sparky Linux です。
そんな訳なので、ハードオフで 5,000円で購入した 13年前の Let's note CF-W7 にインストールしてみました。いつも外に持ち出して便利に使っています。
Let's note CF-W7 2008年 5月下旬 発売
・画面サイズ:12.1型
・CPU:Core 2 Duo U7600/1.2GHz/2コア
・メモリ容量:2GB
・OS:Windows XP Professional
・重量:1.265kg
今回もこんなことをやっていました。飽きずに続けられているのも、5,000 円のジャンク PC のおかげです。我が家のオールド PC 君に感謝です。
1. インストール
2. 日本語入力
3. ツアー画面から初期設定
4. おまけ
いつものようにツールで焼いた USB 起動から始めます。
1. インストール
Zorin OS はライブ版で利用出来ますので、日本語へ設定しどんなものなのかサラッと動かしてみます。
a. ようこそ
一番下の日本語で開始しますが、何か画面がシンプルすぎると感じるのは極楽はぜだけでしょうか。
b. キーボードレイアウト
自分のキーボードレイアウトを選択しますが、そもそも、極楽はぜはデフォルト以外を選択したことがありません。
c. アップデートと他のソフトウェア
少しだけ時間を取られますが、アップデートにチェックを入れています。それと、余計な情報を送信しないため「国勢調査」は不参加にしています。
d. インストールの準備
いつものことですが、インストール先のパーテーションを自分で選択しますので、「それ以外」を選択しています。
e. インストールの種類
選択したインストール先パーティションをダブルクリック、必要事項を編集します。
・利用方法 : ext4
・初期化 : する
・マウント : /
f. タイムゾーン
タイムゾーンを選択します。
g. あなたの情報を入力してください
パスワード等の個人情報入力、自動ログインにしています。
h. インストール
インストール中です。
i. 終了
インストールが完了しましたので、USB を抜いて再起動します。
j. 完成
完成しました。なかなか落ち着いた壁紙が準備されています。
さて、インストール後に一番最初にすることはいつものアップデートです。インストール中に処理するようにしていましたが、ダウンロードはするけれど、インストールまではしてくれないのかもしれません。
3. 「ツアー」画面から初期設定
再起動しますと、真っ先に現れるのがこの「ツアー」画面です。極楽はぜは Zorin OS 初心者ですので、素直に初期設定ツアーへ出発してみました。
a. Open the menu
ここではメニューの使い方が説明されました。それだけです。
b. Zorin Appearance
Zorin OS では一番の目玉です。デスクトップの外観を自由に変更できますので、簡単にイジってみることにします。
① レイアウト
Zorin Appearance で設定できるスタイルは4種類ですが、有料版の Por へアップグレードすると、もう4種類のレイアウトが追加できます。
レイアウトを変更してみました。
② テーマ
色アクセントでアイコン等のカラー、背景のダークカラーの設定が出来ます。
アクセントカラーをピンク、背景をダークカラーへ変更してみました。
③インターフェース
上側のタイトルボタンの左右、タスクバーの設定等ができます。
ゼリーモードをオンにすると、移動させるたびに画面がゼリー状にグニャグニャに変化します。これはこれで結構楽しいですよ。
④ デスクトップ
デスクトップに表示するアイコンを選択できます。
ごく一般的な表示スタイルとは特に違いがありません。普通にアイコンが表示されます。
⑤ フォント
お好みのフォントを選択できます。極楽はぜは、いつもの使い慣れた Noto-cjk へ変更しています。
c. Online accounts
お使いのオンラインアカウントを設定することができます。
とりあえず、すぐに必要になるグーグルドライブを設定しました。
d. Zorin Connect
スマホを PC のリモートコントローラとして使えるようにすることのできる、Zorin Connect です。
コンピュータをスマホ等のモバイル端末と接続できるようですが、そういう便利なことは極楽はぜはしていません。
e. Software
ソフトウエアのインストール、削除が出来ます。
ここでは使い慣れた Chromium をインストールし、Firefox を削除してみました。
f. Office suite
オフィスをインストールできます。
デフォルトで Libre Office がインストールされていますので、聞いたこともない ONLYOFFICE を新規にインストールする必要はなさそうです。 ONLYOFFICE はビジネス用オフィスソフトだそうですが、日本語に対応していないようです。
g. Zorin OS をお楽しみください。
こんなことで初期設定が終了しました。とりあえずはこのままでも利用可能ですので、感触を楽しみながら次のステップへ進むこととします。
3. 日本語入力
次に日本語関係へ移ります。インストール時に日本語を選択していれば、ツールバーのアイコンで日本語を選択すると、何もしなくても ibus-mozc で日本語入力が可能になっていました。
言語管理の設定は、メニューの「設定」の「地域と言語」からできるようになっています。
「インストールされている言語の管理」を起動すると、不足しているパッケージをインストールすることが出来ます。
そんな訳で、Zorin OS は日本語入力に関してはなかなかのスグレモノであることが判明しました。
4. おまけ
メニューから「設定」を開くと、ほとんどのカスタマイズがここから出来るようになっており、面倒な設定作業が簡単に進められます。
それでは、その中からユースフルな「電源管理」を設定してみることにします。電源ボタンを押したときの動作、システムの省電力、デスプレイのシャットダウン時間の設定等、スクリーンセーバーを無効にしたとき等に便利に使えます。
ここでは「ブランクスクリーン」をオフ、「電源ボタンの挙動」を電源オフに設定してみました。
ここまで設定方法を暗中模索、エイヤーといきあたりばったりでしたが、ようやく最低限の設定が終わり使えるようになりました。そこでいつものメモリテストをやってみました。Linux Mint の Xfce 版とほぼ同レベルで、普通の中量級になっていました。
# free -h
いつものように HDD 使用量も見ておきます。ここでもやはり、Linux Mint Xfce 版と同程度になっています。いつものように LibreOffice は削除、Bleachbit でクリーンにしています。
割と悠長に構えているように見える Zorin OS でしたが、今回発表された Core 版はシンプルながら、なかなかの使い勝手の良さが光っています。今回インストールした Zorin OS の中で一番気に入ったのはゼリーモードです。普段は超軽量のガチガチの OS をメインマシンにしている極楽はぜですが、遊び心満載のこれには脱帽でした。
近所のりんごの木は、早生品種の収穫の声が聞こえてきており、そろそろ自分の番かなとワクワクしているようです。
新聞によりますと、「地元農協が出荷した2021年産りんご「サンつがる」の初売りが、東京・大田市場と、大阪市中央卸売市場で行われました。東京、大阪どちらも、高値だった昨年より下がったものの、平年並みの値がついた」そうでした。
最近の極楽はぜは、近所の内科へ高血圧と血糖値の薬をもらいに行ってきました。実はいままで二十年間ほど、食前血糖値を測るため朝一番の診察時間にしていたのですが、最近転院した近所の内科では、朝一番の診察は混んでいて受診出来ないと断られ、予約時間を 10:30〜11:00 にされてしまいました。
朝食抜きでその時間まで待つのは辛いので、仕方なく午後の遅い時間、15時にしてもらい、二十年間続いた食前血糖値の計測を諦めることにしました。では、また。
この身体ゼリーみたいに柔軟に