ここ最近の極楽はぜのメインマシンは、Openbox 版の Sparky Linuxなのですが、似たようなコンセプトで作られているリナックスがあることを知りました。そうなればインストールしてみるしかないのが極楽はぜです。その結果はどうなったのでしょう。簡単なメモにしてみました。メモ

 

それはこれです。BunsenLabs Linux は、軽量で簡単にカスタマイズ可能な Openbox デスクトップを使用していて、CrunchBang Linux のコミュニティ継続版だそうです。

 

 

システム要件はこうなっていて、今どき珍しいことに 256M で動くようです。貴重な存在ですね。

・RAM(最小)256M

・RAM(推奨)1G

・HDD(推奨)10G
 

今回のインストール用 USB は Sparky Linuxで焼きました。これにはいろんな焼きマシンがインストールできるようになっています。USB フォーマッターもありました。

 

それでは早速焼き上がった USB を挿入して、インストール開始です。


1.  開始

 メニューから「Install」を選択します。

 


2.  言語設定

言語設定で「Japanese-日本語」を選択します。

 


3.  ロケーション設定

ロケーション設定で「日本」を選択します。

 


4.  キーボード設定

キーボード設定で「日本語」を選択します。

 



5. ホスト名設定

お好みのものに変更するか、そのままでも差し支えありません。

 


6. ネットワーク設定

自宅ネットワークのない場合は、空欄のままにします。

 


7.  ユーザー名
ここで愛着のある素敵なユーザーを入力します。

 


8.  パスワード設定

パスワードを二回入力します。ルートパスワードはありません。sudo でルートを実行します。

 


9.  ディスクパーテーショニング

HDD の利用環境により適切な方法を選択します。極楽はぜはいつもマルチブートなので「手動」を選択しています。

 


10.  ディスク詳細設定

インストール先のパーテーション番号を選択し、利用状況を設定します。

 

・利用方法 : ext4

・パーテーション : 初期化

・マウントポイント : /

 


11.  内容確認
上記設定内容を確認し、HDD へ書き込みます。

 

 

12.  最終確認
上記内容の最終確認をし、書き込みます。

 


13.  インストール

インストール中です。10 分くらいかかります。

 

 

14.  GRUBブートローダー

GRUB ブートローダーへのインストールをするか、しないか確認します。しない場合は、grub-customizer などで設定し直します。

 

 

15.  インストール完了
インストールが完了しましたので、USB を取り外し再起動します。



16.  完成
これでインストール完了しました。

 

 

再起動直後に登場するのがこの画面で、「ウエルカム」と言っています。

 

bl-welcome


これは初期設定を促している画面ですので、画面の指示通りに作業を進めて行きます。全てに「イエス・ノー」を突きつけられますが、判断に苦しむ場合は大文字で表示された方を選択しておきます。

 

「Y/n」⇒ Y 
「y/N」⇒ N

 

なお、途中で中止した場合でも、ターミナルで「bl-welcome」と入力すれば、この初期設定作業を再開できます。とりあえず必ずやっておかなければならないのは、大事なアップデートですのでお忘れなく。その他は適宜にどうぞ。

update


初期設定が済めば、次は日本語入力の追加設定です。極楽はぜはいつもの「fcitx-mozc」にしました。インストール作業は内蔵されている「Synaptic」から mozc を検索・実行しました。インストール後再起動することで、難なく日本語入力ができるようになりました。

 

Synaptic

 

Libre Office 等のアプリの日本語化が必要な方は、下記の2つを追加すると良いでしょう。

 

# task-japanese、task-japanese-desktop

 

デフォルトでは日本語化されないメニューの日本語化もやってみました。英語版でもそんなに不便を感じない方がほとんどでしょうが、直感的に選択できるので、もののついでにやってみます。メニューの設定画面を開きます。

 

Preferences/Openbox/Edid menu.xml


メニューと設定画面を見比べながら該当箇所を書き換えていきます。悩みながらも 30 分もあれば設定できます。設定が終わったら、保存、リスタートします。

 

# Preferences /Openbox/ Restart

こんな風になりました。ただ単に英文字をカタカナへ変換しただけで、何の工夫もありませんでした。あしからず。日本語メニューを見るとホッとしますね。

 

メニュー画面

 

最後にメモリテストもやっておきました。結果は普通の超軽量版で antiX ほどではなく、Sparky と同程度でした。Puppy と antiX は突出していますね。

 

 

HDD のメモリ使用量はこんな具合になっています。厳選されたアプリしか入っていないので、ほんとにシンプルな造りになっています。

 

 

とりあえず、日本語入力までの基本設定が終わりましたので、しばらくの間、使ってみることにしました。さすが評判通りサクサク動いていて気持ちがいいですね。

 

しかし、ここで重大発表です。ホームページによりますと「現在のリリースはDebian 9からの派生になっています」ということで、実は Debian の旧バージョンだったということです。少しがっかりですね。トゥービーコンティニュード。
 

 

近所のりんごの木は、また冬のたたずまいになってしまいました。雪深いりんご園でのこの時期の作業は剪定作業です。「剪定でりんご作りの7割が決まる」と言う位重要な作業で、樹の内側まで日光が届くように、一本一本丁寧に枝を切り落としていくのだそうです。大変ですね。

 

 

最近の極楽はぜは、先日、また県立病院で CT を撮ってきました。何のためかといいますと、腫瘍マーカーの数値が上がってきていると主治医から指摘されたためです。結果は来週聞くことになっていますので、今はドキドキ状態です。では、また。

 

ブンゼンも爪に火ともし軽量化