年の暮れも押し迫り、多忙を極めている極楽はぜなのですが、そんな慌ただしい中でようやく少しの時間を見つけ、ブログを更新することにしました。決して暇を持て余しているわけではありません。そんな中で超高速で大好評な Sparky Linux を簡単なメモに仕上げました。メモ

SparkyのWebサイトにこんなことが書いてありました。

 

Q : Sparkyにはサポートが必要ですか?
A : はい、Sparkyを販売していないので、お金を稼ぐことはできません。あなたのサポート、チップ、寄付は、Sparkyを存続させます。

 

 今回使用させていただいたのは、安定版ベースのものですが、人体実験大好きな物好きな方のためには、少し不安定なローリング版もあります。

インストールメディアはこのようになっていますが、お好みによりデスクトップの着せ替えが簡単にできるようになっています。ちなみに、この Sparky はポーランドの有志の皆さんの好意によって成り立っています。

SparkyLinux 5.9 LXQt
SparkyLinux 5.9 Xfce
SparkyLinux 5.9 MinimalGUI
SparkyLinux 5.9 MinimalCLI 

ダウンロードした ISO ファイルは、Debianも焼ける antiXで USB に焼きました。なかなか高速に焼けるので便利に使わさせてもらってます。

それではインストール作業へ移ります。最初に language  を日本語へ設定すれば、ほとんどのロケール設定は終了です。

1.  ライブ版を試行
ライブ版になっていますので、無線 LAN を設定してお試しが可能です。




2.  ようこそ
antiX に比較して、Calamares インストーラは日本語で進行状況がよく分かり、安心感があります。




3.  タイムゾーン
ニューヨークから日本 / 東京へ変更します。




4.  キーボード選択
デフォルトのままです。



5.  インストール先選択
マルチブートのため、一番下の「それ以外」を選択しました。



6.  パーテーション
空きパーテーション sda5 を選択しました。



7.  パーテーション設定
インストール先パーティション sad5 を編集します。

・内容 : フォーマット
・ファイルシステム : ext4
・マウントポイント : / 
・フラグ : 別パーテーションで設定



 
8.  個人情報
パスワード等を入力し、自動ログインにチェックを入れます。


 
9.  インストール
インストール中です。十分程度かかります。


 
10.  完成
インストールが終わりました。

 

再起動しますと初回起動画面が自動で立ち上がり、アップグレードと言語パッケージのインストールが促されます。
 


1.  システムアップグレード
システムをアップグレードしします。


 
2.  言語パッケージ
不足している言語パッケージをインストールしますので、Japanese を選択します。



追加インストールが終わったら再起動します。これだけで日本語入力が可能となります。

 

割と簡単にセットアップが出来ましたので、気を良くして次へ進みます。

最近のディストリには必ず装備されているものにパッケージインストーラーがありますが、Sparky に内蔵されているインストーラーの「APTus」はなかなかの優れものです。これは、システムのパッケージの管理に役立つ小さなスクリプトのコレクション群です。

 

APTus は、すべての Sparky にデフォルトでプリインストールされています。また、APTusはいくつかのセクションに分かれており、それぞれが異なるタスクに対応しています。

1.  アクセサリー
最初のセクションは、いくつかのアップデート、パッケージ削除のオプションを提供するアクセサリです。

a.  リフレッシュパッケージリスト (apt-get update)
b.  システムをアップグレード (apt-get upgrade)
c.  完全にアップグレード (apt-get dist-upgrade)




2.  デスクトップ
Sparky Desktop は、ワンクリックで約25種類のデスクトップをインストールでき、マニアにはたまりません。

 

awesome, bspwm, Budgie, Cinnamon, Enlightenment, Fluxbox, GNOME Flashback, GNOME Shell, i3, IceWM, JWM, KDE Plasma 5, LXDE, LXQt, MATE, Openbox, Pantheon, 他

 

 

3.  オフィス
このセクションでは、Officeツールのインストールに役立つ39個のスクリプトを提供します。大概のものは揃っています。

AbiWord、Atril、BlueGriffon、電卓、Calibre、Calligra、Comix、Evince、FeatherPad、FreeOffice、Galculator、Geany、Gedit、GNU Emacs(GUI)、Gnumeric、Kate、他

 

 

4.  グラフィックス
このセクションでは、グラフィックツールのインストールに役立つ41のスクリプトを提供します。極楽はぜは GIMP を愛用しています。

asciinema、Blender、Camorama、Darktable、digiKam、Ephoto、Eye of CNOME、Eye of Mate、Feh、Flamshot、fotoxx、Geeqie、GIMP、GNOME Paint、他

 

 

5.  ウェブ

このセクションでは、Webツールのインストールに役立つ39のスクリプトを提供します。極楽はぜは Chrome です。

Brave Browser、Chromium、Conkeror、Cyber​​fox、Dillo、Dooble、Elinks、Epiphany、Falkon、Firefox ESR、Firefox Latest、Google Chrome、Google Earth、IceCat、他

 

 

6.  システム
このセクションでは、システムツールのインストールに役立つ42個のスクリプトを提供します。USB 焼きツールが豊富にあります。

AnyDesk、AQEMU、balenaEtcher、BleachBit、ClamTK、Clonezilla、DEBiTool、Docker、Eraser、Firewall Builder、Flatpak、GitKraken、GTomb、Gufw、Install Debian 他

 

 

このように色々とインストールの選択肢はあるのですが、最低限必要なものは既にインストールされていますので、代替アプリを探すのがメインになるのでしょうか。アイコン表示が分かりやすくて探しやすいですね。


さて、いつもの一年を通して相変わらずのメモリテストをやってみました。中量級リナックスとしては普通レベルでした。

# free -h


HDD の使用量は antiX といい勝負になっており、Xfce としては案外少なくミニセットがインストールされているようです。パッケージ数が 1,650 個ほどでした。Debian の最小インストールは 1,300 個ほどです。比較のため Libre Office 等は削除して条件を同じにしています。

# df -h


結局、Openbox 版、LXDE 版、Xfce 版があちこちのマシンに混在する状態になっていて、極楽はぜの周りは Spark Linux だらけになってしまいました。antiX といい勝負をしていますが、個人的な偏見で言えば、こっちのほうが Debian らしさを継承していて、Debian を置換えることが出来そうなので、極楽はぜの好みです。

 

近所のりんごの木は、ようやく年末になり雪の中にスックと立つようになりました。ニュースによりますと、地元アイドル「りんご娘」がデビュー二十周年を記念して、全国二十公演におよぶ全国ツアーを開催するそうです。テーマは「りんごの木」です。りんごちゃんもよろしく。


最近の極楽はぜは、なんとか元気にやっています。今年は毎月の病院通いで、医療費控除の元もたくさん作ってしまいましたが、骨の注射とホルモン抑制剤で何とか乗り切ってます。来年もほそぼそとブログの更新を続けたいと、密かに企んでいる極楽はぜでした。では、また。
 
来年はりんごのようにスパークし