フォークリフトバッテリー修理の仕事にはマニュアルはありまへん。
修理業とは、そういうものです。
なぜ壊れたのか?
どこが壊れたのか?
どうすれば直るのか?
僕らは毎日考えています。
メーカーにとっての理想は販売したものが壊れたら、また買ってもらうことです。
壊れなければ、新しいモノを買ってもらえない。
だから修理して長持ちしてもらっては困るのです。
常に売上を求める。
資本主義社会というものは、ある意味で非情なものです。
では僕らが仕事にしている修理業の存在する意味はなんでしょうか。
壊れたものを直して長く使ってもらえるようにするのが仕事やないですか。
フォークリフトバッテリーのパワーが落ちてきたら、点検で劣化の場所を探し出す。
フォークリフトバッテリーの場合は24本の連結された単セルの集合体の中から、不良化した単セルを見つけ出すことです。
その不良化した単セルを良好なものと交換すれば、フォークリフトバッテリーは、見違えるほどのパワーをまた出すことができるのです。
弱っているフォークリフトバッテリーを見ると、どこにその原因があるのかを 早く見つけ出して、もとの姿に戻してあげたいと強く思います。
僕はそこに使命のようなものを感じるのです。
壊れかけているものを直すということは、メーカーの売上を妨害することに他なりません。
大きな売上を減らすことになるのですから。
ということは、僕の仕事は、ダークなものなのです。
しかし企業さんの現場でフォークリフトバッテリーの修理で、もとのパワーを取り戻してあげると、社員の皆様はニコニコしてよろこんでくれます。
今日もやったー!
という喜びに満たされます。
僕こそがダークヒーローだ!
と思えるのです。
さらにはパワーが落ちてきたフォークリフトバッテリーを修理するのではなく、メンテナンスでもとのパワーを取り戻すこともやっています。
メンテナンスは、修理と違って、単セルなどを取り替えるのではなく、弱ってきている単セルバッテリーの放電力を活性化させることなのです。
メンテナンスを終えて、放電力のアップしたバッテリーでフォークリフトを操作してもらうと、お客様は、信じられないといった顔をされます。
僕は決して魔法を使っているのではなく、弱ってきているバッテリーのその病気の原因を探り、その原因を改善しているのです。
この技術にマニュアルはありません。
数多くの経験によるものなのです。
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