Going my way ~大島→江ノ島泳断チャレンジ~ -190ページ目

朝の日課

日本人初 大島→茅ヶ崎(60Km)泳断プロジェクト-2009081806310000.jpg
夏休みから、毎朝葵依と海デートしてます☆

今日も大島は見えません。
出発までに一度は見たいな~。


海の近くに住んだから出来る、小さな幸せの時間です*

あと12日!

今日は第59回神奈川県総合体育大会に茅ヶ崎市代表で参加して来ました。
天気もよく、ほのぼのした雰囲気の中、楽しんで泳げました。


また、県連盟の皆さまをはじめ、各市町村のスイマーの皆さまに
大島チャレンジのご紹介をさせて頂きました。

「頑張れよ!」とか「応援してるぞ!」という声をたくさん頂き
本当に嬉しかったです。元気をもらいました!


泳ぐフィールドは違えど、同じスイマー!
来年お会いするときには「成功しました!ありがとうございました!」と
言える様、頑張りたいです!



さて、夏休みも今日で終了し明日から仕事です。
この夏休みは葵依とたくさん時間を共にする事でき本当に嬉しかった。
明日からも頑張れる気がしますにひひ



そして、チャレンジまで2週間をきりました。


誰とも違う、孤独な海を泳ぐ不安。
先の見えない、どのぐらい進んでいるかわからない不安。
暗い海、サメ、ダツ、クラゲ、烏帽子。
人間不安要素を探すといくらでも出てくるもんですね。笑


あと、2週間。

どんな気持ちの時間を過ごすのか、分りません。

前日の夜、当日の朝。
どんな事を考えているんですかね。
僕は、ちゃんと良い感じにいけているんですかね。笑

不安もありますが、楽しみでもあります。


いつも、そんな勝負をしてきました。
時間がある、無いに関わらず、勝負を目の前にしたら「やるしかない」
「結果を出すしかない」その繰り返しでした。


今回は過去最高のヤマです。
とりあえず、考えるだけ考え抜いて、その上でやるしかないです!


スタートの際、笑顔で海に飛び込めるよう、残りの時間を
大切に生きて行きたいと思います。



皆さま、応援よろしくお願いします!

《搬送クルー奮闘記》田口誠 買いだし行きます!

いきなり段取り悪く1時間遅れ・・・
前回の反省が活かされていませんでした。
すいません。。。


今回は撮影が無いのと早朝からというのもあり、OC1とOC2とマリブでやりました。
マリブは前回の反省を活かし、荒れた状況でも併走する為の方法として試みました。


私はというと、カメラマンのまっしーさんとOC2に乗りました。
さすがにカメラを水没させるわけにもいかず、陸からの撮影のみになってしまいましたが。

スタートの撮影を終え、カメラをショップへ。
そして、出艇。
出たはいいものの、全然見当たらない。。。。
そんなに時間は経っていないはずなのに。
結構早いなと感じました。

無理しても仕方がないと思い帰港。
大磯から戻ってきて交代しての後半に備えようとショップに戻りました。

とりあえず、連絡をし戻った旨を報告。

バナナが欲しいとの事だったので、スーパーへ。ついでに昼飯も。
2時間くらい休憩したでしょうか。


ここから大変だった。


まず、まっしーさんがあまりの待ち時間の長さに我慢出来なかったのでしょう。


帰宅。

駅まで送っていきました。

そして戻ってきたら、携帯が鳴る。
玉からだ。

「ポカリスエット大、コーラ-炭酸抜き、キリートレモン、柑橘系ジュース、ウィダーエネルギー4個・ビタミン4個を買ってきてください。」

今日は暑いから脱水気味なんだろうなと思いながら、買出しへ。

買出しから戻ってきたら、また携帯が鳴る。

また玉だ。
「漢方をやっちゃんからもらってきてください」

漢方を取って戻ってくると、またまた電話が鳴る。

またまた玉だ。

もうそろそろ着くのかな。。。。

「梅おにぎり3個とランチパックを買ってきてください。」

またか!!!

買ってきて戻ってくるとまたまたまた電話が鳴る。

もう勘弁して。。。。

「あと30分で着きます」

やっと出番だ!でも買出しで疲れた。。。



OC2に買出しした荷物をたくさん乗せ、いざ出陣!!
風もそれほど無く、たまに大きなうねりがくるぐらいでコンディション的にはまったく問題ありませんでした。

実に順調でした。
それにしてもヘリコプターがよく飛んでいた。
あとから調べたら、鵠沼で2人流されたとか。
無事だったのでしょうか?


今日は茅ヶ崎花火大会。
17時過ぎぐらいからだったか、慌しくなってきました。
暗くなる前にはサザンビーチを抜けたい。
そんなことを思っていると、見回りの漁船が出てきました。
まさか来ないよな。結構離れてるし。
と思ってたら、一直線にこっちに向かってくる。

ヤバイ!!見つかった!!!
うわぁ、横付けしてきたしヤバイかな。。。

そしてら「鈴木か?」
えっ?知り合い??
「がんばれよ。来週打合せしようぜ!」
と言って行っちゃいました。
いやー、ホッとしました、本番の船長さんでした(笑)


一難さってまた一難。


だんだん暗くなってきました。
休憩していたミネさんが来たので、あつしを迎えにTバーまで。
OC2を一人で全力漕ぎ。
暗闇は危ないので全員でやる予定を立てていました。
あつしを乗せて、暗闇になる前に合流しようと全力で。
烏帽子内を通って、インサイドに向けて江ノ島方面と聞いていたので、烏帽子を目指しました。
でも全然見当たらない。。。
ヤバイ!!見失った!!!
しかも、玉たち携帯持ってないから連絡取れない。
やっちまった!失態だ!!
案の定、怒られてしまった。。。
でも無事合流できたのでよかったです。


さぁ残り10km。
花火の明かりと、月の明かりでこの間が嘘のようにやりやすかったです。
飛び跳ねる魚がミネさんのカヌーにあたり、ミネさんは喜んでいましたね(笑)
今度は魚か!と思いました。(以前素手で鳩を、しかも右左1羽づつ捕まえたことがあります)
途中、ゼラチン質の小さな塊がいっぱいいました。くらげの子供?
一匹捕まえるも、上がったら解けちゃってました(たぶん)


そして14時間。

ついに、

50km達成!!!

時刻は22時を回っていました。


今回は、チェンジがあったのでそんなに疲れたという感じはありませんでした。
本番の併走クルー全員で出来たことが一番の収穫だったと思います。
あとは、本番に向けて時間配分等を考えていきたいと思います。

いやー、でも現実味が帯びてきました。
ここまできたら必ず成功させたいですね。
あと3週間。
万全の体制で望めるよう頑張ります!!!



以上

《搬送クルー奮闘記》鈴木敦士 少し真面目な記録

50kmのリベンジをやると一也さんから連絡が入った時は正直また中止かなと考えていた。

台風の影響で海の状況が良くなく、前日も鎌倉で波乗りしながら明日は多分出来ないだろうと思っていたし、

当日の朝もOC6が中止になりサーファーしか海にはいなかった。

もしかすると一也さんは波見てサーフィンに変更するかもとも思っていたm(__)m


6時集合の7時スタート予定。

6時にクラブハウスに行くと誠しかいない。全員集まったのは7時過ぎ。

海に向かう時には8時近くになっていた気がする。…いつも通りだ(笑)


前回と違って感じたのは、一也さんをはじめみんなリラックスしているように見えた。

緊張もなく楽しむ感じで50kmスイムがスタート。長時間行うにはこれくらいが丁度良かったと思う。


今回はスイムではなくマリブ(ライフセービング競技用ボード)でスタート。

前回の反省も踏まえ、事前にカヌーが機能しなかった時の為にマリブを試したいと言われていた。


一也さんはスタートから快調だった。
ウネリにも上手く対応していたし、日差しが強く水温も上がっても休憩間隔を短くし水分をしっかり取っていた。
自分の身体と対話しながら泳いでいるように感じた。
唯一、水温が上がっていた為クラゲが心配だったがほとんどいなかったのではないか。

クルーの方は3人いたのでいろんな話をしながら楽しくやっていたせいか、思っていたより時間が早く感じた。

ミネさんは離婚した矢田亜希子と子供を面倒見ると言っていた…
そんなミネさんやタマにもマリブに乗ってもらった。乗れないかもと心配したが余裕そうで、

本番は誰でもマリブでいける気がする。

約20kmマリブに乗ってたが全く疲れはなかった。

逆に本番を考えもう少し荒れた状況で試したかったし、一也さんからのマリブに対する要望を

もっと聞けば良かったと思う。


前半25km終了前の休憩で一也さんが「敦士泳ぎたいだろ!後半泳げよ!

軽く20kmくらいやっといた方がいいぞ。」と言ってくれた。確かに暑くて泳ぎたかったが、

消防救助大会が近く疲労を溜めたくなかった為我慢。

それより軽く20km?やっといた方がいい?恐るべし一也さん。


25km地点で誠に引き継ぎ一度クラブハウスに戻り、マリブを片付けたり食事したり、

やっちゃん(一也さんの奥さん)と話したりして次の合流を待った。


余談だか、葵依ちゃんに泣かれた事ありません。抱っこしても泣かなかった!

何人か号泣されてる所見てるので軽い自慢です。


30kmで戻る予定が40kmでの合流となり、サザンビーチ花火大会で賑わうTバーで

OC2の誠にピックアップしてもらう。

少しずつ太陽が沈み、地平線から満月が出てくる何とも言えない景色を見ながらラスト10kmがスタート。

ここでも余談だが、満月だと話していたら、ミネさんが「満月の96%だから満月じゃないんだよ」と。

誠と二人で苦笑いし、絶対矢田亜希子もこんな細かい人は嫌いだとも思った。


夜間スイムを経験していたせいかペースは落ちず、クルーも落ち着いていた。
目の前に見える花火大会のフィナーレは50kmのゴールと本番の成功を祝ってるかのようにも見えた。


最後は誠とのOC2で波乗りしながらゴールに先回りし一也さん達を待った。
ゴールと同時に雄叫びをあげた一也さん。時間は22時を過ぎスタートから14時間以上経っていた。
片付けして解散したのが23時半。翌日のガードに向け腹ごしらえをして長い一日が終わった。


それにしても一也さんに加え過去に30km、40kmを一人で伴走した誠を改めて尊敬。

今回45kmを伴走したタマもすごいけど一人での伴走はヤバい。

あとは本番。

自分の役割は何かまだわからないが全力でサポートしたい。



最後に。

ラスト10kmに無数いたあの生物はなんだったのか。

クラブの子供じゃない事を心から祈る。



以上、読みにくい文章ですいませんでした。

50km奮闘記 最終

日本人初 大島→茅ヶ崎(60Km)泳断プロジェクト

約5Km付近を折り返し、ようやく茅ヶ崎に戻る。
実はその日、サザンビーチで花火大会が行われる予定だったから
7時までにはサザンビーチ沖を抜けたかった。
花火準備をしている方々に迷惑をおかけしない為だ。


少しずつ近付くサザンビーチと、落ちていく太陽。
そして進んでいく時計が頭の中を支配した。
「やべー、急がねば」
瞑想状態どころではない。こりゃ、急がねば。
祭に穴を開けるわけにはいかない。


そうこうしている間に、遠くから監視艇っぽいクルーザーが接近してきた。
「やべー、茅ヶ崎×オーシャンスイムで悪いイメージ残したくない。まいったな~」
と考えていた。
船は一度、遠くで停まったものの、やはり近くまで接近してきた。
カヌーは誠とタマ。
やはり、俺が話すしかないな~っと思い、ゴーグルを外す。

すると。。

「おー!鈴木かー!練習か?頑張れよ!」

っと、船に乗っていたのは湘南レスキュー隊長で、今回チャレンジの搬送船にも
乗り込んでくれる三橋さんだった。

「もっと沖に出た方が(花火から離れた方が)いいですよね?」と聞くと
「いや、こんなもんでいいよ!」
と言ってくれた。
「ありがとうございます!」と言うと、みんな手を振って帰って行った。
超、一安心。よかった!


Tバー戻るとほぼほぼ40kmになっていた。
やっと、前回のラインまで来た。
やっと、限界を拡げられる。

ここで、あつし&ミネさんが合流する。
次の10Kmはギアチェンジ&スピードUPと決めていた。
刺激物を取り、最後の固形食を食べる。

「じゃ、いこーや!」と皆でスタートを切る。

少しずつ太陽は沈むが、結構気にならないものだ。
星がけっこう綺麗で悪くない。
沖からTバーを見ると、かなり人がいるのが分かる。
しばらくすると後の方で花火が上がっていた。
そういえば、今日ミネさんは友人の看護婦さんと花火を見る約束をしていたんだ。
本当に申し訳ないな。。。とミネさんに感謝する。


次の休憩の際、「ミネさん、今日看護婦さんでしたね。すいませんでした。」と謝る。
ミネさんは「いーよ!今日は練習しよう!」と笑顔で言ってくれた。
あー、本当に心の広い人だと、感謝する。

しかし、次の瞬間。。。。。
「やべー、おしっこする」と言って、俺の目の前でおしっこをしようとしている。
ちょっとは離れているとは言え、水の中でこちらに流れてきそうな勢いだ。


前言撤回!


「やっぱ、この人最低だ。」
それ以降、ミネさんの隣を泳ぐのは止めた。
ミネさんは気持ち良さそうに夜空を見上げていた。


夜の海では色んな生物が登場する。
前回に続き、今回も夜光虫登場。
慣れてくると、感動も少ない。笑

あと、何だか分らないだが、プニュプニュした物体がずっと手に触れる。
刺してきたりはしない。
最初は小魚かとおもったが、たまに掴んで見ると、魚の形はしていない。
たぶんだが、、、あれはクラゲの赤ちゃんだったかもしれない。
茅ヶ崎~辻堂の間。
ずーーーーーーーーっといた。
でも、もしあれがクラゲの赤ちゃんで、大量異常発生しているのだとしたら。。
ちょっと、ぞっとする。


最後の10kmは茅ヶ崎→辻堂を2往復にした。
一度、Tバーに戻ってきたとき、遠くから「頑張れよー!」という声が聞こえる。
暗闇からだから、耳を疑う。
すると「かずやー、頑張れ!」とまた聞こえた。
花火を見にきていたCOCC&PBCのメンバーが応援してくれているのだ。

これは嬉しかった。
実は40kmぐらいから足の付け根が痛く、しんどかった。
もう舌の感覚はなく、味覚も麻痺しかけていた。
三半規管も狂って来ており、星を見ても、常に流れ星状態だった。
体力的には問題ないのだが、様々な痛みと戦っていたから、嬉しかった。

最後の元気をもらい、笑顔になる。
「さー、行こうや!」とラスト1往復を目指す。

日本人初 大島→茅ヶ崎(60Km)泳断プロジェクト

思えば、朝8時にスタートし、その時は10時前。
長かったのかな~、短かったのかな~っと振り返る。

今回のチャレンジを決意したとき、色々な方から「本当に出来るのか?」と聞かれた。そりゃ当然だと思う。
超長距離の実績が俺にはなかったから。
でも、そう言われるのは嫌だった。
また、直接聞きはしなかったが、きっと「あいつは分かっていない」と言う声も
出ているんだろうな~っと想像していた。海の世界は狭いから。


関係者なら分ると思うが、海の世界は「認めてもらう」しかない。

それは宣言でもなく、成果でしか語れない。
理屈でも、論理でもない。


だから、今回の50kmには意味があった。

トライアスリートや、長距離マラソンをやっている方に以前練習法を聞いた。
そしたら、本番の距離の半分ぐらいまでしか練習ではやらないそうだ。
だいたい、半分できれば本番でも完走出来るらしい。


でも、俺はこのチャレンジ企画時50kmを達成できたら、本番もチャレンジすると決めていた。
安全管理もあるが、するべくしてスタートラインに立ちたかったからだ。
無謀な冒険でなく、正面からチャレンジとしたかった。

それは、自分自身に対してもそうだし、
まわりの人間に対してもそうだ。


これはイカロスの羽では無い。



長い時間を経て、ゴールした瞬間は吠えた。
やっとスタートラインに立てた事が嬉しかった。
俺はやっと挑戦が出来る!
やっと「チャレンジします!」と胸がはれる!!

いつも思うんだが、久々に足を使っての2足歩行は落ち着く。
どしーっと感じる重力も心地よい。
仲間との会話、笑顔、握手。
どれも最高だ!

ゴールには誰もいないけれど、いつも達成の瞬間は充実感に満ち溢れる。
自分に満足できるのが嬉しい。



長くなってしまったが、50km奮闘記はこれで終了。

やっと、スタートラインに立てた訳だが
達成への可能性はまだ10%ぐらい。

自然相手のチャレンジってのはきっとそんなもの。
人は無力に等しい。


ある尊敬する先輩に言われ、ずっと引っかかっていた一言がある。
「達成できたらラッキーだよ」。
当時はナニクソっと思ったが、それは自分がスタートラインに立ててなかった、
いや、早く立ちたいと思っていたから、感じてしまったのだと思う。


今ならそう思う。
達成したら「ラッキー」である。


でも、運を引き寄せるのも、その人間の力。
結果論でしか語れないことなんだが、日々の行い、姿勢、全ての積み重ねが
運を呼ぶものだと信じたい。


空と海はいつも人を見ている。


自然に感謝し、仲間に感謝し、自分を信じ、くるべくしてその日を迎えたい。

何があっても笑顔で!


Never Say Never!!!
日本人初 大島→茅ヶ崎(60Km)泳断プロジェクト

日本人初 大島→茅ヶ崎(60Km)泳断プロジェクト


50kmスイム、達成ではなく、完成!!!