さて、前回全編としてご紹介させていただきました今季
ラストブリ釣り編。後編は続きから。８キロダブルヒットし
意気揚々のオヤジ。
そして次の投入後にまたすぐにヒット。
今度は周りを見つつうまくドラグを効かせながら回収し
１０キロオーバーをＧＥＴ。
これはエラいことが起こっている・・・
その後は投入するたびに竿がブチ曲がる強烈ヒットが連発、
しかもブリ以外釣れない。
８キロクラスでも小さい位で、おそらく９キロから１０キロがメイン。
デカイのは１２～１３キロあるが、それ以上デカイのがヒットしても
ハリスブチ切れで上がってこない状況。
のんびりやりとりすると今度はサメに仕掛け一式を取られるので
いずれ強引なやりとりとなりますが、もう写真を撮る間もなく釣れまくる。
しかもみなフットなボディーで引きが強烈。
回収して仕掛けを再投入し、血抜きをして周りをキレイにしてると再度ヒットする。
そして絡まないようタイミングを見て回収するという
ルーティーンで、完全に漁師モード。
もはやエサを付ければ釣れるし、デカイとかどうとか関係無く、
安全に回収することが大事。
もう舞いまくり、魚舞や！！！と分けわからなくなる。
そんな調子なので、わずか１時間ちょっとでクーラーが満タン。
本来ブリであれば１３本位入るらしいが、如何せん
１０キロオーバーもいると思われ、わずか８本程度で満杯。
もう終了してもまったく問題無いし、むしろ隣の方は
サメがヒットして危険だし、体力的にも十分ということで終了。
オヤジも結構疲れがありましたが、あとからもっと釣っておけばなぁなんて
後悔の念があってもイヤなのでそのまま釣り続ける。
そして緊急用に持参してた袋に収納。
しっかり血抜きしておけば大丈夫でしょう。。。
そして程なくして袋も満タンに。
とはいえ、ツリドナリン出まくりのオヤジ、
もはや入れ物どうこうではなくさらに釣り続ける。
この頃には反対隣の方も入れ物が無くなり終了。
オヤジはというと、サメが出現したあたりから急激に
釣れなくなったものの、帰る雰囲気も無いのでそのまま継続。
もはや体力のみの問題。
群れも変わったのか、後半は多少サイズが落ちた気もするが、
それでも７キロ前後のブリ。
小さいのは船長に進呈しつつ、さらなる１０キロオーバーのブリを狙います。
そして結構良型だろうと思われるサイズはもう一つ袋を取り出し
キープしていましたが、もはや詰めすぎて袋に穴が・・・
さすがにもうダメだろうと思い、あとは船長に進呈しようと思っていると、
今度は１０キロオーバーのブリが再襲来。
しかも大砲のタマのようなブリブリの良型で、
イグローの魚と入れ替えつつバケツに差し込んでいく。。。
そしてラストには今日一の引き込みを感じ、
ちょうど皆回収した後でしたのでドラグを効かせゆっくり浮かせてくる。
そしてＧＥＴしたのがコレ！！！
分かりづらいがクソデカイ・・・
完全に１０キロオーバーのブリブリのブリ。
これはハリスも切れるだろう・・・
これは凄いと味をしめたオヤジ。
また即投入すると、今度もデカそうなヤツがヒット！！！
これはまた１０キロオーバーだななんてほくそ笑んでいましたが、
また絡みをほどいている間にサメがヒットしたようで、
危うく竿を折るところでした。危ないので糸を切って終了。
オヤジもここで終了かなと思っていましたが、船長の漁もちょうど終了とのこと。
結局オヤジは終始釣り続け、イグロー満タンに袋２つとバケツにもお魚を入れて、
入れ物がどうとかの前に車に積み込みできるのかというレベル。
もう十分過ぎるというか、正直こんなに１０キロオーバー含む
ブリが爆釣するなんて今期イチの釣れ方ではないかな。
もう完全なるプラチナチケットに当たった気分でした。
とはいえ、前回のような大撃沈も当然あるし、ホント０か１００ですわ。
帰りはもうクソ寒くてツラかったが心はホクホク。
しかし港に着いてからが大変。
このクソ重い魚達を何往復もしながら荷下ろし。
さらに車には入れ物が無いので直置きで魚を収納。
オイニーが凄そうだが、これはお歳暮として檀家廻りを想定していたので、
なんとしてもお持ち帰りさせていただく。
帰宅は深夜で家のカギは閉まっていたが、息子をたたき起こして
なんとか魚を車から降ろしたところでこの日は終了。
正直アドレナリンが出まくっていてまだまだ動けそうでしたが、
さすがに次の日のことを考慮し休息。
次の日は息子が学校前に魚を確認したいということで、早朝から整列作業。
これがまた大変・・・
重いし脂たっぷりなのでクサイしで、朝から体力消耗が激しい。
そして車の中も魚汁が滴りエラいことに・・・
これは、妻と娘にハケーンされると危険が危ない・・・
そう思いながら小１時間かけながらようやく整列。
総重量約２００キロ近い過去イチの量。
１匹の重さが違いますからね。
写真では伝わりにくいのが残念だが、１０キロオーバーが８本くらい鎮座。
年１本釣れれば御の字の１０キロオーバーがこんなに釣れるってあるの？
って改めて自分でも思う・・・
全てがデカイのでイマイチ迫力不足なのが悔やまれる。
とはいえせっかくなので個別に計測作業。
今回なんと１２．７キロが最大で、１２．４キロと１２．２キロと１２キロオーバー３本、
１１キロ台４本、１０キロ台３本と、その他多数。
何気に１１キロ台の１本が体高ヤバかった。
ブリって、こんなフォルム？って感じ。こんなん初めて見ましたわ・・・
早々に各所への発送も控えているのでソッコーワタ取りだけ進めますがもう脂ビッチリ。
そしてイワシを喰っているのかオイニーもゴイスー。
手と包丁はベタベタになるし、臭いも凄いしで１０本ほど捌いたところでダウン。
まあ、残り半分はオヤジ家用にいただくのであとはゆっくりと調理。
それにしてもデカすぎでシッポをとっても発送は大変で、これまたうん万円を消費・・・
これはかなりイタかったが、お世話になっていることを
考えるとこれもまた大事ですよね。
少々お休みしたあとに三枚おろしに加工。
１０キロ台ともなると、背側まで脂がのっていて凄い。
しかもトロの部分が多くてこれまたびっくりですわ。
サクとりした断面はどれも完璧。今回は骨もブリ大根にしますので無駄にしません。
普通ならば美味しそうだが、１０本も捌くと脂が凄いとオイニーモゴイスー・・・
この頃には正直見るのもイヤになってくる。
とはいえ息子が刺身を喰いたいということで、少々熟成したかったが早速お刺身に。
皮目の脂はテカテカです。
お刺身はさすがに絶品。
もはや異次元の食味ですわ。
あとは小分けして真空保存の上冷凍に。
―６０℃冷凍庫があるのでこのままお刺身でもいただけます。
晩御飯のあとは１２キロ台を解体。
こうなるとマグロレベルで大変です。
太さもさることながら大砲の玉を超えてミサイルみたいになってるわ。
何気に１２．７キロって、自己最大記録だしね。
三枚おろしにした身はこれまた素晴らしかったです。
こちらは半身だけ冷凍して、残りは正月用にしっかりと血抜きをして洗浄。
乾燥熟成にします。
その他は切り身にして味噌漬けに。
もったいない気もしますが、そんな何本も刺身では食べられませんからね。
もったいないとはいえ、脂がのったブリの焼きはメチャ旨いですよ。
こちらも小分けして冷凍保存です。
ついでに頭も焼いていただきました。
あとは寿司にしゃぶしゃぶの無限ループ。
イヤというほど貪り食ってやりましたわ。
まあ、まだまだ冷凍庫にあるので、来年の今頃まで存分に楽しみます。。。
ブリ丼もかきこみで一気喰い！！！
っということで今年はイマイチの釣果で終わるだろうと思っていたオヤジ。
やはりチャレンジあるのみということを実感したオヤジなのでした。