今日は朝起きたら皇居を走ってみようと思い、昨日は赤坂オフィスに泊まった。
なんだか変な夢を見た。
ボクはかなり若い時から、大人に見られたくて(元々童顔だったのだ・笑)、
髭を伸ばしていた。
その頃はもちろんサラリーマンをやっていて、髭を伸ばすなんていうのは
社会人としてかなり勇気のいる行動だった。
そもそもまだ髭を生やしている人ってそんなにいない時代だったんだよね。
だから、髭はやすのは相当の覚悟がいったのだ。
本当の話だが、髭を剃れと言われたら会社やめてやるくらいの覚悟ではやした。
そうやって生やしていると、時々仕事なんかで出会った髭の人とは必ず、
おっ貴男もですか。みたいな感じで妙な連帯感を持てた。
たいがいは髭生やしている男っていうのは、クリエイター系に多かったのだけど。
そんなこんなで10年以上、ボクの髭はなくてはならぬ、ボクのアイデンティティを示すものとして定着していた。
ところが、夢では、その髭を半分片方だけ剃られてしまう。
極真空手の創始者であり、GOD HAND の大山倍達が若かりし頃、自分を追い込み、カラダとココロを徹底的に強靱にするまでは山から下りないという覚悟で、片方の眉毛を剃ってしまう、という伝説と同じに。
でも、おいおい、俺は山にこもってるんじゃなくて、毎日人に会うんだよぉ。。
とあせって、起きた。
なんちゅう夢だ。
しかもまだ4時。
皇居を走るなら5時半くらいからがいいな、と思っていた。
その頃から走りはじめれば、薄暗い中から始まって終わり頃には朝日が昇ってきて気持ちいいだろうと。
まだ、1時間半もある。
もう一回寝よう。と思ってふとんをかぶったが、なかなか眠れない。
30分くらいふとんの中でぐだぐだやっていたが、意を決して起きることにした。
オフィスは溜池山王、日枝神社のすぐ側にある。
オフィスに泊まった日は、朝起きたら日枝神社に参拝にいって、その場で
階段をかけ登ったり、軽いストレッチをしたりする。
そういう位置関係なので、皇居までは近い。
とはいえ、皇居を走るのは生まれて初めてのことだ。
ちょっとドキドキする。
皇居まで少し強めに歩く。約10分。これでウォーミングアップになる。
タイムを計るのがちょうど良い時間になるまで膝、腰、脚などをストレッチして待つ。
4時35分スタート。
超初心者トライアスロンコミュで知り合ったサトシさんのアドバイス通り、
最初はゆっくりゆっくり走る。飛ばさないで力を抜いてやるくらいがコツ
なのだそうだ。
ジムでトレッドミルというベルトコンベアの様なマシンの上を走っているので大体の自分のスピード加減がわかる。
10分で1キロを走るくらいのかなりゆるめのスピードで走る。
普段がんばって走る時は、6分で1キロ走るくらいだったりするので、これは相当にゆっくりのペースである。
でも、超初心者なので、これでいいのだ。
1キロ、2キロ、3キロ走ったところで、ペースはそのままだし苦しくもない。3キロ地点くらいから登り坂になるが、これもペースを落とさずいける。
意外とイケてる。
思えば、今年の最初。1月にトライアスロンに出場すると決意をして初めて走った時は、井の頭公園一周1.2キロすらまともに走れなかった。
ほんとにこんな体力で、トライアスロンなんてできるのか?
と、むちゃくちゃ不安になったのと同時に、自分の体力のなさ加減に辟易した。
何回か練習しても、自己嫌悪におちいりこそすれ、自信はこれっぽちもわかなかった。
でも、やればできてくるものなんだ。
本当に日々、少しづつの積み重ねでしか、人は変われないものなんだ。
ということを実感する。
4キロ。皇居周辺のちょうど一番高い位置。通常皇居を走る人はここが起点になるらしいのだが、ボクの場合は赤坂からアクセスしてきたので、位置が違う。ここからなら、もうゴールまでのイメージはみえる。
ピッチをあげてみる。
7分で1キロくらいのペースから最後は、6分1キロのペースへ。
最後は下り坂ということもあり、とても快適に走れた。
5時8分。
初の皇居周回ラン。
5キロを33分である。
今のところの練習としては、こんなものだろう。
まだまだだけど、
小さな達成感がある。
よし、気持ちは完全にトライアスロン完走モードに切り替わった。
4月からは、レースまでの約2ヶ月ちょっとを
完全禁酒にする !!
えっ?
なんで今から禁酒にしないかって?
ちょっと未練がましいのだけど、まだまだたくさん飲みながら打ち合わせをする必要もあるので、仕事関係者や、仲間と今月の後3週間くらいで飲み納めをするんですよ (^_^)