ゴールドシップのお尻 posted by (C)M-Kou
2019年に新種牡馬として産駒がデビュー、活躍し始めて早くも半年。
そんなファーストシーズンサイアーとして活躍している新種牡馬の中から
エピファネイア
キズナ
ゴールドシップ
リアルインパクト
の4頭をピックアップして、超簡単に種牡馬考察しておこうと思います
▽ 2019年デビューの新種牡馬の活躍を予想した記事 ▽
--------- 種牡馬考察 2019デビュー種牡馬編 --------
【 エピファネイア 】
※ 2019/11/17時点での成績
[ 勝ち上がり馬の性別 ]
牡馬6頭 牝馬17頭
合計23頭 (現2歳世代血統登録数は157頭)
[ 中央 芝コース距離別成績 ]
1000~1400m [ 7. 5. 5. 24 ] 勝率 17.1% , 複勝率 41.5% (1200m 6勝 , 1400m 1勝)
1401~1800m [ 8. 12. 6. 60 ] 勝率 9.3% , 複勝率 30.2% (1600m 8勝)
1801~2200m [ 8. 5. 4. 16 ] 勝率 24.2% , 複勝率 51.5% (2000m 8勝)
※稍重~不良での勝利は6勝
[ 中央 ダートコース距離別成績 ]
1000~1400m [ 0. 0. 1. 10 ] 勝率 0% , 複勝率 9.1%
1401~1800m [ 1. 1. 0. 12 ] 勝率 7.1% , 複勝率 14.3% (1800m 1勝)
※稍重~不良での勝利は1勝
[ 勝ち上がり馬の配合のポイント ]
⇒ サンデーサイレンスをクロスしていない勝ち上がり馬は現状3頭。
⇒ Nasrullah×Hyperion血脈でしっかり名牝Specialの血を増幅。
⇒ War Admiral×La Troienne血脈やHyperion×Donatello血脈でキャンペンガールを増幅。
⇒ Northern DancerやMr.Prospectorをしっかり補完する。
⇒ スペシャルウィーク≒ダンスインザダークのニアリークロスも面白い。
~ まとめ ~
⇒ シーザリオを増幅する配合が目立つ分、Aureoleの影響か揉まれ弱さがある。
⇒ 根幹距離での成績に比べ、非根幹距離での成績が圧倒的に劣る。
⇒ 牡牝で産駒の活躍に偏りがあり、Roberto系ながら配合の核がシーザリオの増幅に
起因するからか、スペシャルウィーク同様にフィリーサイアーの傾向あり。
⇒ サンデーサイレンスのクロスが悪影響なく、母父キングカメハメハやディープインパクト
で結果が出ており、繁殖の受けは広い。
【 キズナ 】
※ 2019/11/17時点での成績
[ 勝ち上がり馬の性別 ]
牡馬11頭 牝馬11頭
合計22頭 (現2歳世代血統登録数は182頭)
[ 中央 芝コース距離別成績 ]
1000~1400m [ 7. 6. 5. 42 ] 勝率 11.7% , 複勝率 30% (1200m 3勝 , 1400m 4勝)
1401~1800m [ 11. 7. 8. 68 ] 勝率 11.7% , 複勝率 27.7% (1600m 6勝 , 1800m 5勝)
1801~2200m [ 4. 6. 3. 27 ] 勝率 10% , 複勝率 32.5% (2000m 4勝)
※稍重~不良での勝利は9勝
[ 中央 ダートコース距離別成績 ]
1000~1400m [ 0. 1. 1. 8 ] 勝率 0% , 複勝率 20%
1401~1800m [ 4. 2. 2. 16 ] 勝率 16.7% , 複勝率 33.3% (1700m 2勝 , 1800m 2勝)
※稍重~不良での勝利は3勝
[ 勝ち上がり馬の配合のポイント ]
⇒ サンデーサイレンスをクロスした馬の勝ち上がりは現状1頭のみ。
⇒ 父ディープインパクト同様にNorthern DancerやMr.Prospectorをしっかり補完する。
⇒ 父ディープインパクトと好相性血脈(データは少し古いですが)大半がそのまま有効。
Nureyev、ファルブラヴ、Nijinsky、Deputy Minister~フレンチ~クロフネ、Danzig~デインヒル
ダンシングブレーヴ、Be My Guest、Unbridled's Song、War Relic~In Reality、Blushing Groom
Lyphard、Glorious Song、Mr.Prospector等
~ まとめ ~
⇒ 産駒数は多いが、ノーザン系の馬が少ない中で優秀な勝ち上がり頭数を記録中。
⇒ 牡牝で産駒の活躍の偏りはないが、重賞勝ちは今のところ牡馬のみ。
⇒ キズナ同様渋った馬場を苦にしない産駒が多く、地方ダート重賞を勝った産駒が
出た様にパワー兼備。
⇒ 今後距離が延びてどの様な成績となっていくかは注視が必要。
【 ゴールドシップ 】
※ 2019/11/17時点での成績
[ 勝ち上がり馬の性別 ]
牡馬5頭 牝馬3頭
合計8頭 (現2歳世代血統登録数は78頭)
[ 中央 芝コース距離別成績 ]
1000~1400m [ 1. 1. 1. 7 ] 勝率 10% , 複勝率 30% (1000m 1勝)
1401~1800m [ 4. 5. 8. 32 ] 勝率 8.2% , 複勝率 34.7% (1600m 1勝 , 1800m 3勝)
1801~2200m [ 2. 0. 2. 13 ] 勝率 11.8% , 複勝率 23.5% (2000m 2勝)
※稍重~不良での勝利は2勝
[ 中央 ダートコース距離別成績 ]
1000~1400m [ 1. 0. 1. 3 ] 勝率 20% , 複勝率 40% (1400m 1勝)
1401~1800m [ 1. 0. 0. 9 ] 勝率 10% , 複勝率 10% (1800m 1勝)
※稍重~不良での勝利は1勝
[ 勝ち上がり馬の配合のポイント ]
⇒ サンデーサイレンスをクロスした馬の勝ち上がりは現状1頭のみ。
その1頭が重賞勝ち馬ブラックホールでステイゴールド≒ブルーリッジリバーの
2×2のニアリークロスなので、一概に良し悪しの判断は現状しにくい。
⇒ 米血要素(Raise a Native~ミスプロ等)を組み込んだり、Haloをクロスしてスピードを補う。
⇒ Nasrullah×Hyperion血脈でしっかり名牝ダイナサッシュの血を増幅。
⇒ 父父ステイゴールドの好相性血脈や血統的に近いオルフェーヴル産駒の配合を応用可能。
⇒ ダート馬を狙うならRobertoのクロスを狙うのも面白い。
~ まとめ ~
⇒ 産駒数が少ない中、重賞勝ち馬を出し産駒勝利数も増え出している。
⇒ 現状、牡牝で産駒の活躍の偏りはないが、重賞勝ちは今のところ牡馬のみ。
⇒ ゴールドシップ同様渋った馬場を苦にしないパワータイプ産駒が多い。
⇒ 芝1000mを勝った産駒も居るが、勝ち鞍は中距離以上が大半。
⇒ やはりというか、遺伝力というか気性的に難しい馬が多い。
【 リアルインパクト 】
※ 2019/11/17時点での成績
[ 勝ち上がり馬の性別 ]
牡馬5頭 牝馬4頭
合計9頭 (現2歳世代血統登録数は92頭)
[ 中央 芝コース距離別成績 ]
1000~1400m [ 7. 8. 4. 35 ] 勝率 13.0% , 複勝率 35.2% (1200m 3勝 , 1400m 4勝)
1401~1800m [ 3. 5. 4. 24 ] 勝率 8.3% , 複勝率 33.3% (1600m 2勝 , 1800m 1勝)
1801~2200m [ 0. 0. 0. 1 ] 勝率 0% , 複勝率 0%
※稍重~不良での勝利は4勝
[ 中央 ダートコース距離別成績 ]
1000~1400m [ 1. 0. 0. 7 ] 勝率 13% , 複勝率 13% (1400m 1勝)
1401~1800m [ 0. 0. 1. 4 ] 勝率 0% , 複勝率 2%
※稍重~不良での勝利は無し
[ 勝ち上がり馬の配合のポイント ]
⇒ サンデーサイレンスをクロスした馬の勝ち上がりは現状なし。
⇒ 父ディープインパクト同様にNorthern DancerやMr.Prospectorをしっかり補完する。
⇒ 父ディープインパクトと好相性血脈(データは少し古いですが)大半がそのまま有効。
Nureyev、Storm Cat、Nijinsky、Deputy Minister~フレンチ~クロフネ、Danzig~デインヒル
ダンシングブレーヴ、Be My Guest、Unbridled's Song、War Relic~In Reality、Blushing Groom
Lyphard、ファルブラヴ、Glorious Song、Damascus、Mr.Prospector等
~ まとめ ~
⇒ 産駒数が少ない中、OPクラスの馬が2頭出現し、健闘していると言える。
⇒ 牡牝で産駒の活躍の偏りはないが、2勝以上挙げているのは今のところ牡馬のみ。
⇒ ディープインパクトに比べると渋った馬場を苦にしないパワフルな産駒が多いが
ダートでは現状成績は奮ってはいない。
⇒ リアルインパクト同様に1400~1600mを主戦とする産駒が多い。
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例年やっている種牡馬考察の様に血統表貼ったり、細かく配合の事を
書いたりせずに手抜き感満載ですが、大半が
父や似た血統馬の応用が現状出来る
ので、こんな感じになっちゃいました
エピファネイアに関しても芝馬狙うならシンボリクリスエスの部分をアウトとして
見据えてシーザリオの部分を増幅するかが鍵かなという感じでございます。
ディープインパクト、キングカメハメハが亡くなり、ロードカナロアやオルフェーヴル
そしてこの2019年デビュー以降の種牡馬が今後の競馬界を引っ張って行く存在に
なるので、傾向を追いつつPOG等でも上手にお付き合いしていきたいもんです
では、今回はこんなところで
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