午後の紅茶を一年で365本消費する自由人 -23ページ目

真っ赤な花火(1)

梅雨が終わり。
いよいよ…夏が来た。
私の体も熱さで溶けそうだった。

『熱いね。クーラーきかないや』

彼は根っからの暑がりで、この季節口癖の様に言っていた。

私は相変わらず…アパートのクーラーの下で生活をしていた。

暑い夏は嫌いな私。
元々肌が黒いから日焼けしたら…直ぐに黒くなる。

この前…彼と会った時背中に変な模様があるよって言われた。
結構気にしてる模様でアザではない。

実は遺伝の皮膚病がある。
父も…祖父も…叔母も…妹も…夏に汗をかくと良く出るアセモみたいなものかな?

だから…夏は嫌い。
昔からある皮膚病だから以外にコンプレックスだったりもする。

今までに自分を可愛いなんて思ったことは無い。

コンプレックスの固まりだから、片方の目は一重。
口の斜め上には、大きいホクロがある。

だから何時も下を向いている。

皆可愛いよって言ってくれるが…自分自身はこの顔が嫌いだ。

だから…結婚する前からデートは何時もよるが多かった。

彼に中身はさらけだせたが…外見はなかなか見せる勇気がない。

まだ会う約束なんてしてないのに。

夏だからかな?
夜になると…冒険したい気持ちが出てきていた。

今の所。
彼には全く会う気は無かった。

消せない声(6)

この頃ロンドンハーツって言う番組でブラックメールって言う企画があり…メールで騙される企画が合って…

どうやら…私の声が彼の知人にそっくりで騙されてると思ったみたいよ。
失礼しちゃうよね。

でもね。
貴方の声を始めて耳にしたよ。
優しい声だったよ。
言葉で交わすのはメールより凄い。

入院の話。
彼とは、私とは、改めての自己紹介。

この電話を切っ掛けで…電話とメールをする毎日。
携帯代…お互い凄かったとおもう。

昔の恋の話は一番盛り上がった。
以外とお互い遊んでた。
で…
意気投合。

何も隠さず話した。
私も、やっと今までの人生を全部吐き出せた気がした。
で…彼が言ってくれた
『過去は過去だよ。だから今の○○○がいるんだよ』

『俺もそうだけどね』
笑いながら言ってくれた。
自分を始めて認めてくれた人がいたと思った。
まだまだ遊び人って感覚は抜けないが。
本当好い人。

メールで貴方を見つけて3ヶ月以上たつ。
メールして…
顔見て…
声聞けて…
お互い全部を話て…

信じられないくらい早いスピードで月日がたった。
でも…私が人生で三度目の奇跡がもう始まって居たとは。
結婚。
出産。
そして…三度は…貴方に出会え、そして此から何が起きるか解らないが…

心に残る貴方の声を…一生胸に刻んで生きて行くなんて。想像もしていなかった。

消せない声(5)

私も…表面ではメールが入って来ない事に悩んだが…内面ではどうだっただろう??

この時…本当に気になるって訳じゃ無かったし。
好い人だと思ったが…遊んでそうだし。

だから…入院中一度もメールしなかったんだね。

お互いまだまだ…近づいて居なかったあの頃今思えば…笑っちゃうよね。
こんなにも…愛しい人になったんだから。

奇跡とは…直ぐ近くに有るものなのかな?

『ねぇ…。話さない?』

彼から電話番号を聞かれた。
物凄いドキドキ。
でも…話して見たかった。
どんな声してるのか…どんな笑い声するのか…聞きたくて。

『いいよ。090‐××××‐××××。
今は実家だから…出たらメールするね』

何時もより…少し早めに実家を出ようとした。
彼は私の声聴きたいのかな?
もっと…仲良くしたいと思ってるのかな?

そんな事を抱きながら…エンジンをかけた。
『家を出たよ。』

直ぐに電話が掛かってきた。

『もしもし。』
『○○○ちゃん?』
『そうです。こんにちは。』

こんな感じだったかな?
お互いよそよそしい話し方で…。
彼なんて今でもハッキリ覚えてるぐらいに…
『本当に?これブラックメールじゃない?』だって…