午後の紅茶を一年で365本消費する自由人 -13ページ目

戸惑い(1)

夜になり…旦那も帰宅。
友達も…集まり。

『乾杯。○○○一歳おめでとう』

部屋中にお祝いの言葉が飛び交った。

訳も解らずに娘は皆の真似をして…笑顔で手をたたいた。

まだ食べ物とは言えない。
柔らかい食べ物を…美味しそうに食べていた。
貰ったプレゼントを早くもなめたり。

可愛い。

無邪気な娘。
毎年貴方の誕生日は大勢でお祝いしてあげるからね。

貴方に…ママ見たいに素敵な人が現れて…素敵な誕生日を迎える日が来る間で…。

いくらお昼寝をしたからと言ってもまだまだ赤ちゃん。

9時過ぎには寝てしまい。
起こさない様にと…誕生会はお開き。

皆も帰って行った。

後片付けをし、お風呂に入り。
布団に潜り込んだのは…11時頃だった。

後から旦那も布団に入り。

『大きくなったな。
もう一歳だよ』

など…旦那がつぶやいていた。

『そうだね。早いね。初めは大変だったが…今は楽になったしね』
疲れもあって…私は旦那に背を向け眠りはいりそうだった。

旦那が何話をしていた気がしたが…

もう…何を言っているのか解らずに夢の中に入って行った。

携帯電話(6)

もし。
旦那より先に彼と出会っていたら。

付き合っていただろうか?

結婚していただろうか?

現実離れの考えも。
今の私の活力源なのかもしれない。

彼が居るから…毎日が楽しい。
彼が居るから…旦那とも上手くやってる。
彼がいるから…子育ても頑張れる。

21年間生きて来て。こんな気持ちになれる、前向きな考えに指せてくれたのは彼のおかげ、なのかも知れない。

短い時間だったが…もう帰らないと。
誕生会の準備が出来ない。

彼も会社に戻る時間。娘を真ん中に三人で手を繋ぎ駐車場に戻って来た。

『バイバイ。』
車に乗り…窓から手を降った。

車を走らせ…五分もたたないうちに、娘は寝た。
いっぱい歩いて疲れたんだね。

『可愛いね。泣かれるかと思った』
途中彼から電話がかかってきた。

彼も想像では絶対に泣かれると思っていたみたい。

『私の子よ…。ママが好きな人くらい解るのよ』

と私が言うと…彼は笑った。

ホントに解ってたのかもよ。
顔は見たことないが…毎日の様に彼の声が携帯電話から…聞こえて来るんだもん。

彼女の耳にもきっと入っていたんじゃないかな?

それに…彼を思う私の態度だって、きっと感じていたかも。

きっとそうだと信じて。

携帯電話(5)

彼は興味津々で窓から娘をのぞいた。

『超…似てる。そっくり』

娘も初めて見る人に目を丸くして見ていた。
『此が私の娘です』
私は自慢げに紹介した。

三人で公園の中に入っていった。

誰が見たって夫婦に見えていただろう。

ベンチに座り。
1人で歩く娘を彼はじっと見つめていた。

その時彼は何を思って居たのかな?
自分にも…この時が来るのかな?
…と思っていたのかな?

きっと貴方に子供が出来たら、目はクッキリと大きな目をしているのかな?

髪は少し癖なんて入ってたり。

娘を見る彼を見ながら私はそう考えていた。
すると急に彼が立ち上がり。
娘に近づいた。

『○○○ちゃん』

娘は少し警戒しながら、立ち止まった。

彼もどう接して良いのか解らず。

ぎこちない手つきで…娘に手を出した。

彼の大きな指を娘がつかんだ。

たいがい子供は知らない人を見ると…泣き出す。

なのに…彼の手を握り一緒に歩いてるじゃない。

私も驚いた。
私の弟にだって…顔見たらまだ泣いているのに…。

彼は本当に子供が好きなんだね。
良く言うよね。
子供が好きな人には…ちゃんと子供から寄ってくる。

二人で歩く姿を見て。一瞬想像した。

此が本当の家族だったら…。