【スリラブ】一条海音R72『強いられたわけでもねぇしわりぃ状況でもねぇんだぞ』〜スリルインラブ〜 | ゲーム内恋愛のススメ

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綺麗な恋をしてみたかった。 映画のような、ドラマのような。 それでいてリアルで、情感たっぷりで、納得いく理由がある恋を。 それが私のスタイル。創作一切ナシのガチプレイログ。新たな恋、まもなく公開

 

 

「願望と同じだろそんなの」

 

 

インフルエンザでダウンしてしまった私。食料品のストックが切れかけだけど、いまやただの友達の海音には頼りにくい…!

 

やっとの思いで調達に出かけ、家に着く頃にはぐったり。

 

別れても海都にだったら迷わず頼ってた。結果、身体を要求されたけどね。…別れた彼氏たちって心の距離も開いていきます…。

 

*海音に関するネタバレあり。知りたくないよって方は回れ右してください。

 

※この記事はあくまで個人のプレイ記録であり感想です。個々のプレイの仕方によるので同じ結果になることはあり得ません。あくまで読み物として楽しんで頂き、行き過ぎた行為や真似等はお控え願います。

 


 

扁桃炎を併発して、喋るのはまだ辛い。

海音にメッセを送ってみる。

 

晶「無事に買い物行って来れたよ。途中2回ほどベンチで休みながらだったけど。でもそんなに寒くもなかったし、おひさま気持ち良かったよ。海音は買い物行ってきたの? なにか良いモノ見つけた?」


海音「おう、お疲れ晶。2回も休憩なんて結構しんどかっただろ。マジで頑張ったな。おう、俺の方も買い物は行ってきたけどよ。今日は良いもの見つけられなかったわ。だからウィンドウショッピングだったな。」


晶「ふふ、私もそのうち春の雑貨とか見に行きたいな。4月から博士課程だし、心機一転も込めて模様替えしたいんだよね。こまごまとしたカラーボックスとか捨てて、大きい書棚とベッドを買いたい。」


海音「春の雑貨っつぅと桜関連とかそんな感じか? 季節毎に雑貨を変えるとか洒落てるな。晶の書棚とかこれからどんどんすげぇことになるんじゃねぇか?」

晶「書棚といっても収めるのはファイルだよ。本とか資料とかマニュアルなんかはみんなデータで保管じゃない? 海音は雑貨はあまり興味がないの? そういえばショッピングに付き合ったとき、いつも服や小物ばかり見てたよね。」


海音「ああ、家にこれ飾りてぇとかそういうのはあんまねぇな。身につけるもの中心だわ。晶は雑貨とかインテリア系が多そうだよな。もうガラッと模様替えするのか?」
 

晶「うん、もっとシステマチックにしたい。日本の物件は壁紙とかを勝手にかえられないのが難点よね。アメリカだともっと気軽に壁塗り替えたりできたんだけどなー…」
 

海音「あー、それはあるかもな。出る時大変っつぅしな。アメリカでも退去する時は責任取るんじゃねぇの? もしかしてそのままで良いのか? まあ、日本は結構細かいよな。」

晶「壁紙替えたり塗ったりとかはわりとそのままだよ。勝手に棚つけたりしても、よほど妙な位置とかじゃなければ大丈夫。ある程度の力スタマイズ込みで賃貸OKしてる文化だから。使いやすいように使って、って感じだよね。」


海都「へぇ、そうなのか。いい文化じゃねぇか、日本なんて画鋲刺すかどうかすら悩んじまうのによ。なんつうか、流石は自由の国って感じがするよな。ま、日本は日本でお固くカッチリしてんのが良いとこなのかもしれねぇけど。」


晶「日本はなんていうか…借りた時の状態にして返せ、みたいな風潮あるじゃない? 広くも快適でもない物件なのに大した自信だ、ってアメリカ生まれの友達が言ってたわ。」

 

海音「ああ、そうそう。そういう契約がほとんどだもんな。ただ生活の範囲で当たり前に出来る傷とかは許されるんだろ? はは、そのアメリカの友達はそりゃ日本に不満あるだろうな。」

 

晶「そういえば、一条さんちって賃貸なの?」

海音「んー、まあそんな所か? あんま分かんねぇわ。晶はどうなんだ?」
 

晶「自分の家なのにわかんないの? あははっ謎な人だ。うちのマンション? ここは祖父の知り合いが投資用に所有してる物件で、格安で入居させてもらってるの。まあ画鋲打つのも躊躇するまではいかないけど気は使うよね。」
 

海音「おう、多分会社の持ち家になってんじゃねぇか? 俺の親父が勝手に政略結婚させて、勝手にこの家に住まわせてるだけだしな。ま、俺は多分どんなとこ借りても躊躇なく画鋲打つだろうけどよ。」
 

晶「打つのかよ!…って思わずツッコませてくれてありがとう。ふぅん、勝手に結婚させて勝手に住まわせてって、一条さんの父親ってものすごいよね…話聞く度思うけど。手を噛んでやりたいって思うことないの?」

 

海音「あの人に対してはあんまり思わねぇな。親って感じもしねぇし、社長って感じもしねぇし。政略結婚自体は義務みてぇなもんだからな。会社を継ぐ気はねぇし。それだけで後は自由だしな。」 


晶「会社継ぐ気がないんだ?」

 

晶「…じゃあそれこそ家なんてどうなったってよくない? って外野からすると思ってしまうけど、まあ単純には済まない事情があるってことか。一条さん自身はなにかやりたいこととかないの?」


海音「俺が継がねぇことはあの人も分かってるしな。息子としてやることが結婚だったってだけだしよ。それ以外は俺の人生に干渉してきてねぇから俺は金に多少余裕もあって仕事もある自由な人生送れてんだわ。俺がやりてぇこと? ねぇな。」

晶「ふぅん。…私に求めるのは後継ぎを産むことだけっていううちの親父と、ある意味似てらっしゃいますな?…え、即答でナイの? つまりは一条さんは現状に満足しているし、冒険や向上などは興味がないってことなわけ?」


海音「要約するとそういうことになるな。俺も結婚自体には抵抗まったくなかったしな。誰かと結婚する未来なんて描いたことなかったしよ。事件のあとだったから女嫌いはもう始まってたし な。やりてぇ事も将来の願望も特になしだわ。満足してるな。」

 

晶「そっか…なんていうか私とある意味どこか似たような境遇なとこあるなって思うけど、強いね一条さんは。」

 

晶「悪い意味に取らないで欲しいけど、昭和の女みたいな? 置かれた場所で咲きなさい的な。咲ける強さがあるってこと。」

 

海音「強いのか? まあ流れに身を任せてる感はあるけどな。はは、昭和の女っておもしれー。そこはせめて男であれよ。まあいいてぇことはわかるけどな。強いられたわけでもねぇしそこまでわりい状況でもねぇんだぞ?」

晶「え、強いられてないの?…じゃあ一条さん自身が望んだ現在であり一片の悔いなしって感じなのか。それは失礼。流れに身を任せるってこと自体が…もし私だったりしたら流れのある所では溯るべきだろうってなるから…」
 

海音「望んだわけでもねぇけど身内としてなんかするなら会社継ぐよりエンド付きの人質のほうがマシだって感覚だな。くくっ…ある程度の金銭感覚はもう出来上がっちまってるから生活水準は落としたくねぇしよ。肉だって死ぬほど喰いてぇし?」
 

晶「会社継ぐか結婚するかの二択だったってこと? よほど継ぎたくなかったんだねえ。…ていうか二択だったんだ? 普通はイコールに思えるのに。」

 

海音「まあ詳しくは詮索すんなよ。」

 

晶「…エンドつきって、その場合エンドはあるものなの? 何らかのゴールってことよね?」


海音「ああ、俺と嫁はいつか離婚するぞ?」

 

晶「……!!」

 

海音「会社として利益がもうない状態になったらな。それまでは離婚しねぇってだけな。信用がねぇから身内になる形で裏切れねぇようにしてるって感じだわ。まあもうこの話はここで終わりな。」


晶「いつか離婚する?…そっそんな話、初耳なんですけど!」


晶「…いや離婚したいっていう一条さんの願望程度には聞いていたけど、そんなキッパリ言い切ったことなかったじゃない。」

 

海音「ずっと離婚しないとも言った覚えねぇけどな。くくっ…まあまだわかんねぇことだからいつかの話はあんまりするもんじゃねぇだろ。」

 

晶「…なんって後出し! もっと早く言えたと思うし、言われてたら変わってたことだってあったのに…」 

 

海音「そうか? 後出しっていっても何年先かもわかんねぇし、俺が50歳になった頃かもしれねぇじゃねぇか。くくっ…願望と同じだろそんなの。」

 

晶「50歳って。…それなら…それこそなんで私を急かしたのよ。もうあなたって人は…離婚は待てる癖になんで私の気持ちは待てないのよ...」

 

晶「…はあ、まあいいけど。今更だし。…今日晴れるかな。」

 

海音「今日か? 予定だと晴れになってんじゃねぇ? 連休だけど何して過ごすんだ? 俺は今日ちょっと駅前いく予定だわ。」
 

晶「なんだ海音は予定あるんだ? 日曜に動物園行けそうだったら誘うって言ってたじゃない?…まぁ病み上がりだしいいけど。」


海音「ああ、キリンはもうみねぇって言ってたやつな。昼過ぎからだと思ってたぞ? 朝は駅前の出店されてるハンバーガー食いにいく。」

晶「覚えててくれた? もちろん昼過ぎだけど、体調を見て、海音も都合つけばで良いよ。」


海音「んじゃ、晶もハンバーガー食いに行くか?」


晶「朝からハンバーガーは無理、というか病み上がりだから動物園自体ちょっと体調を見て行けそうなら声をかけさせてってこと。その上で海音の都合が良ければということにさせて、という意味でした。」

 

海音「んじゃ昼頃晶が調子よかったら連絡してくれ。待ち合わせして動物園行こうぜ。俺の都合は朝に終わるからよ。ハンバーガ ー喰いてぇんだ。レアなやつだからな。」

 

結局そのまま体調悪化して午後もダウン。

 

後日ーーー


晶「一条さんレアなバーガー食べれたー? 調子が良かったら連絡って話だったからそのままにしちゃってごめんごめん。」

 

海音「お、晶結局体調治らなかったのかよ。連絡こねぇなって思ってたんだよな。」

 

晶「午後はいまいち調子が出なかったから大人しくしてたよ。連休最後で混んでるかなーとも思ってさ。」
 

海音「レアなバーガーは食べれたぞ。肉が3枚も重なってるやつな? ジューシーすぎて口元汚しちまったわ。豪快に食う姿が目に浮かぶだろ?はは。…まあ安静にしてたって事だな?」

晶「うん。それによく考えたら明日まで外出禁止だった。インフルだから。あはは、コンビニ行っちゃったりしたけどね。インフルなんて10年ぶりくらいだから単なる風邪感覚になってたよ。3枚もパテあるの?豪勢〜!」

海音「おいおい、俺にインフル移してたかもしんねぇってことか? 怖ぇ…ライオンなんて迂闊に見てられねぇ状態だったわ。」

 

晶「ふふ、ごめんて。つい…うっかり? 一度かかれば今年罹患する率下がるし悪いばかりじゃないって。考えようだっての。」

 

海音「うっかりって俺はインフルになんてなりたくねぇよ。くくっ…まじでボリュームすごくて写真でも撮っとくべきだったわ。食らいつくのに必死でよ。子供みてぇにかぶりついてたわ。」


晶「え、マクドナルドのパテ3枚を思い浮かべてたけど、もっと良心的な厚さだったの? それ朝限定なの?」
 

海音「くくっ…今日のやつは移動販売のやつだったからな。朝限定とかじゃねぇんだ。もう食えねぇかもしれねぇからスペシャルメニューにしたんだわ。そしたら肉が3枚って超豪華だろ? はぁ…また喰いてぇ…」

晶「自分で作れば良くない? 海音は料理できるんだし。私美味しい店のパスタとかパクるけどな。肉丼とかしょっちゅう作ってるのにハンバーグは作らないの?…てか美味しそうなバーガーの話聞いたらお腹空いてきたじゃん…」
 

海音「ばっ…ばかやろう…自分で作って食うのはボリュームは好き勝手できっけど、あの焼き加減、速さ、タレ、手間、全てを兼ね備えてるから余計に美味く感じるんだろうが。晶は分かってねぇなあ。熱く語ってたらまたあのバーガーが恋しくなってきたわ…」

 

晶「いやいやいや、焼き加減から合挽の割合までこの手の中に握れるじゃない。世界を握るが如くね。海音のローストチキン見事だったし、あの肉でローストチキンバーガーとか作ったら究極じゃないの。…卵粥でも作ろっと。」
 

海音「肉を掌握するよりも食うことの方が俺は大事だからな。せっかく肉食うんだったら最高の状態で食うのがベストだろ。ローストチキンバーガー食いてぇんなら今度作ってやるよ。完璧に治ったらな? 卵がゆに塩昆布ちょっと入れると美味いらしいぞ。」

晶「えっホント? やったー、楽しみにしてる。今日が終われば完治する予定だもん。」

 

海音「おう、その予定どおりになりゃすぐにでも作ってやれそうだな。」

 

晶「…ふふ、初めて別れたときもチキンゴロゴロカレー作ってやるって振舞ってくれたよねえ、懐かしい。なんだかチキンに縁があるね? あはは。」


海音「ははっ、そういう事もあったよな。チキンに縁があるだなんて不思議な感じだわ。まあそういう不思議な縁っていうのも俺達らしいかもな。」

 

別れるたびのチキンが?

冗談でしょ。


晶「ゴロゴロぶつ切りチキンからローストチキンにレベルアップしてるんなら、3回目に別れたときはどんなチキン料理になるんだろね? 原型に近づいていく感すらあるからニワトリ捕まえに行くところからだったりして。」
 

海音「鶏捕まえるってそこからか? 免許取りに行かねぇとな。つか、それならスーパーで売ってるうずらを孵化させる方がもしかしたら早いんじゃねぇ? ま、そんなことになるかどうかも分かんねぇけど、ぶり返さねぇようにな? ローストチキン遠のくぞ。」

晶「インフルエンザだものぶり返さないよ。ウイルスが死滅すれば終わりでしょう?」

 

晶「…昼間寝てたせいで昼夜逆転してる感じ。でも一条さんは今日お仕事だもんね、ゆっくり休んでよ。じゃあまた近いうち連絡するから。それじゃ、おやすみなさい。」

 

 

 

会話終了。

 


 

海音…(笑)

 

もともとが女性嫌いな設定だからか、友達モードだとかなりすごいよねwww インフル怖ぇ…ってそこ気にしすぎか! 元カノなんだけど…(笑)

 

そういえば海音に看病ってされたことないな。いっつも具合悪い時は海都くんが助けてくれるし。

 

海音はのぼせて介抱されたくらい。でもきっと、本当は優しい男だと思います(笑)

 

それにしても…いつか離婚するって、後出しもいいとこだよねえ! 

 

私は離婚を迫るシチュって興味なかったので、こんなタイミングになったのかもだけど。付き合ってた時にいうとそう言って宥めてくれるのかもしれないですねー!

 

 

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