「車降りてでもこっち来れば？」
俺を一番愛せないのなら別れる、と海音に再び三行半を突きつけられた私。2023年最後の日の出を観に行こうとドライブに連れ出されます。
海都を選ぶ、と決意だけは固めていたくせに、いざ失うと愛していた事にも気づいてしまい、気分は乱降下気味。
とりあえず自宅へも戻れない以上、海都に報告がてら、今日の宿をお願いしなくては…。
※この記事はあくまで個人のプレイ記録であり感想です。個々のプレイの仕方によるので同じ結果になることはあり得ません。あくまで読み物として楽しんで頂き、行き過ぎた行為や真似等はお控え願います。
ベンツの助手席で海都にメッセを打つ。
晶「海都くん、海都様、起きてらっしゃいますかー？」
晶「…お願い！ 元旦じゃなく、明日から泊めてー！大晦日から！…年越しそばでもなんでも作るから！お願い！…彼氏と別れた。」
海都「ん？ふふ、別れたのか。昨日怒らせたとか言ってたもんな。別に泊まるのはいいよ。晶も困ってるんだろうし。それにしても年末に別れ話って悲惨だな。ふふ、浮気したツケがきたのかもな。大丈夫か？今日は？」
晶「浮気って海都から？海都に？…別に悲惨じゃないよ。また妹分に戻れてそれはそれで楽しいし。海都に後ろめたい思いしなくていいし。海都に全力でいけるし。泣き顔なんか見れないですよー、残念賞。…助かる、ありがと。」
海都「そんなの決まってるじゃん。浮気嫌いの俺に対して浮気したからそのツケ。これで解禁だな？好きな時に抱けないし、胸揉んでも寝るし。裸の晶は夢でしか現れないんだよな。欲求不満でどうにかなりそうだったし。ま、元気ならいいよ。」
晶「…もしまた付き合うようなことがあれば、しないよ。少なくとも、しそうになったらする前に言うだろうし。兄貴も同じくで、自分だけ見れないなら付き合わないって言ってるから、今後私は浮気することはないね。」
海都「ん、経験を糧に晶が成長したって事だな。ふふ、いつか俺が前向きな気持ちで晶と向き合いたくなったらその時は今聞いた言葉も信じるよ。それにしても今はどこにいるんだ？ まだ一緒にいるのか？」
晶「初日の出を見にいく約束を前倒ししよって言われてドライブ中。別にもう彼氏じゃなくて友達なんだし、別にいいよねそれは？ 海都だって私の彼氏じゃないんだもの。また嘘つきとか言わないでよ？ 嘘ついてないし。」
海都「あはは、根に持ってるな。もう言わないって。あの時拗ねたので手打ちだろ？ ん…ちょっと俺にやつあたりか？ 笑わせてやるから車降りてでもこっちに来れば？ 今俺に会いたいんじゃないか？ふふ。」
わあ。
これ会いたいの海都のほうなくせに。
晶「せっかく兄貴が最後に連れてってくれるって言ってるのに、さすがにそれは。彼を選んであげられなかったんだし、今夜くらい許して。日の出見たらすぐに行くから。待ってて ね海都。早く会いたい。明日から一緒で嬉しい。」
海都「ふふ、同情？優しいじゃん。優しさの分散も晶はできるのか。誕生日を俺が祝ってあげられるのは嬉しいよ。2023年は晶にとってどんな年だった？ 俺はそうだなー…色が付いたような年だったよ。」
晶「優しさの分散て、それ嫌味だし怒ってるよね。嘘つくことも出来たのに正直に言った。そこを評価してよ。今年？素直に言うなら、いろいろなものをへし折られたような一年、かな。来年はどんな一年にしたいの海都は？」
海都「怒ってないって。色んな制限つけられてたのがなくなって気分いいよ。晶も罪の意識が消えるじゃん。俺か？そうだな。まだ知らない色を足して新たな色でも作っていけたらいいなと思ってるよ。ふふ、晶は骨折レベルか？」
晶「骨折というかプレス機でへし折られたみたいな。…知らない色を足す？」
晶「…ねぇ海都それなんの喩え？ 色がついたようなって私とのこと比喩ってくれてるんじゃないの？ なら新しい色って、他の女にも出会いたいってこと？ イヤ…」
海都「あはは、ちょっとそれはマイナス思考になりすぎじゃないか？ ネガティブ晶だな。想像力がありすぎだしプラスならいいけど。プレス機で潰されたって方が正しいんじゃ？ふふ、胸がペたんこにならなくてよかったよ。」
晶「なんか誤魔化された…まぁいいや、私は来年は彼氏二年生の海都を見る年にしたい。お互いそんな気持ちになれたらいいよね…余計な出会いとか寄り道とかなく。んん…眠い。このベンツのタイヤ吸い付く乗り心地が…」
海都「まあそうやって俺の事で頭いっぱいにしてればいいじゃん。どうせ晶は俺を頭から追い出せないんだしな。晶の来年も俺で頭いっぱいにさせるっていうことだよな？ ふふ、可愛いじゃん。ん、まだ寝るなって。俺眠たくない。」
晶「うん、寝ない。だって今日はこのまま海都の元へ行きたいから。…いいでしょ？」
晶「…海都欲張りでズルい。私だって、そういうの言ってみたいなぁ…どうせ海都は私を頭から追い出せないんだしね、とか…うわぁ上から過ぎ…」
海都「ふふ、俺も寝ずに晶が来るのでも待ってようかな。ん？ 俺そんなに欲張りか？ いいじゃん、元々何も持ってないような男なんだから欲張りでもな。あはは、晶が言うと頑張ってる感じがする。まあ、裸の晶はいつも頭にはいるけどな？」
晶「…裸裸って何なのよ今夜は。意識してセフレ感を強調しなくても、彼氏と別れたからすぐヨリ戻してなんて言わないよ。妙な牽制しないで頂戴。私の身体だけが目当てなの、ひどい…みたいなこと言わせる展開にしたいの？」
海都「今日は随分やつあたりしてくるじゃん。いつもは裸の晶って言っても流すか恥ずかしがってくれるのにな。俺は笑わせてやりたいだけなんだけど。早く来いよ、嫌なことは寝て忘れた方がいいだろ。一緒に寝よう。」
晶「いつもは ”裸の”なんて枕詞つけたりしないじゃない…なによその ”鋼の”みたいな称号…ていうか、夢とか脳内にいるのその私？」
海都「ふふ、名古屋のホテルで裸のっていったら笑ってくれたんだけどな。残念だ。ああ、たまに結構いるけど今日はいないな。効果が薄れてきてるから早く来いよ。鋼の晶ってなんか強そうだな。あはは。」
晶「錬金術師みたいだからやめて…名古屋のホテルで？私笑ってた？…そっかごめん。余裕…ないのかも。もうすぐ夜明けだと思うんだけど…冬だと遅いのかな、まだ真っ暗だ。」
海都「鋼の錬金術師って確か漫画あったな。見たことないけど。笑ってたよ。銀行員のおばさんたちが裸の晶を想像してるかもなって言ったら恥ずかしがってたよ。まあ笑う余裕がない時もあるよな。見る場所にもよるけど。冬の夜明けは5時とかじゃないか？」
晶「それは裸の私が恥ずかしいんじゃなくて、それを想像するおばさんの脳内に再生されてるだろうってことが恥ずかしかったわけ。そして銀行員のおばさんたちが私と海都の濡れ場を想像するだろうと考え至る海都にもだよ…」
海都「はは、でも晶が恥ずかしがって雰囲気が柔らかくなってたのは確かじゃん。ピリついてるから笑わせようと思ったんだよ。なあ、まだ来ないのか？もう俺は眠たいし迎え行ってやろうか？」
急かすなあ。海都。
珍しいしきゅんきゅんする。
晶「…眠ってていいよ、海都。ふふっ、迎えなんてくる気ないくせに。一条さんのこと見たくないでしょう？ 目が覚めたときには隣にいるようにするから、鍵開けとくかどこか隠しておいて？」
海都「別に会わずとも近くまで行けばいいじゃん。晶が逃げ出してきたらいいだけだし？ 昨日は実家から飛び出したんだし出来ないことないだろ。来られたら困るのは晶だったりしてな。ふふ。」
わあ、試してる（笑）
晶「あはは…海都、攫いに来たいの？ 困りはしないけど…聞いてみないと。海都が迎えに来るっていうんだったら…途中で降ろしてもらえるように言うし。」
海都「んじゃ近くまで行くよ。泊まりにくるって言ってるのに待たせすぎだろ。そのまま寝るってのもありだけど。とりあえずもう少し待つか。風呂でも入ってくるよ。来る時連絡してな。」
会話いったん終了。
すっごい嬉しそう、海都（笑） こんなはしゃぎっぷり、心臓鷲掴まれるよ…
幸せにしてあげたい。
この時は本当にそう思えました（笑）
＊末尾にも警告文をコピペすることにしました。
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【今日の二枚】
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