川内優輝は隠岐の島マラソンでなぜ何度も熱中症になるのか!?~一流選手だって水分補給は必要 | 「最後まで諦めない」~医師、時々作家、そしてランナー

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医師であり、時々作家、そしてランナーである筆者が日々の出来事について徒然なるままに綴っております。「最後まで歩かない」事をレースでも、人生でも目指しております。

今日は月曜日です。

本日の山口県西部、朝からよく晴れています。今日も気温は上がり、夏日になっています。しかし、昨日に
比べると風は幾分涼しく、幾らか凌ぎやすい一日でした。

予報では明日以降、梅雨らしい天候になるそうですが、今年の梅雨は勢いがないので、その日になってみないと分からないかなと感じています。

本日の「金沢守クリニック」の外来総受診者数は34名でした。

今朝は諸事情により、走る事もバイクに乗る事も出来ませんでした。又、今夜は医師会の会議に出席しなければなりませんので、夜も何も出来ません。久し振りの完全休養日になります。

6月のトレーニング記録はラン157キロ、バイク139.4キロ、スイム5.5キロで停滞しています。

さて、昨日島根県隠岐の島町で開催された隠岐の島ウルトラマラソンで、あの川内優輝選手が又しても、
レース後に熱中症のため、救急搬送されています。幸い軽症で、1時間ほどで症状は改善したようです。

尚、タイムは2時間57分28秒で優勝しています。招待選手で順位はつきませんが、実質的な“大会2連覇”を飾ったようです。 50キロをサブスリーで走るとはさすがとしか言いようがないです。

川内優輝選手もダウン…西日本で熱中症相次ぐ

一昨年、川内選手は同じ大会の100キロの部に出場し、ゴールまで数百メートルの地点で熱中症になり、
救急搬送されています。

しかし、昨日の暑さの中で50キロを2時間台で走れば、そりゃ熱中症にもなって当然かなと思います。何でも川内選手のお父さんの実家が隠岐の島にあるらしく、思い入れが強すぎるのかもしれません。

隠岐の島ウルトラマラソンは100キロの部の完走率が75%程度です。但し、50キロの部になると完走率は90%台に上がります。

隠岐の島ウルトラマラソン公式HP

公式HPからコースマップを転載させて頂きます。まさに島を一周するので、島を挙げての一大イベントだろうと感じます。

2012map

高低差もそこそこありますが、野辺山や村岡などと比較すれば、そんなにきついわけでもなさそうです。そして、この大会は雰囲気や大会運営は非常に評価が高い印象を受けます。
高低差グラフ

恐らく、開催時期が6月になった事で、気温が高くなる時期に大会が開催されるようになった事が大会を
過酷なものにしているようです。11時間台で完走したら、十分誇っていいと思います。

いずれにせよ、日本を代表する一流選手だって、水分補給を疎かにして、フルマラソンペースで走ったら、
熱中症になってしまうのも致し方ないと思う今夜の私です。