「男のランは降雪決行」~気分はさながら映画「八甲田山」!? | 「最後まで諦めない」~医師、時々作家、そしてランナー

「最後まで諦めない」~医師、時々作家、そしてランナー

医師であり、時々作家、そしてランナーである筆者が日々の出来事について徒然なるままに綴っております。「最後まで歩かない」事をレースでも、人生でも目指しております。

今日は火曜日です。今日から木曜日まで山口県西部のみならず、日本列島は広い範囲で強い寒波に襲われる
ようです。

山口県西部は昨夜から雪が降り始めていたようです。普段なら早朝はガラガラの宇部市の大動脈、国道190号
線も、早い時間帯から渋滞してました。出勤時間、登校時間が遅れた方も多かったと思います。

日中は日も射しましたが、雪は断続的に降っています。今夜から明日にかけても結構雪が降るとの予報ですので、油断は出来ません。本日の「金沢守クリニック」の外来総受診者数は22名でした。

今朝は小雪が舞い、道路にもうっすらと積雪を認めました。走るかどうかに迷いがなかったと言えば嘘になり
ます。

しかし、タイトルにも掲げましたが、レースが雪で中止になるとは限りません。少々の雪なら大会は予定通り行われると思います。雪の中で走るいいトレーニングだと思い走りました。走ってくると告げると、妻も呆れておりました


10.5キロを47分30秒97かけて走り、674カロリーを消費しています。キロ4:30分のペースでした。ラスト1キロはキロ4:11分まで上げています。1月の月間走行距離は298キロとなり、300キロまで後一歩というところまで達しました。

「小雪ラン」の感想ですが、やはり走りにくいです。雨よりも視界は不良となります。私は眼鏡を掛けていますので、まず眼鏡に次第に雪が付き始めて視界が遮られます。時々、指で眼鏡の雪を取り除く必要があります。

雨の日にヘッドライトの明るさが足りないと思う事は余りないのですが、雪の中ではフォグランプが必要なのがよく
分かりました。今日はヘッドライトを点けていても、暗いと感じながらのランになりました。

歩道は凍結していませんでしたので、足を滑らせる事もなかったのですが、やはり足の運びはいつもより、かなり慎重にならざるをえません。それでも、いつもとさほど変わらぬペースで走れた事には満足してます。

やはり、ランニングは晴天の下で行うべきだなと感じています。しかし、練習はともかくとして、レースは雨でも雪
でも中止にはなりません。好記録を出すことは無理だとしても、大会が開催されるし、体調も悪くないのにDNS
を選択する、即ち「逃げる」事だけはしたくないです。そのために、悪天候の時こそ、敢えて練習をします。

私は48歳のおやぢなので、雪の中を走ったり、歩いたりしていると、どうしても映画「八甲田山」を思い出して
しまいます。1977年に公開された映画です。当時14歳の私にとって、予告編で見た雪の中での行軍シーンは
その後もずっと脳裏に焼き付いております。

映画「八甲田山」

北大路欣也の台詞「天は我々を見放した」は当時の流行語になってます。この台詞を絶叫するシーンは何度も
テレビで見ました。撮影では、実際に真冬の八甲田山でロケを敢行し、日本映画史上類を見ない過酷なロケと
して有名になったとの事です。

実際に数名の俳優がその過酷さに耐えられず脱走したという話も残っており、主役級も含めて俳優たちの出演
料も決して高額ではなかったようです。又、高倉健もこの撮影で足が軽度の凍傷になってしまったという逸話も残っています。

今朝の私の小雪の中でのランニングなど雪深い地域や年に何度も大雪に見舞われる地域にお住まいの方々
から見れば、散歩のようなものだと思います。「八甲田山」は青森県が舞台ですので、比較にならない事も
重々承知しております。

しかし、ランニングの後は仕事も待っていますので、普段は余り経験する事のない雪の中でのランに独特の
プレッシャーは感じてしまいます。

走った事で少々路面の状況を甘く見たせいで、診療所にミニベロで通勤する途中に一度転倒し、その後も何度
か転倒し掛けました。帰りは十分気を付けて帰ろうと思っています。

明日の朝の冷え込みや雪の状況がどの程度か分かりませんが、「男のランは降雪決行」である事を明日も証明
したいと思う今夜の私です。