「オン・ザ・ロード」~「イン・ザ・プール」の患者さんを私は笑えない!? | 「最後まで諦めない」~医師、時々作家、そしてランナー

「最後まで諦めない」~医師、時々作家、そしてランナー

医師であり、時々作家、そしてランナーである筆者が日々の出来事について徒然なるままに綴っております。「最後まで歩かない」事をレースでも、人生でも目指しております。

今日は月曜日です。新しい一週間の始まりとしては、出来れば晴れ間が覗いてくれた方がテンションは上がりますが、午前中は生憎の曇り空、そしてお昼からは冷たい雨が降っています。

天気予報では午後から晴れ間も出てくると言ってましたが、残念ながら今日は外れたようです。本日の「金沢守
クリニック」の外来総受診者数は24名でした。

今朝も走りました。10.5キロを46分10秒70かけて走り、676カロリーを消費しています。キロ4:22分のペースでした。
ラスト1キロはキロ4:06分まで上げています。昨日の10キロレースも含めて、1月の月間走行距離は196キロに
達しています。

月間300キロはまず何の問題もなく達成出来そうです。350キロを超えることが出来るよう頑張ります。

それにしても、昨日の10キロレース、キロ表示は全くなくて、左足のシューズの靴紐が又しても緩み、少し立ち
止まって、シューレースを確認する事になっています。

フルならともかく、10キロでは致命的なタイムロスでした。防府読売でも経験しましたが、会場入りしてから
スタートまで時間に余裕がある時程、要注意かもしれない感じました。シューレースロックを使おうかなとも
考えています。

シューレースロック

さて、奥田英朗氏著の「イン・ザ・プール」、「空中ブランコ」、「町長選挙」の伊良部シリーズ3部作。私は
「空中ブランコ」から入り、現在「イン・ザ・プール」をほぼ読了しようとしています。次は「町長選挙」です。

順番が違うことはさほど問題ではありません。まだ未読の方は確実に笑えますし、読後感も爽快ですので、
興味が湧けばご一読をお薦め致します。

才能があるのかないのか、いやそもそも大人と呼んでいいのかどうかすら怪しい神経科医・伊良部一郎と、彼に
振り回されながらも回復してゆく患者たちの物語です。何人かの患者さんに関して一話完結で話は進みますので、短編集です。非常に読みやすいです。

そして、まさに昨日「イン・ザ・プール」の表題作である「イン・ザ・プール」を読み、まるで最近の自分の事のように
感じました。

「イン・ザ・プール」の主人公はある日水泳に目覚めます。とにかく泳ぐことが面白くて仕方がないと言った状況
になってしまいます。仕事する前に2キロ泳がないと落ち着かない、所謂「水泳中毒」に陥った主人公がどうなる
か知りたい方は是非、本をお読み下さい。

私の場合はランニングに傾倒しておりますので、言うなれば「オン・ザ・ロード」です。とにかく、朝走る時間さえ
持てれば一日を落ち着いて過ごす事が出来ます。10キロが基本であるところから既に病気かもしれません。
20キロ走れたら最高だなと思う辺りに深い中毒性を感じざるを得ませんw。

仮に朝走れなくても、お昼休みにローラー台を30分でも回せたら大丈夫です。でも、朝ランもお昼休みの
ローラー台も出来ないと、かなり落ち着かない一日になると思います。

夜は基本的に走らない事にしています。起床時間が早いので、恥ずかしながら小学校5年生の長女よりも早く
床に就いています。

既に私は伊良部先生の診察を受けた方がいい状態なのかもしれません。でも、フルマラソンでの3時間10分
以内のタイム、あわよくば「サブスリー」の称号が手に入るかもしれない今の私にはちょっと中毒気味であるに
せよ、「オン・ザ・ロード」を止めるつもりはありません。

私の今季のフルマラソン最終戦は3月18日の鳥取マラソンです。その後は、トレラン、萩往還、ウルトラマラソン
、トライアスロンとレースの幅を広げていく予定です。そうなると、走るばかりではなく、ロードバイクにも乗ります
し、それこそプールで泳ぎもします。

「オン・ザ・ロード」、自分で題名に思わずほくそ笑んでいる今夜の私です。