今年もついに、この季節になりました。
年に一度の大イベント!
そう【富士さん】強化合宿のシーズンです。
まずは今回のメンバー紹介から。
おいらの会社の同僚の〇田さん、そして我らが【三浦道場東京支部】から〇太先輩、そしておいらの3人。
今回も昨年同様に【須走口登山道】より山頂を目指します。
17時40分、登山道入口で富士山保全協力金1000円を支払い登山スタート。
しばらく木々の生い茂った登山道を進み、視界が開けたところで一休み。
スタートから1時間ほど歩いたところで6合目到着です。
19時半を過ぎ、あたりも暗くなりはじめ、
そして山小屋を通過。
本7合目を目指します。
何とか無事に本7合目に到着。
そこから更に上を目指します。
何とか本8合目。
そして山小屋前のベンチで、しばし休憩することに。
ここでおいら、この富士登山最大のピンチを迎えます。
猛烈な睡魔に襲われ、加えて今にも吐きそう!
そして更に今までに経験したことの無い体調の変化が、、、
何とこの状況下で、強烈な便意をもよおしてしまったのでした。
何とか吐き気をこらえ、フラフラになりながらトイレへ。
そしてこの9年間で【富士さん】初う〇こ状態、そのまましばらくトイレで休憩。
何とかギリギリこのピンチを切り抜けることができました。
さて気を取り直して、更に上を目指します。
時刻は日付が替わり0時半、あと少しで山頂です。
そして1時10分、7時間30分をかけ無事山頂制覇することが出来ました。
これからご来光までは、まだ3時間半ほど。
そこでおいら達は山頂にてしばし仮眠することに。
満天の星空を眺めていると、いくつもの流れ星を見ることが出来ました。
おいら心の中で祈ります。
「無事、下山できますように!」
しかし、ここでまたおいらに異変がおこります。
防寒対策は充分だと思ってましたが、寒さに震えがとまりません。
登頂時刻が早すぎたため、山頂の食堂も開いておらず、2時間近く寒さに耐え続けたのでした。
そしてようやく食堂がオープンしましたが、ここでおいらに3回目の異変が。
今度は吐き気がとまりません。
せっかく「命のとん汁」(ご存知ない方は、おいらの過去ブログをご覧下さい)で生き返ろうとしたのに、それもかなわず。
結局、何もできず2時間あまりを過ごしたところで、〇田さん&〇太先輩がおいらを見かねて声をかけてくださいました。
「下山途中でご来光にしませんか!」
なんて優しいお2人なのでしょう!
お2人の提案に甘え、ご来光待ちでごった返す山頂付近を、3人で暗闇の中下山することにしたのでした。
おいら吐き気と戦いながら、下山をはじめて1時間ほど。
本8合目付近まで降りてきたところで東の空が徐々に明るくなりはじめ、
ようやくご来光を見ることができそうです。
ほんの少し明かりが見えはじめ、
徐々にその明かりが濃くなり、
それはまるで、半熟の味付け玉子の黄身のような色合いの、
ご来光が顔を出したのでした。
やっぱり、ご来光は最高ですね。心が洗われます。
ちなみに、ご来光との写真はこんな感じ。
逆光で、ほとんど何だが分かりませんね。
ちなみに、一緒に行ったお2人はこんな感じ。
こちらは、わずかに表情も見ることができます。
「う~ん、達成感と充実感に満ち溢れた表情ですね。素晴らしい!」
さて、これからは最後の試練。登山口まで下山です。
少し下ったところで、まずは記念撮影。
徹夜のおいら達には朝日が眩しすぎます。
昨夜の登山では、暗くてよく見えなかった山小屋も、朝の光を浴びるとこんな感じに。
そしておいら達は、【須走口下山道】へ。
麓のほうを覗くとこんな感じ。
一方、今降りてきた山頂のほうを見上げるとこんな感じ。
この急斜面を駆け下り、ついに【砂払い5合】まで来たおいら達。
更にそこから40分かけ、最後のひと踏ん張り。
何とか無事、【須走口5合目】へ下山したのでした。
「〇田さん、〇太先輩、お疲れ様でした。いろいろ有難うございました。押忍!」
おいら今回の富士登山で、3つのことを感じました。
まず1つ。
今回、9回目の富士登山ですが、昨年以上に体力の衰えを感じました。
でもこれは年齢のせいではありません。
普段のトレーニング不足です。
おいらにとって1年間の過ごし方が問われるこの富士登山。
心を入れ替えて、またこの1年を過ごしたいと思います。
そして2つ目。
仲間の大切さと有難さ。
毎年、初めて富士登山するメンバー達と一緒に登っていたのですが、今回の〇田さんと〇太先輩はそれぞれ経験者。
シッカリとした足取りで、ペースを作ってくれました。
おかげで登山渋滞に巻き込まれること無く、余裕を持って登頂することができました。
今回のメンバーの〇田さんと〇太先輩には本当に感謝です。
最後に3つ目。
今回の富士登山は、おいらの9回の登頂の中でも一番きつかったように思います。
足が重く、思ったようにペースが保てませんでした。
また、たび重なる吐き気。食事もほとんど出来ない状況。
しかし、山頂に向かってあきらめず、1歩1歩足を踏み出せば必ず登頂できるのです。
そう、改めてあきらめない心を学びました。
今回感じたこの3つ。
それはおいらの仕事、私生活そして空手の稽古にも共通するものだと思います。
ある一定の時間と期間をかけ、目標とするものを明確にし、それに向かって日々努力すること。
それが大事だと思います。
今のおいらが目指すもの。
それは【三浦道場】の黒帯として、相応しい技術と人間性を身につけること。
それには、日々の稽古あるのみです。
日々の稽古を怠らず、目標に向かって努力し続けたいと思います。
今回の富士登山の教訓を胸に、これからもまだまだ【おやじの空手道】は続きます。
今後とも宜しくお願い致します。
押忍!