準備ができたらさっそく樽へ
浴室は薬草の香りで満たされていた
伊吹山で採取された、十数種類の薬草がブレンドされている
かけ湯をしてサクッと身体を洗ってから樽の中へ
入口が小さいので、被っていたサウナハットが引っかかる
おデブちゃんだと苦労しそう
力士のサインもあったので、かなり大きい人でも入れないことはないだろう
身を屈めて中に入る
ドアを閉めるとほぼ真っ暗で、小窓からうっすら光が差す程度
上には手を延ばせるけど横に延ばせるスペースはない
湿度がすごい
乾いたタオルがびしょ濡れ
薬草の蒸気で蒸され、全毛穴から汗が吹き出ている感じがする
息が苦しくなってきた
濡れたタオルに顔を埋めると、息がしやすくなる
最初は体が冷えているからしばらく入っていられるけど、2回目以降は熱くて5分もいられない
肌は弱いところから痛くなってくる
タオルをあてると少し楽になるので、1枚持って樽に入ることをおすすめ
樽から出たあとは水シャワーを浴び、浴室内のイスで休憩
水風呂がなくてもじゅうぶん整う
これを3回繰り返し、休憩室へ移動してお茶を飲みながらまったりする
休憩してる間に混みあいだした
2セット目からは樽待ちに
既に樽に2人入っている時は、1人出てくるまで外でひたすら待つ
長くて10分ぐらいなのでまだ待てるけど、自分の好きなタイミングで入る事ができない
シャワーも一つしかないので、あまりゆっくりは使えない
こんな大雪なので誰も来ないかも、、もしや貸切り
と思っていたら大間違い
さすが、サウナ界で人気なスポットだけあって賑わっていた
でも混みあっていたのは一時的で、すぐにはけた
浴場の隣に特別室があり、そこで集中的に薬草の蒸気をあてるサービスや、リンパマッサージをやっている
体に良さそう〜
みんな早めに出て、そちらのサービスを利用しているようだった
最後はまた貸し切り状態になり、樽の中で座ってみた
1人ならじゅうぶん座れる広さがある
上の方が熱いので、立っているより座った方が長くいられる
でもやっぱり10分が限界だ
いや、10分も入ってないかもしれない
時計がないので正確な時間はわからない
ただ限界を感じたら出る
全部で8回ぐらいは入っただろうか・・・
あまみが体中に出た
もう気持ちが良すぎて、このまま畳の部屋で寝てしまいそう
来た時は超寒かったけど、帰る時は体の芯から温まったせいか、コートなしでも全然寒くない
というわけで、行きに着てきたダウンコートをお店に忘れて帰った
また来る日まで保管してもらうことに
オリジナルタオルを購入
こちらのタオルは限定もの
帰りにご主人様が、写真をたくさん撮ってくれた
とっても気さくであったかいお人柄
蒸風呂もお店の雰囲気も最高で、近くにあったら毎週でも通ってしまいそうな素敵な場所
普通のサウナでは飽き足りなくなった方は、一度こんな隠れ家的サウナに行ってみてはどうでしょう
癒されること間違いなし