Bein' aware of wisdom -17ページ目

Bein' aware of wisdom

高認取って大学受験した人のブログ

「頭がいい人」というと、「話が面白い人」とか、「論理的に話ができる人」とか、そういう風に答える人が多いと思います。

でも、僕が思うには、これは非常に語弊があります。
なぜなら、彼らの多くは、「頭が良い」というよりも「口が良い」と言った方が早いからです。

「頭がいい」と聞かれて、なぜ「話が・・・」という議論になるのでしょう。
これは雄弁術に長けてるか否かの話であって、古代ギリシアの哲学観で言うところの、ソフィスト的見解です。

ソフィストは、多少の議論の余地はあれど、政治ポストに任用されんがために、巧みな話術で説得して指導者を説得して自論を売り込んだ連中のことを言うのが通説です。
ですが、その面だけを取ってソフィストを「賢者だ」と言う主張は、なかなかされがたいものです。

つまるところ、人間というのは「話が上手い」ことだけで「頭の良さ」を相対化して測ることなど不可能なのではないでしょうか。

僕は「頭が良いこと」と「話が上手いこと」は、互いに必要条件でもなければ、十分条件でもないのではないか、と思います。


例えば、口の達者なお笑い芸人を見ても、僕は彼らが頭がいい人間であるとは思いません。
人を笑わせる才能に長けていると評価できよう、されども、それが頭がいい人のための条件だとは思えないのです。
巧みな話術で相手を説得したり心を動かしたりするのが「知的な徳」であるならば、先述した通りそれはソフィストでしょう。

では、そもそもどうして「話上手」が無意識レベルで「賢者たる為の必要充分条件」であると認可されるようになったのでしょうか。
それは、やはりテレビの存在が大きいでしょう。

テレビ離れが叫ばれていますが、依然としてテレビ無しの生活が有り得ない世の中でしょう。
そんな現代にあって、我々はあまりにテレビナイズドされすぎた。
テレビナイズドされた国民。それはすなわち、「お喋り志向」を生み出したのでありました。

テレビが出てくる前、ラジオが出てくる前・・・つまり、「話し言葉」の飛び交う量や距離が飛躍的に伸びる時代より前のマスメディアは何か。
あるいは新聞、あるいは雑誌でありました。

もっとも、新聞や雑誌であれども、その文体が筆者の「頭の良さ」を測る完全な指標たりえるか、という問いに対しては、おそらく答えは「ノー」とならざるを得ないでしょう。
そもそも言語というシンボルに脳内思考を託す時点で、彼ら(=言語)が完璧な仕事を果たすことについては担保されていないということを知らねばならない。
簡単に言うと、言語では、頭で考えていることの全てを吐き出すことはできない、有限な存在である、ということです。

しかし、テレビに比べると、幾分かその再現性は高い。僕はそう考えます。
「書かれた言葉」は「話し言葉」に比べてある程度脳内を探るプロセスが予定されているからです。

2000字のスピーチをする時と、2000字の作文を書く時。時間がかかるのはどちらでしょうか。
当然ながら後者です。
なぜか。前者は「今、ここに」聞き手が想定されているため、その緊張感に押されて「脳内思考を炙り出すこと」よりも「その場で適切な言葉を述べる」ことが先行するのに対し、後者は真逆であるからです。

後者の方が「練られた言葉」であるという性質が強い。
ここで言いたいのは、単にレトリック的な、それこそ雄弁論的な見地から見た「練られた言葉」ではありません。
自らの思考を主観にありながら可能な限り客観的に分析し、それをプロセス化してはじめて言語というシンボルに託す。
完璧とは到底言えませんが、話し言葉よりはだいぶ精度の高い指標と言えるのではないでしょうか。


当初の議論から止揚されて見えてきたのは、結局「頭がいいか否か」という問いは、本来もっと高次な領域で見るべきものだということです。

すなわち、我々は、書き言葉によって不完全ながら彼の頭の良さを知る。
その時には、単なるレトリックや言葉の巧みさに惑わされずに、その人の思考を有限な言語からできる限り多く見取らなければなりません。
このプロセスは、書く方も読む方もえらく時間がかかるものであるため、もはや話し言葉の出る幕は消滅したと言っていいでしょう。

時間をかけ脳内を探る書き言葉ですら不完全であるのに、況や付け焼刃の話し言葉で脳内が読み取れましょうか。

だから、「話しが上手」という理由で「彼は頭がいい」と言っている人間は、どうも宇宙人としか思えないのです。
12月に入りまして、すっかりセンター試験の季節になりました。
なので、12月の記事はもっぱらセンター中心になると思われます(笑)

今日は昨日に続いて、黒本のⅠAⅡBの第2回を解きました。
2011年の全統マーク模試第2回ですね。

結果は

ⅠA:87点
ⅡB:88点
合計:175点


・・・・

昨日と合計点数全く同じじゃねぇか・・・。
まぁそこまで悲惨な点数ではないけども、イマイチぱっとしないのも事実。
いや、難化した年でこの点数なら最高ですよ。

でも、問題自体そこまで難しくなく、センター本試の平均レベルだったからなぁ・・・。
この程度のレベルなら、180は欲しい。そうしないと本番では170超えないからね。

痛かったのはⅡB数列の最後の問題。
346を間違えて446点と答えてしまった。カスです。こんなミスはあってはならない。
そして、1問5点は勘弁して欲しいww

あと、一つ思うのは「センターは本当に生ものだ」ってことです。
僕は夏の全統模試で数学129点という壊滅的な点数をたたき出しましたが、あの時と比べて46点も差がつくほど数学の力が上がったとは思えません。

つまり、その時々、たまたまできない問題があるかないかで点数が10点も20点も変わってくる可能性があるということ。

本番ではこの点数が180に化けるかもしれないし、はたまた160切る事態になるかもしれない。
皆「センターレベルの問題なんて40分で解ける」「センターとか二次対策してたら満点行くでしょww」とか言いますが、本当にセンター数学の才能がある人は羨ましい。
僕なんか、京大模試で4完できても、センターで死亡することすらありますから。

本当の意味で数学の力がある人は、センターでも確実に180以上は取ってきますよね。

今の時期からそのような深い実力を身につけるのは難しいですが、復習をきちんとして、どんなに難しくても、確実にセンター本番で170点以上を取れるような勉強をしていきたいと思います。
そういえば今気付いたんですが、今日で丁度このブログを始めて1年が経ちました。

「確か去年の12月の初め頃に始めた気がする」って思って確認したら、最初の記事は、ちょうど12月1日。去年の今日ってわけです。


・・・まぁ、あれですね。

1年経ったからと言って、僕の受験生としての生活に変化があるわけではありませんから、とりわけ感動があるわけでもないですが、1年間無事に受験生生活を過ごせたというのは良かったです。

受験生としてのブログが来年の春で終われるように、来年の今頃も受験勉強の記事を書いてるようなことがないように、センターまでの残り1ヶ月強そして、センターから二次までの1ヶ月強。合わせて3ヶ月強を頑張りたいと思います。

何よりセンターは「直前期の追い込み」が非常に大事ですから、12月下旬からの勉強サイクルが非常に大事になってくるように思います。

とりあえずはセンターで88%に少しでも近づけるように、あわよくば88%を超えられるように、頑張りたいと思います。
ⅠA:83点
ⅡB:92点
合計:175点

ここまで来て、第1回でこの点数とかオワットル・・・。
まぁでも僕が今年受けた第1回の全統マークよりは難しかったような気がするので、少しずつ実力は上がってるのかな?

ただいずれにせよ、第1回はセンター本試に比べて少し簡単に作られていると思うので、この程度だと本番なら170行くかどうか・・・。

ちなみにⅠAの方がカスみたいな点数ですけど、別に難しかったわけじゃありません。
言い訳のしようがない。単なる自分の実力不足+見直し不足です。

ケアレスミスだけで合計9点ぐらい落としましたからね。

センター試験ってのは、難しい問題を解けたとしても、ケアレスミスで解けたはずの問題を落とすとそっちの方がマイナスに働きますからね。
これは危険信号です。

まぁ約1ヶ月ぶりぐらいにセンター数学に触れたので、これから少しずつ慣らして、本番直前に徹底演習できるように頑張りたいと思います。

あんまり焦りすぎるのも禁物ですから、出来ない問題が出たとしても「本番でこのレベルは出ない」と思い込むことにしようと思います。
今日は生物の黒本を解きました。
数日前も解いたので、合わせて2回解いたのですが、

第1回:83点 第2回:84点

という具体に。

「あんまり変わってねー」って感じですが、実は
第1回の平均点は55点 第2回の平均点は40点でした。
なので、実質的には第2回の方がかなり出来はいいということになります。

実際、第1回は物凄く簡単で、第2回は物凄く難しく感じました。
こないだ一緒に勉強した友達は「第1回は70点台で、第2回は30点台だった・・・」って言ってたぐらいですから。

つまり、これは本来の実力じゃない。マグレに近い点数です。

だって解き終えたときの感触はどう考えても80無かったもんね。
「70行って下さいお願いします~」っていう情けない状態でしたから。

しかし、100%マグレかと言われると、そうでもない気がする。

確かに「絶対これが正解!」っていう設問は少なかったけど、消去法などを駆使して、「こういう根拠でこの設問が正解じゃないのかなぁ。」っていうのが尽く当たってました。
さらに、答え合わせをすると、その根拠も模範解答と全く正しかったものが多かったです。

特に実験問題は、結構正答率が高かったです。

ダメだったのは、むしろ知識問題。
フツー生物ってのは知識問題で点を取らないと話にならんのですが、今回は知識問題で点を落としました。
そして、当たっていた問題でも、かなり迷った問題が多く、正直自信がもてるものは少なかったです。


要するに、「知識が何となく印象付けされてはいるが、まだ不安定な部分がある」ということですね。
あと、自分の判断にまだまだ自信が無い。過信しすぎるのはよくないですが、何でもかんでも選択肢で迷うのは、生物だけでなく国語などでも命取りになりますからね。

時間的面を考えても、きちんとした根拠からバッサリと決断するのは大事だな~と思います。