熱い男たち5 | 河童の川流れ 「いい夢見ろよ~ あばよ!」

河童の川流れ 「いい夢見ろよ~ あばよ!」

分かる人しか分からない落書きメモ。
川に流されながら頭を整理中。

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「前のクルマ、止まって下さい」

 

キキ、キーイ

 

「あ、あなたはカードマン!

一応、免許証を拝見します」

 

「ムムム、仕方ない」

 

「条件に『眼鏡等』とありますが、

お掛けになっているのは眼鏡ですか?」

 

「もちろん」

 

「う~ん、これはダメですね」

 

「い~んです。眼鏡等なので

これは『等』のうちなんです」

 

「透けてないので前方不注意、

条件違反になりますよ、川平さん」

 

「なななんと、なぜ名前を?!」

 

「免許証に書いてあるじゃないですか」

 

「し、しまった。正体がバレてし、しまった」

 

「あれ?…川平さんって…

あ、この写真、川平じゃないか!」

 

「も、もしかして松岡先輩!

何ですかそのタスキは」

「今日は一日署長だ。

君こそ何でそんな恰好をしている」

 

「ほら、私がクレカの審査に落ちたとき、

先輩は言いましたよね。

『カードの借りはカードで返せ!

今日から君はカードマンだ』って」

 

「忘れた。

ではこちらでサインして反則金を期日までに

お支払いください」

 

「ク~、ワタシはカードマン。

当然カードで支払います」

 

「あ、うちの管内ではまだクレカ対応

してないです」

 

「カードマンが現金で払うのは

CMの規約違反になるんです」

 

「カードでキャッシングして来ました!

と大声を上げて支払えばよいかと?」

 

「そうでした。キャッシング枠を付けてある

ので、今なら、な、な、なんと、初回利用で

ポイントが付くんでした」

 

「ではお気をつけて。

そこの段差でお転びになりませんように」

 

「大丈夫です。♪骨密度ならMBP~ですよねw」

 

バリ活のキャラのまま社会で実証を示した

数少ない熱いオジサンたちでした、とさ。

 

(この物語はフィクションであり、

実在の人物・団体とは一切関係ありませんw)