5年ぶりの長崎市。過去には何度か来ている。
ホテルでの夕食後、外に出て超久しぶりに
車で稲佐山に登り、1000万ドルの夜景を堪能。
さすが世界新三大夜景だけのことはある。
少し行った隣に、さだまさしや福山雅治が
何度もコンサートをした稲佐山公園野外
ステージがある。
翌日はホテルでリモートワーク。
身体はお休み。頭も半分休んでるけどw
嫁さんは街のどこかへ出かけた。
昨日、稲佐山を降りる途中にあった
大きなスパの前を通った。
「稲佐山温泉ふくの湯」と書いてあった。
宿泊ホテルは温泉ではなかったので、
今夜行ってみることにした。
大型バスでの観光客も多いようだ。
中に入るとリラクゼーション設備が
充実していて、幾つかのエリアに
区切られている。
露天風呂からは500万ドル分?ぐらいの
夜景が広がっているのもいい。
新型でビリビリしないと書かれた
電気風呂が目に入った。
今まで電気風呂には入ったことがない。
仕事が電気系で、実験中に何度も感電している
のでビリビリは超嫌いだから避けて来た。
ビリビリしないならやってみるか。
で、入ったら……
超しびれた。
ビリビリぢゃないけどブルンブルン来た。
センセイの指導を思い出す。
「シビレエイは、自らがしびれているからこそ、
他人をしびれさせることができる」
ワタシは今、しびれているけど
誰もしびれさせてないよな。
あ、唱題会で足がしびれたけど、
誘った部員さんもしびれさせたw
その次の朝は平和公園に行った。
ここは修学旅行以来で懐かしい。
平和公園は観光客の9割がC国人の団体。
その少しの隙間に日本の修学旅行生たちがいた。
C国人たちは平和祈念像と同じポーズをとり、
その前で片足立ちでふらふらと揺れながら
写真を撮っている。
平和なことだ。
隣接する爆心地および被爆当時の地層を
見学してから、原爆資料館に入った。
資料にふれて自分の勉強不足、というか
勉強してこなかったことを恥じた。
原爆って爆弾だから、着弾して地面で
爆発したものと思い込んでいた。
長崎の場合は爆心地の上空およそ500mで
爆発したという。
つまり第二の太陽が突然近くに現れたわけで、
高さがあると殺傷範囲は広くなる。
半径1Km以内にいた人は超高熱で即死。
1Kmから3Km程度の範囲では熱と爆風と
放射線で、生きていても生き地獄。
それより外では後遺症。
生き地獄や後遺症は語られることも多い気が
するが、即死された方々の話は見たり聞いたり
出来ないだけに情報が少ない。
いや、噂で語ることやTV報道することさえも
憚られたのではないだろうか。
理論的に言えば即死とは、
一瞬で蒸発して炭化だ。
兵器に人道的なものがないのを承知の上で
敢えて言う。
こんな兵器は悪魔の所業だ。
これを2発も落とされた日本は、
米に対してもっと怒っていいはずだ。
いや、怒らないといけない。
原爆の悲惨さを語る上で、この即死のことを
抜きには出来ないと感じた。
ターミネーター2のラストシーン(溶鉱炉)と
似たような状況か。
空から大量の溶鋼をぶちまくことが
出来てしまうのも、人間の揺れ動く
生命の一念なのだ。
つづく