今日はDIY日記。
高齢の親がぼやいている。
洗面所まで行くのが遠いと。
足が弱って来たので顔を洗うのも面倒だと。
家の中で歩行器を使っているけれど、
ウチって広いぢゃんw
段差はないけど距離が結構ある。
親の部屋は、これまでもDIYで少しずつ
手直ししてきた。
ウチって広いぢゃんw
3台の無線ルーターでもWi-Fiがしょぼいとか
言うから、屋根裏に入って有線LANを引いた。
ウチって広いぢゃんw 体育館ぢゃないけど。
十数年前に腰痛用として置いてあった電動ベッド
を本来の介護用に使おうと思ったら、リモコンが
故障していて交換が必要になってた。
でも古すぎて既に製造中止。
リモコンのためにベッドを買い替えるなんて
ワタシの美学が許さない。
リモコンをバラしてスイッチ接点の導電ゴムを
張り替えて修理完了。
時々すねるエアコンも最新型に入れ替えて
もらったし、ポータブルトイレも買ったから、
この部屋を老人ホーム化するにはあと洗面台が
あればいいんだな。
仕方ない、それぐらいDIYで付けようぢゃ
ないか、とGW前に調査を始めた。
付ける場所は壁配管を想定して窓側の壁がいい。
床下配管は作業性が悪すぎるからね。
窓の外なら庭に水道柱と下水桝があるから分岐、
合流接続するのは楽だ。
最初、ベッド横の窓の隣に設置しようと
思ったけど、通行の邪魔になるから躊躇した。
あ、室内にあるウォークインクローゼットは
どうなってる?と、覗いてみたら、
窓もあるし、いらない荷物を整理すれば
ここに置けるぢゃないか。
クローゼットに水場はよろしくないけれど、
水を大量に使う訳ではないし換気も出来る。
洗面台は比較的小型で、足元がオープンの
据置型がいい。
壁にはそれ用の下地が入っていないから、
吊るすのではなく自重を直下で受けるタイプが
安心だ。
下が扉付きの収納箱になっているものが多いけど、
椅子に座ると膝が入らないから老人には姿勢が
きつい。
へへ~ん、それっぽいのを見つけたもんね。
現場の採寸、配管ルートと必要な部材を確定して
材料手配をかける。
難所は壁のブチ抜き。
上下水道用の穴を施工図通りに二つ開けないと
いけない。
窓下だから筋交いも無いはずだ。
木造モルタルで壁厚は150mmぐらいかな、
届くコンクリート用のドリルビットは持ってる。
周囲を崩さずに硬いモルタルを貫通させるので
慎重にやらないといけない。
上水管は20mm穴一発でいいけど、排水管は
太いからホールソーが必要だ。
木工用しか持ってないから、細いビットで
蓮根みたいにして空けようか。
かなり前、山荘に、不要のエアコンを自分で
移設したことがあるから勝手は分かっている。
モルタルは中心だけ振動ドリルで、あとの周辺は
大人しくやろうか。
な~んて考えながら、材料が揃ったので
GW中に合間あいまで施工を始めた。
素人が適当に書いているけど、
こう見えてもワタシ、若い頃は電子回路設計者
してたんだよね。
水回り?
ぜ~んぜん、関係ないねw(柴田恭兵風に)
で、昨日、やっとこさ計画どおりに完成した。
想定外もあったけどね。
窓の左右の壁内に縦板が走っていたから、
洗面台と陶器の固定用の補強板を付けた。
壁は取り敢えずφ20mmで貫通済み。
台を置くとこんな感じ。
台を固定し、陶器を乗せて固定し、穴を広げて
配管すれば完成。臓物丸出しで美観が悪いけど、
足が入らないと意味がない。
ここで想定外。
温水が来てないので単水栓にしたら、
ボールのフタがプッシュプル式ぢゃなくて
ゴム栓だった。昭和っぽい。
混合栓にしときゃよかった。
オマケに、混合栓なら最初からついている
給水ホースが、単水栓には付いてない。
買いに走ったぢゃないか。
施工図にはそんな記載は無いぞ、TOTOさん。
しかも標準長では余るから曲がるぢゃないか。
給水栓の指定位置はもっと上か下だろうが。
パイプカッターやツバ出しなんか持ってねーよ。
なんちゃって老人ホーム化計画は一歩進んだ。
5.3なのに人の出入りが少ないどっかの会の
デカい会館も、早く老人ホームに転用したら
いいのに。
もったいねーな。
センセイのお友達だったマータイさんが
草葉の陰で怒ってるぞ。





