テレビショッピングの販促CMで、よく目にする言葉がある。
初回限定
初年度無料
送料無料
紹介キャンペーン
クーリングオフ対象外
あれれ?
どこかで見たな。
初回限定 → 初心の功徳
初年度無料 → 新会員の財務なし
送料無料 → 会館や投票所の無料送迎
紹介キャンペーン
→ 啓蒙強化月間V200で本部表彰
クーリングオフ対象外
→ 財務、基金、陣中見舞いは返せない
今考えると、当時、当たり前だった活動が全部胡散臭く思えてくる。
これぐらいチヤホヤしないと新人が皆、逃げ出しちゃうくらい、非常識なことをやっているからなんだけど。
こうして育った人たちが幹部になって行くのだから、上下との間でも根底にはお客さん気質が抜けていないのかも知れない。
一人ひとりが自立することを目指すのが宗教なら、相手に対して過剰に便宜を図ったり図られたり、褒めたり褒められたり、或いはもたれ合うのは、依存心を高めることがあっても魂の独立には程遠いなぁ。
我慢しながらのチヤホヤの連鎖と、「ひとりを大切に」することは全然違うはずだ。
一緒くたにせざるを得ないほど哲学性が欠如しているんだな。
ここまで人が育ってないと組織が衰退して当たり前だ。
「1人が10人の本当の友人をつくっていこう!」
なんてヘンなことも言ってたね。
本当の友人ってなんだ?
表面的なお付き合いだけのニセモノの友人は票にならないよ、と言いたいのか?
人が離れていくような活動をさせておいて、信頼を得ましょうってのも無理な話。
となると、便宜とかチヤホヤとか他で、即席で何とかするしかないから、言動・行動が本心からどんどん乖離して行く。
独善性が強くても拡大基調だった昔は図々しさがデフォだったけれど、社会から総スカンの反動からか、今はへりくだるのがデフォみたいだ。
そんなことしてたらメンタルが壊れちゃう。
それに大切な友人には選挙なんか絶対頼まないし。
あ、断られても壊れないくらい強い関係なら頼んだこともあるけれど、逆にめっちゃたしなめられて納得したw
これが本当の友人だ。
チヤホヤには下心が見え隠れする。