今年は猛暑と雨不足で野菜類の不作となり、価格も高かった。
ようやく涼しくなり、落ち着きを取り戻しているようだ。
河童農園の野菜も去年と比べると収穫量が半分で、一つひとつの出来ばえもあまりよくない。
そんな中、カキだけは豊作で、近所に配ったり親戚に送付してなんとか処理した。
喜んでくれた近所の人によれば、近郊のカキ農家では不作だったらしく、店頭にもあまり並ばず値段も高いので買おうか迷っていたという。
うちのカキは梅雨明け時の摘果が不十分で実が着き過ぎてしまい、おまけに猛暑だったので毎日朝晩の水やりが欠かせなかった。
今年は小ぶりだな、と諦めていたけれど、何故か色が付き始めてからの成長が著しく、そこそこの大きさにまで育った。
これなら人様にあげられる。
庭にはカキの木が2本ある。
種類は違うのだが互い違いの隔年収穫を狙っている。
しかし何ということでしょう、今年は同時大量収穫で合計500個も穫れてしまった。
これでは来年は獲れなさそうw
カキの隣には柚子が植わっていて、養分を取られるのかあまり実着きは良くない。
柚子もあまり獲れては困るのだが。
プランターの方はこの時期、毎年早生のタマネギを植えるけど、先月の家のドタバタで良い苗の入手に失敗したので、春の収穫量は減るだろう。
タマネギは種からやりたくないなぁw
そんなこともあって、空いたプランターにはスナップエンドウを少し多めに植えることにした。
2年前からの種の使い回しでも発芽したし、そろそろ苗らしくなってきた。
今、毎日パプリカを食べている。
猛暑では色づき始めると同時に腐り始めていたので削りながら食べていたけど、遅れて初秋から咲いた最後の30個はなかなか色がつかず、仕方ないので緑のまま収穫したが、冷蔵庫に入れておいたら色づいてきたw
デカくて肉厚で、ピーマンより美味しいけど皮が少し厚い。
今年は最悪の気候だったけれど、来年はどうなるんだろう。
ホント植物は正直だな。
イスラエルに攻撃されたガザ地区の被災者は言った。
「正義などない。あるのは偽善だけだ」
ウクライナ侵攻直前、プーチンは言った。
「正義と真実はどこにあるのだ!あるのは嘘と偽善だけだ」
植物は正義を主張しないし偽善もない。
文句も言わずに制約条件の中で一生懸命生きているという事実=真実があるだけ。
「正義」や「戦い」が大好きな何処かの会の、事実に目を瞑って語る真実がどれだけ偽善に満ちているのかは、戦争に係わっている人々の言葉を聞けば容易に連想できる。
「正義」と「真実」は取扱注意だな。
心が乱れた時には、植物に聞いてみるといい。


