横浜アメ車、アメ車修理の大本山--オールドハウス アメーバブログ シボレー&フォード&クライスラーand the other
-Greetings-
Boppin' the Blues
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シボレートラックSS454
マークⅣエンジンつづきです
間もなく図太いサウンドでドックから旅立ち予定・・・です
フルリビルトではないですが、ドラマの数々をさりげなくお伝えしたいと思います
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ピストンのアタマはさりげなくキレいにしたので、
トップリングとデッキの間に蓄積したすすを撤去します
プロダクションエンジンのピストンは"SLAP"を押さえるために
ピストンピンがオフセットしてあります
そのおかげで、エンジンノイズをおさえ、かつリングの寿命も延ばすことができています
ただ、草レース等で本気を出したい場合、ピストンをリバースさせる戦法が
アメリカの自動車メーカーが出版する資料等にも記されています
また、ピストンの形状により(リセス、ポップアップ・・・等)リバースのやり方違います
※当方の閲覧した資料はChrycoの有名な方が執筆した文献・・・です
このあたりはさすがU.S.A.です みんなで情報を共有し全体のレベルアップをはかっています
日本だと企業秘密などと変な方向にベクトルが向いてしまうのがオチ・・・です
※上記の戦法は"Load"が軽減される分リングやスカート部分が短命になりますが、
・・・・its それがレーサー
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インマニもサビサビでしたので、時間を見て強力なプライマーを噴霧して、
完全乾燥後、ブラックアウトします
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ブロックまわりに戻り、オーナーからご依頼されていたフリーズプラグを
外すとブロックの中はさりげなく凄いことになっていました
そこで、ブロックのワーラーの通り道を洗浄していきます
ここまでのヨゴだとキレいにしていくのに相当時間がかかり・・・・ます
※ちなみにシリンダーヘッドはバラバラにしたので、高温&高圧洗浄で
ヨゴれを成敗してあります
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Ummm.... 結構キテます
ただ、バッチリ洗浄すれば、水温系のゲージは以前より一目盛りほど
下がりそうです
前回のヘッドの燃焼室といい、今回のクーリングラインといい、
ここまでヨゴれてしまうとケミカル系を注入だけでは全く歯が立たず、
お金はドブ行き・・・です
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しばらく泥沼劇場が続きます・・・
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排水溝まではサビの川・・・です
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数百リットルでフラッシングし、ようやくワーラーがクリアな感じになってきました
ただ、こうなってもあるスポットにサビの水が潜んでいるので、
そいつも追い出します
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エンジンマウントも交換します
ロアコントロールアームを外してサササとアクセスした方が
早くてなおかつ締め付けトルクもバッチリキメることができます
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恐らく新車から頑張ってきたマウント
ビックリブロックの重さ&振動に耐え、およそ30年・・・
モーターマウントはMade in U.S.A.・・・です
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シリンダーヘッド (pass)
チャチャチャと組み付け中、スプリングのまわりのシールドなのかダンパーなのか
不明ですが、パーツが何点か殺られているのが見つかりました
いいとこまで来てましたが再度バラし、スプリングも16コ潔く交換することになりました
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今回は内側にダンパーコイルが入ったタイプにしました
スプリングの下にはバルブを回転させる秘密兵器が備わっています
スモールブロックシェビーではEXのリテーナーに備わっています
ちなみに旧タイプのシールドがスプリングに巻き付くタイプも
真面目に探せば入手は可能です
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せっかくなのでヘッドを乗っけてしまう前に、ファウラーでボアの状態を
8発共チェックしておきます
コンマ0005まで確認できるので、町工場で使用するには充分すぎ・・・・ます
ビジュアルだけのチェックは大変危険で、エンジンリビルディングなどでも
ピストンリング、メタルなどの消耗品をチャチャチャと交換してもエンジンが
ハツラツにならない場合も結構多いようです
そんな時飛び出すのが「ハズレのエンジンっすね・・・ブツブツ・・・」
ここでも都合が悪いとビックスリーが悪者にされてしまいます
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ボア4.000"以上の"Mike"は遠い昔に奮発して世界のミツトヨをゲットしました
今回Mikeのバイスもきちんとした日本製のモノを新調してみました
ちなみに、今回の454もボアの状態はOKで分解されることなく、
シリンダーヘッドを載せる工程に進むことができそうです
※トップの付近でも、Run/Out 0015"とか0020"とか・・・です
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ガスケットを忍ばせフタをしていきます
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バルブカバーの古いペイントをサササと剥がそうと剥離剤をゲッツ
しかし、いくら待ってもペイントがブクブクになってこないので、
ラベルの裏の説明書きにバカ小さな文字で自動車用などには不可・・・などと記されていました
このメーカーの姑息な表示にカチンときて、このメーカーとは永遠に絶交・・・です
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フリーズプラグとドレン装着
左バンクのシリンダーブロックのドレンプラグは通常エンジンマウントブラケットを
外さないとツールがアクセスできず、今回はブラケットの一部を研磨して逃がしを
作っておきました
これで毎年一度は必要なシリンダーブロックの洗浄が可能になります
※左右両側外して洗浄したほうが良いです
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エンジンスタンドからエンジンを降ろし、ケツのフリーズプラグを交換して
ほぼ完了です
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エンジンケツに "HI-PERF"(high performance)
・・・・のキャスティングあり
こういったファクトリーのキャスティングはこだわりはなくとも
重要・・・かもです
このトラックを市場に出す時のメーカーの心意気が
伝わってくるようです
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クローズアップ
デッキは計ってませんが恐らくパッセンジャーブロックでしょうか?
シェビーのトラックブロックはたっぱが少し高いです
チャチャチャと載っけて点火へとづづく・・・
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■The BON Holiday / 盆休み■
ニッポン人の心・・・ 盆休
BON Fuel
盆のガソリンは今回ジャパニーズを二本
主張の少なめなジャパニーズをぼんやり飲むのもたまには”おつ”・・・です
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もう一本は舶来品
KILChOMAN / キルホーマン
2005年にできた小さな蒸留所のガソリン・・・らしいです
やはり舶来パワーは…最高かもです
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つまみはうまい棒ではなく、うまい輪をスーパーで見つけたので、
今回は“輪”のほうでいってみました
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盆は旅にはいかず、盆栽いじり・・・
前から気になっていたハンドルがグラグラだったのを直しました(ブッシングヘタり)
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恐らく新車から初めてのブッシング交換
思ったよりブッ潰れてはいなかったですが、
ハンドルのグラグラのストロークは相当なモノでした
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ブッシングを収め、ハンドル装着していきます
ウレタンではなく、やる気を見せないラバー製・・・です
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マウント交換でハンドルがカチッとしました
あとは、バックミラーに写るビューのブレブレも多少マシになっていると良いです
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他、ドッグを冷却五右衛門風呂にほうりこんでみました
今年の盆は暑かったので好評でした
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■Here comes American DAX■
都会の片隅にお邪魔した時にご披露いただいたアメリカンダックス
一台欲しいところですが、昭和の原付も奪い合いが発生し、結構値段も高騰・・・みたいです
※数万円では難しいらしい・・・
空いてる平日に相模湖一周とか意外と楽しそうです
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マッドフラップ 純正
昭和の頃はミニチュアではなく、スタンダートダックスでした
最近めっきりお目にかからなくなりました
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