THM350 ★ アストロ/サファリバン足まわり&エアコン | 横浜アメ車修理、メンテのオールドハウス " FIX the RIGHT WAY"

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GENERAL MOTORS★FORD MOTOR COMPANY★CHRYSLER CORPORATION.....中心に日々JOB~研究に爆走&前進中・・・


8/11/2016(木曜日)
横浜 アメ車修理 東京アメ車修理 th350オーバーホール
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Greetings!

ご覧いただき誠にありがとうございます

-サマーバケーション突入-
にぎやかな所が好きな人、人ごみを避ける人、または、
パンツ一丁で部屋でのんびり過ごす人・・・
人それぞれです

Enjoy Sizzling Summer


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★THM350/ターボハイドラマチック350★
リビルト

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 シボレーのビックリブロック454のケツで働いていた350トランス

普通の乗り方をするビックリブロックや、かなりチューンされた
スモールブロックとペアを組んでもなかなかぶっ壊れない350ミッション

はたして今回はどうなんでしょうか・・・?

Here we go.....

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 パンにはパーツの破片がたくさんありました


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 バルブボディを慎重に外していきます
細かな部品をひとつでもなくしてしまうと正常に機能しなくなってしまう
オートマチックトランスミッション

直している人がおかしくしてしまう場合もしばしば・・

ssss

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 ケース側も一番下の油圧ピストンを外せば分解終了です(Lo&R)

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-

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▲ ローラークラッチ(Over Run)が壊れてました

■ローラークラッチ(ワンウェイクラッチ)■
回転するものには逆転しようとする力も働き、それを阻止して
リングギア(PICギザギザ部)を固定し、入力トルクを出力側に伝えています
(シフトアップ、シフトダウン時 ロックまたはフリー)

クラッチやブレーキでは難しい技もワンウェイクラッチなら
完全なタイミングで変速が可能

この350トランスミッションでは、
他の箇所にも
*トルコン
*ロー&リバース
上記セクションで使われています

ただし、トルコンのそれは、逆まわりにもある程度力をかけると回ります
ローリバースのそれは、ワンウェイブレーキとして配置されています


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 オーバーランの施術が終わったら、ダイレクトクラッチの
リビルトに入ります

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 ケースにアウトプットシャフトを取り付けていきます
THM400に比べるとずいぶん細いです
このシャフトがプロペラシャフトを回し、さらにはデフのピニオンに
駆動を伝え、アクスルシャフト~タイヤへとパワーを伝えます

結構細いのにやりますね

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 バンドも使い回せそうですが、交換しました

■■■
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 入力側のユニットを収めていきます



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 今回ぶっ壊れたオーバーランクラッチの
リングギア部にインターミディエイトクラッチを取り付けていきます

この下にはダイレクトクラッチシェルがあります
だいたい仕組み、ぶっ飛んだ原因がピンときた方もいるのではないでしょうか?


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▲ アメリカでリビルトされたトレイニーにはまず取り外されてしまっている
スクリーンもちゃんと装着して出荷します(ポンプ&ガバナ)

他、各アキュームレーター~バルブボディ全バラ施術等施し、
組み付け~各部作動チェックして完成です

THM350
分解リビルト
【完】

卍卍卍
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卍卍卍

卍卍卍
イメージ 33
卍卍卍

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■アストロ/サファリバン■
奇妙なスタイル
①伸ばされたホイルベース
②無意味に上がってしまったケツ

上記二点をストックの状態へGO

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 まだまだファンも多いアストロ/サファリバン
理由は国産バンにはない味

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 ケツが異様に上がり、ホイルベースもエクステンドされてしまってます
他、ガタピシ異音も凄い状態

人間の仕業に違いないです


★★★

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 リーフスプリングを取り外し、各部まともなスペックにしていきます
リーフの後端部はフレームにあたりぱっなしで光を放っています

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 スプリングとシャックルを既定のトルクで締め付け
ここは74lb.ftで締め付け

基本に忠実に行くのがストックで一番いい状態になります

町工場自己流は超危険
直しているのか、ぶっ壊しているのか・・・?

ssss

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 リーフもフレームから逃げました
他、スラストラインもずれないように組み付け、リアの部完了


■フロント■
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 ピットマンアームとドラッグリンクを結ぶコネクティングロッド
ピットマンアーム側がだいたいくたびれた車両が多いです

この大きさのボールは、タイロットエンドも含め
35lb.ftで締め付けます(47Nm)
ギンギンに締めても緩くても不具合でます


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 ロアのコントロールアームのボールジョイント交換


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▲ アッパーコントロールアームも同じくです


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 スウェーバーのエンドリンクのブッシュキット
デルコ品でキメてみました

アストロ/サファリバンはここも重要なところです

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 砕けたら最後、ホイールベアリングもバッチリ手を加えます

◆◆◆


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 ハブにグリスをたっぷり詰め込み、規定の値でベアリングに
アタリを付けていきます(何回か行います)

他、アイドラアーム、ショックアブソーバー4本とも交換
ブッシングは今回交換ナシです

アライメントは、
トー:-3/16" キャンバー:LH+1.25° RH:-1.75°
キャスター:+1.7°
基準とずれているとこもありますが、ハンドルが左右のどちらかに切り込むまたは、
手を放すと左右どちらかに寄っていっていまうこともなく、すごくいい感じでした
やはりアレをキメたせいでしょうか



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◆エアコン◆
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 焼き付いてベルトがぶっ飛びそうになったコンプレッサーを
新品に交換しました

正確にオイルを計量するのが、今後のコンプレッサーの
性能&寿命を左右する重要なポイントです


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 エアコン使用中は汗をかきっぱなしのエバの出口付近
汗は水分なので、エバポレーターのナットがサビで
がっちりロック(よくある事件です)

取りあえず、アキュームレーターの根元をブッた斬りました
切り粉がエバ側にいかないよう注意します


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 踏ん張っていたナットもあの手この手でようやくフリーになりました
結構サビてます
無茶するとエバが”パー”になります


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 Evacuate the system


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 外気温の確認をしつつ、


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 Operate the system & check its performance


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 足まわり、エアコン共に無事リフレッシュしました

希少の観音開きゲート


アストロ/サファリバン

(The End)

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