DODGE RING & PINION , BEARING✿セット完了 | 横浜アメ車修理、メンテのオールドハウス " FIX the RIGHT WAY"

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GENERAL MOTORS★FORD MOTOR COMPANY★CHRYSLER CORPORATION.....中心に日々JOB~研究に爆走&前進中・・・

7/13(Sun)
OLD くるま処 HOUSE
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 ペンギンお立ち寄り、誠にありがとうございますペンギン
 
もう少し経てばセミの鳴き声が聞こえてきます(此処関東地方)
超短パンハダカおじいさんランナー以外にも
見せびらかしマッチョマンもあんまり見たくないものです(海、プール)
 
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ダッジB-200 ★9 1/4"★デフリビルト続きです
リング&ピニオン、ベアリング、シールすべて交換します
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ケースの左右に付いているベアリングを交換します
プーラーのツメを引っ掛ける所が設けられていなかったので、
ベアリングのローラーをぶっ壊しコーンにツメが掛かるよう切り込みを入れてみました
 
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▲作戦は成功!ガッチリ噛みついてくれました
頼りになるツールがあってこそ無事通過できるポイントです
がんばってくれたツールにはお酒をかけてねぎらってやりたいくらいです
 
その昔、クライスラーインペリアルを譲ってくれた50代くらいのおじさんは(他人)
当方に車を引き渡した後、インペリアルの屋根に持ってきた日本酒の一升瓶から
お酒を数滴かけて健闘をたたえ、別れを惜しんでました
 
その後そのインペリアルを数年ドライブしていましたが、なんとトラブルゼロでした
 
そのインペリアルも手放す時が来て、当方もおじさん同様に屋根に
ポン酒をかけてお別れしましたパー
 
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反対側もすんなりパス
 
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新しいベアリング取り付けに掛かります
 
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油圧の力をかりてグイグイと装着していきます(圧入)
 
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ピニオンギヤのベアリングもプレスで装着します
 
ここはリング&ピニオン交換の時の儀式 "Chacking Distance"を
バッチリキメないとダメですので、ベアリングの下にシムを入れて調整が必要です
 
メーカーの指示は2.812インチ B/L :0.008インチです
 
とりあえず今回はヤマ勘で0.0210”のシムを取り付けて
その後微調整に入る作戦にしました
 
 
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空っぽのハウジングにユニットを取り付けて測定していきます
 
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サイドベアリングのカップを"Mike"していきます
ケースのキャップの合わせ目がサイドベアリングのセンターラインとは
限らないのがデフの世界です
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上記のような理由で、各誤差をピニオン側に記された
"Check Distance"にバッチリ合わせます
 
ギヤのコンタクトパターンがキマるもっとも重要セクションです!
 
複雑なツールで解説が長文になってしまいますのでツールの画像は省略しました・・
大昔にホットロッドマガジンで購入したものです(ネットもない頃)
 
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BLを調整します

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ギヤコンパウンドでコンタクトパターン(アタリ)を確認します
 
ここでOKが出ないと一からやり直しです
The Pinion Depth Setting.
The Drive Gear Backlash.
上記二点がキマッたら次に駒を進めます

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今回はあまりにも強力なクラッシュスリーブ
油圧で0.0050インチほど潰し、おまじないをかけてみました
 
今回はだいたい0.040インチほどトータルで潰す計画です

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ピニオン、ベアリング(アウター)、フランジ(ヨーク)を
取り付け、いざピニオンナットを締めこんでスリーブを潰していきます
 
有名ブランドS社のブレーカーバーも反り返るほどの力が必要です
潰れ始めたら少しづつチェックを入れて進めないと
潰れ過ぎて”パー”になってしまいます
 
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Measuring Drive Pinion preload
 
山田うどんのトレードマークのような形をしたビーム型トルクレンチで
ピニオンのプリロードを確認しながら最終調整です
 
ここはエンジンのクランクシャフトから伝達されたシャフト上の最終駅です(FR)
ピニオンベアリングのアタリ、正確なギヤコンタクトの設定で
タイヤへのパワーのつながりかたも差がはっきり出てきます!
また、ギヤ、ベアリングの寿命も格段に差が出ます!グッド!
 
交差点を旋回時、ギクシャクとデフの辺りからゴリゴリ感が
感じられる車両はこの辺りがクサいです爆弾

 
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オイルシールを取り付け、最終的なピニオンナットの締め付けをします
210 foot-pounds mimimum
 
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B/L も最終調整 .006-.008辺り

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アジャスターリングをロックパー

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アクスルシャフトのベアリングもチェンジ
ハウジング両端についています
 
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ブラックアウトしてゴールインです
車両に装着していきます
 
フラッグDodge B-200 9 1/4" Rear Axle 次のステージへ走る人
 
デフも違和感、異音等が感じられるようになったら、
早めのインスペスションがお勧めです
無理をして乗り続けると、シャフト、ハウジング・・などの
パーツもおじゃんになってしまうケースも多々です
 
「添加剤入れてみて直らなかったらデフ載せ替えっすね!」
と、アドバイスされているお方
載せ替えよりも簡単に直るパターンも多いので
ご相談下さい(__)
 
 
  デフ関係の細かいパーツはまだまだ入手可能です
たまにレアなギアレシオは高価な場合もあります

 OLD HOUSE
           Phone: 045-591-9695
       Mail: superior_olds007@ybb.ne.jp
 
    Yokohama
 

 
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