物理学者の
スティーブン・ホーキング博士の言葉に、
次のようなものがあります。
「人類こそが、宇宙を解き明かす、
唯一の叡智である」
それほどに、
人には大きな力があるということ。
一方で、
その心身はそれほどに強くもない、
自然界にあっては、
むしろ、か弱く、ひ弱な存在。
人とは、まさに、
パスカルの
「人間は考える葦である」という
一言に凝縮されるのです。
自らを弱い存在と認めつつ、
思考する力の大きさや広がりを感じ、
ものごとに取り組んでいくことで、
きっと、それぞれが、
何かしら成すことができるものがある。
そう信じることができます。
みな、夢や目標があるでしょう。
それは一つや二つではなく、
大小もさまざま。
それぞれの取り組みの先にあるもの、
それはかつても記した、
ある大学教授の言葉のとおり。
「思ったところには
至らないかもしれないが、
確かなところに
達することができるのです」
成ったこと、
成らなかったことを含めて、
すべてを糧としていくことで、
多くの手応えを得ることができる。
令和3年度最終の節目にあたり、
改めて、みなに伝えたい。
努力は必ず実を結ぶ ――――
返ってくるのでも
報われるのでもありません。
結実し、
決して失われることのない、
あなたの確かなものとなるのです。
2つ、再掲します。