本日、免状式を行いました。
いつものとおり、みなで整列をして、
正座で修養訓を読み上げて稽古を締め、
そのあと、免状式に入り、
一人ひとりに
昇級、昇段の免状を授与しました。
与那覇師範が免状を読み上げ、
谷藤師範、梅田助教など
指導者、高段者も見守るなかで、
みなの、よい表情をしながら
それを受ける姿がとても良かった。
私も自分のことのように
うれしく感じました。
稽古の節目の一つが
この免状式です。
私も昇級、昇段を重ねながら、
自分はこの器にあるのか、
級や段位に見合ったものが
備わっているのか、
己に問いかけながら
自分なりの試行錯誤と取り組みを
続けてきたように思います。
私がどれほどの者であるかは別とし、
「器が人を育てる」という言葉のとおり、
一つの機会を得ることと、
そこで一歩、一歩と前に進む
日々の取り組みが合わさること。
確かな成長は
この長期的な取り組みの連続の先に
あるものと言えます。
この流れが、
私たちの昇級、昇段という
一本に連なるものの中に詰まっている、
道のりに凝縮されているのです。
稽古とは「継続は力なり」を体現していくもの。
学校のテストや受験、就活、企業人としても、
世の中は短期間のうちに
結果をだしていかなければならないものに
あふれています。
そこに全力で向き合うことと併せて、
そのようななかにあっても
長い視点で着実な成長の軸に
据えられるものがあったなら、
その取り組みは
幅広くあらゆる面で効果、効用をもたらす
ゆるぎない源泉となるでしょう。
きっと、己の助けとなり、
己の力となる。
心身に備わったものは、
尽きることも枯れることもないのです。
今年もいよいよ師走に入ります。
剛柔流空手道を科学する視点から見ても、
真冬の空気こそが
鍛錬や息吹の修養に最適であり、
俄然、気持ちも上がります。
ともに頑張ってまいりましょう。
3つ、再掲します。