早い! | 剛柔流空手道 渡辺道場

剛柔流空手道 渡辺道場

静岡県静岡市の空手道場です。
平成30年5月より、「剛柔流空手道 阪本道場清水支部」から「剛柔流空手道 渡辺道場」に名称変更しました。
令和6年4月に清水銀座本部道場を開設しました。

渡辺道場の渡辺です。


キアンの公認級位の免状が届きました。

二つの意味で「早い」です。

先の静岡県少年少女空手道選手権大会の結果により、夏の全日本少年少女空手道選手権大会への出場権を得たのですが、出場申込を行うにあたり、国体などと同じように「公認段位」もしくは「公認級位」の保有が求められるのです。


次の我が道場の審査会は6/23と決まっていますが、県連盟で取りまとめる全少申込締切日が迫っている為、5/9の練習の時に先行して公認級審査を行い、登録申請を行ったのです。


1週間も経たずに手元に免状が届きました。


早い!


静岡県連盟の段位委員会は本当に優秀です。

事情が判っているからか、申請を出した翌日には、先行して級位番号も知らせてくださいましたしね。流石です。

ありがとうございます!


我が道場では、道場の昇級昇段審査での初段到達者に公認段位の取得をさせていますが、審査の次に行われる静岡県連盟の公認段位審査に充分に合格できるであろう水準に達しているかどうかを目安としており、そこから逆算した各級位の審査内容を設定しています。

その過程の中で、1級審査には公認初段取得時に必要な「公認1級審査」を兼ねた内容にしてある為、道場審査合格を以て公認1級合格と登録申請をしています。


現在のキアンは、まだまだ実際の級から見れば、全然足りません。

小2,小3くらいになれば、早くから始めている子の中から初段に到達して黒帯を締める子も出てきますが、小学1年生ではかなり無理が有ります。

事実、今現在の彼は、組手は強くとも我が道場の初段取得までに必要な形の半分も覚えられていませんし。

2ヶ月前の3月まで、未就学の幼稚園児だったのだから当たり前なんですけどね。


ですが、我が道場では全国大会出場権を得た場合にだけ、特例での飛び級による昇段を認めておりまして。


権利を得た日から見た次の審査会で、本来の受審級の審査合格の水準に達している事を示した上で、初段への昇段に必要な追加審査を行い、クリアをすれば初段に列する事になります。

ダメならば当然、次の審査会まで保留となります。


過去に我が道場での特例による昇段を果たしたのは、阪本道場清水支部時代にコウヘイ(小2時)が、渡辺道場になってからは、シュウカ(小1時)と昨年のソラ(小1時)の3名です。


この3名は、始めた時期もやや早く、形も結構覚えていましたし、習得できそうな力を示していました。

昇段させた時も、「充分に取れるだろう」との見込みも有りましたし、事実、その後の公認段位審査も問題なくクリアし、公認初段も取得できました。


まさにキアンは、その特例による昇段対象となるのですが…


まだ早い!


ですが、形は上手いとは言えませんが、彼は形の試合にも積極的に出ており、ここ最近では随分と良くはなってきました。


特例の昇段の権利が有る事を本人にも説明し、それと同時に先に道場に入っている先輩達、自分より後から入った年上のお兄さんお姉さんを飛び越えて黒帯を締める事になる重大さを説明しました。


普段はフワフワしている彼ですが、流石に事の重大さに気が付いたようで、自信が無さそうでもあり、神妙な顔もちをしていましたが、挑戦をするとのこと。


これこれ。

今、自身の置かれた立場を理解し、プレッシャーを感じる事が大切なんですよ。


人は必要に迫られれば、何とかするもの、できるものです。

これも、頑張って練習をしてきたからこそ、巡って来た成長するチャンスです。


全国大会に向けて、道場の代表の一人、静岡県の代表の一人として、更に強くならなければならない中、このプレッシャーを乗り越えた時、小学1年生なりにですが、彼はまた大きく成長してくれるでしょう。


審査まであと1ヶ月程。

相応しい力を身に着けてくれる事を期待しましょう。

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静岡県静岡市清水区の空手道場

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練習場所

月  19:00〜21:00

清水第五中学校体育館

火  19:00〜21:00

清水銀座本部道場

水・木  19:00〜21:00

清水三保第一小学校体育館

金  19:00〜21:00

清水銀座本部道場

お問合せ 090-8321-0211 渡辺まで

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