11日から今日までお盆休みでした。仕事のことはしっかりと忘れて、またブログの更新もお休みにしましたので、久々にゆっくりできました・・・と言いたいところなのですが、実際は実家に帰ってお墓参りをしたり、家族を遊びにつれていったりしてバタバタしていました。
休み前の記事で書いたように、せっかくの休暇を利用して、普段の狭い視野から頭を解き放ち、これから10年間で社会・企業・個人の働き方などがどのように変化するかについて考えてみようなどと思ったものの、結局、一人でゆっくり考え事ができる時間はあまりとれませんでした。
が、そうは言っても寝る前や電車での移動時間などを利用して少し考えをめぐらしましたので、少々雑駁になりますが、何回かに分けて書き綴ってみます。
さて、今後10年間のことを考えるといっても、10年間で全く想像のつかない世の中に変わるというようなことはないでしょう。過去10年間の間に世の中は大きく変わったのですが、振り返ってみれば、10年前の2000年には、この10年間の変化を予兆する事柄が既に起こり始めていました。例えば、携帯電話が個人で持つことが当たり前になりつつありましたし、世界の工場としての中国の成長の兆しは見えていましたし、インターネットが急拡大することも予測されていました。
同様に考えれば、10年後の2020年についても、現在既に表に表れているトレンドがさらに大きな流れとなり、それにあわせて社会の仕組みや人々の考え方・価値観が徐々に変化し、結果としてこの10年間で大きく世の中が変わったね、という状態になっているのだと思います。
漠然と10年後の世界を考えても考えが発散するだけですので、今後日本の企業がどのような変化にされされるのかということを論点として、一つは、社会全体の変化、もう一つはそれを踏まえた企業・組織・働き方の変化に着目して考えるようにします。
まずは、社会全体の変化です。取っ掛かりとして、比較的確実な将来予測として人口予測がありますので、これをベースに考え始めたいと思います。
2010年時点で既に日本の総人口は減少局面に入っていますが、10年後にはより顕著に人口減少問題に直面することになります。全体で見れば、この10年間で約4%の人口が減少することになりますが、それを世代別に見れば、わずかに増加する世代と、大きく減少する世代に分かれます。
5歳刻みで世代を表したとして、45歳以上となる各世代の人口は10年後は現在よりも増加するのに対し、45歳未満の各世代の人口は、現在より減少します。特に、20~39歳という会社の中で若手・中堅となる世代の人口が、今後10年で約20%も減少すると見込まれています。
そうすると、これはよく言われていることですが、介護・医療といったいわゆる高齢者関連ビジネスや、壮健な高齢者をターゲットとしたビジネスなどは拡大することが予測されます。
一方で、30代以下の人口は、この10年間で減り続けることになりますし、また、詳細は後述しますが、これらの世代の平均所得も、残念ながら今後は減少傾向になると思われます。よって30代以下の世代の消費ポテンシャルは減少し続け、これらの世代をターゲットとした市場は今後とも減少し続けます。
これらをふまえ、教育、娯楽、ファッション、外食、運輸など多くの内需向け産業は、マクロでみれば縮小する市場の中で、マーケティングのターゲットをより高年齢層にシフトして、その生き残りを図るというトレンドがより鮮明になると思われます。
次に、お隣の中国と、ネットの世界に目を向けたいと思いますが、続きは次回の記事で書きます。
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