今日からお盆休みに入りました。日曜日まで5日間の休みです。


先週から中期計画の最後の詰めをしているのですが、残念ながらそれらを片付けられず、課題を引きずったままお盆休みに突入となりました。


昨日、私のボスに計画の説明をしていたのですが、自分では戦略から数値計画までそれなりにちゃんとまとめたつもりではあったものの、細かいところに突っ込まれると全体の整合が取れていないところなどが出てきました。


以前記事で、経営者に説明する資料を作成する際には、経営者の持っている現場感覚とずれないことが大事、と書きましたが、昨日のやりとりのなかで、私もまだ経営者の現場感覚をちゃんとつかめていないこと痛感しました。


説明した計画に対して、経営者としての感覚から、「この前提は正しいのか?他社の動きをどう考えているのか?」「この費用はなんで減らないの?実績値からすればもっと減るはず」などいろいろ質問されるのですが、ぱっと答えられない質問が多く、それらを再精査して、盆明けに再度修正となりました。


もちろん経営者の現場感覚がすべて正しいわけでなく、イエスマンになる必要はありません。ちゃんと分析し、その結果として「それは強気に読みすぎ・・・」「費用の増える理由は・・・」だとかを言えればいいのですが、昨日の打ち合わせでは、その分析も不十分で、反論できない点が多くありました。


改めて、自分の視座の低さを実感するとともに、まだまだ詰めの甘い仕事をしているなあと反省した次第です。


以前の記事でお盆休みに10年の計を考えようと書きましたが、10年どころか3年先のところで思考が止まりそうです・・。ただ、そうは言っても気持ちの切り替えも大事ですので、お盆休みはしっかりと休んで、またお盆明けからがんばります!


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10年のビジョン

最後の踏ん張り

経営企画という仕事(2)

市場のシェア分析などを示す際に、「モザイクプロット(面積チャート)」というものを良く使っています。見慣れないグラフかもしれませんが、通常の棒グラフというのは1次元の情報しか表せないのに対して、モザイクプロットを使うと、2次元の情報をあらわすことができます。



はいえすとの挑戦記
(クリックで拡大します)


ここにそのモザイクプロットを例示しました。これは、ある製品について、欧州、米国、日本、アジア、その他といったエリア別のA社~D社のの販売シェアを表していると思ってください。右端の棒グラフが市場全体のシェアを表していて、A社が約50% 、B社が約25%、C社が約15%、D社が約10%です。


ここまでは普通の棒グラフなんですが、その左にあるのがモザイクプロットとなります。縦軸はエリア別の各社のシェアをあらわしていて、これは普通のグラフと見方が同じなのですが、特徴的なのは横軸で、グラフの「太さ」で各エリアの市場規模の割合がわかります。この図では、欧州が約35%、米国が30%、といった具合です。


このチャートの優れているのは、見てのとおり、面積から視覚的に市場の勢力図がひと目でわかるところです。直感に訴えるグラフなので、プレゼンなどでも結構重宝するグラフです。


で、問題は、どうやってこの図を書くかです。エクセルの標準グラフでは、モザイクプロットを描くことができません。


シェアソフトでExcelのアドインソフトとして有料で販売されているのもあるのですが、この手のことにお金を使うのもいやだなあと思って、何とか自分で作れないかと思考錯誤していたのですが、つい最近、少しデータの下ごしらえをすることで比較的簡単に(いや、ちょっと手間はかかるかな・・・)作成できることがわかりました。データの準備さえできれば、エクセルのグラフの種類で「面グラフ」を選択して、「グラフのオプション」の横軸を「時系列」に選択すると、モザイクプロットが出来上がります。


それ以上はここには書きませんが、使い勝手のあるグラフなので、興味のある方はいろいろと試行錯誤して試してみてください。



前回の記事で視野狭窄に陥ってはいけないと書きましたが、来週はお盆休みで少し時間がとれますので、少し日ごろ考えないことに思いを巡らせてせてみたいなあと思っています。


少し古い話ですが、昨年末の仕事納めにおいて職場で挨拶をする機会があったのですが、2010年という節目の正月を迎えるにあたり、休みの間に1年の計ならず「10年の計」を考えてみてくださいと職場のメンバーに挨拶しました。


よく10年ひと昔といいますが、確かに、産業の大きな構造転換を捉えるには10年程度の期間で考えることが必要です。


例えば、10年前の2000年といえば、ようやく個人が携帯電話を持つことが普通になった時代でしたが、いまや携帯からスマートフォンやiPadのようなモバイルネット端末に主軸が移り変わろうとしています。


また当時はインターネットが急拡大しはじめていた時期ですが、この10年間の間にネットは社会のインフラとして完全に定着し、ネット関連の産業は大きく成長しました。当時はネットの広がりで人のつながりが薄くなるといわれたものですが、今では、SNSやTwitterなど、ネットを通した新たな人のつながりが起こっています。


さらに、2000年といえばまだ中国の経済力の地位は低く、日本の製造業が安い人件費を求めて中国に展開し始めていた時期ですが、この10年間で中国の経済力は世界トップレベルとなり、その一方で人件費の高騰などで中国の「世界の工場」としての役割は明らかに曲がり角を迎えています。


自分の仕事に関連することに目を向ければ、この10年間で電機系の製造業の国際競争力は完全に低下し、価格破壊とあいまって産業全体が停滞を余儀なくされた感があります。私もこの10年やってきた仕事というのは、事業の拡大というよりも、どちらかといえば、事業の縮小・整理といったことのほうが多かったです


10年先といえばずいぶん先のように感じるのですが、逆に10年前振り返ってみれば、この10年間というのはあっという間であったようにも感じます。


数日間のお盆休みですが、仕事の狭い視野から頭を解き放して、今後10年間のキーワードは何か、2020年の社会はどのようになっているのか、そして何より、この10年間で自分はどういう仕事をしていくことになるのかを考えながら過ごしてみます。


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視野狭窄に陥らない




日曜日の記事で書いたように、今週は仕事が佳境を迎えており、結構ハードな生活が続いています。


睡眠不足も堪えるのですが、それ以上に良くないなあと思うのが、仕事以外のことに全く時間が取れなくなり、その結果、視野が非常に狭くなってしまうことです。頭の使い方が画一的になるという言い方のほうがいいかもしれません。


このブログを書くことでいろいろなことを考える契機になるのですが、その時間もなかなか取れないとなると、本当に仕事のことしか考えなくなってしまいます。


もちろん起きている時間をすべて仕事に割いているわけではなくて、移動したり、食事したり、お風呂入ったり、するのですが、それは単に「時間を過ごす」という行為です。


11月以降も同様の生活パターンになりかねないことを考えても、どんなに忙しくても、一日1時間は仕事のこと以外のことに頭を集中して気分転換を図り、視野が狭くならないようにしたいものです。


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ピアノに没頭

生活パターン







アメブロのアクセス解析を見れば、どの検索ワードから自分のブログへの流入があったかを調べることができます。最近1ヶ月のなかで比較的多かったのが「管理PL」という検索ワードです。


確かにGoogleで「管理PL」と検索すれば、比較的上位にこのブログの記事がヒットしますから、そこから、このブログを見られた方も多いと思います。


費用を変動費・固定費に分類し、それをベースにして限界利益管理、赤字製品の継続判断、損益分岐点などの経営分析をするというのはアカウンティングの教科書にも出てくる、経営管理の基本です。


しかし一方で、粗利率(製造原価率)や販管費率など、どちらかといえば財務PL的な発想で事業管理を行っている場合も多く、特別に管理的なPLを作っていない場合も多くあります。


その理由として、管理PLを実際に作成するためには、それなりにひと手間かけなければならないことがあげられます。


実際に管理PLを作るとすれば、各費用科目について変動費と固定費の分類を行う必要がありますが、ここには経営者の意志や事業に対する見方が反映されます。以前の記事で書いたように、管理PLを見れば、経営者の思考がわかると書いたのはそのためです。


また、毎月管理PLを集計するためには、そのフローがシステム化されていないとすると、経理や経営管理部門にそれなりの業務負荷が発生します。それを考えると、管理PLの作成になかなか踏み出せないのかも知れません。



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