前回の記事で、転職までのあと1ヶ月間、募る不安に打ち克つためにも、なるべくたくさんのビジネス関連の本を読みたいと書きましたが、読書に関して、以前読んだ本のなかで結構面白かったのが、「レバレッジ・リーディング」という本(本田直之著:東洋経済新報社)です。
ちょっと変わったタイトルですが、本を読むことを自分への投資と定義して、自分の「やる気(目的意識)」に対して、本を読むことで得られる「他人の経験」を掛け合わせれば、レバレッジ効果(てこの原理)で、本に投資した金額の何十倍、何百倍もの結果を出すことができる、ということからついたタイトルです。
確かに、文庫本や雑誌と比べるとビジネス書はちょっと値段が張る(1,500円~3,000円くらい)のですが、この本の中でも書かれているように、著名な経営者の成功体験や失敗体験について筋道立ってまとめられた文章を手に入れることが出来ると考えれば、安い買い物といえます。(自分でアポをとって直接聞きに行くなどということはまず出来ませんので・・)
本を読むことのリターンを定量的に把握することは難しいので「何倍か」というのはさておき、自分自身の経験からしても、多くの本を読むことで、確かにビジネスの実戦の場での対応の幅は広がるように感じます。。
そして、最大限にレバレッジを利かすには二つのポイントがあって、一つはとにかく短時間で多くの本を読んで、何が重要かという本質を掴むということと、もう一つは読みっぱなしにせずに、重要なポイントをメモ書きにしていつでも自分の手元におき、それを実践して本当の意味での自分自身の血肉にするということです。
ちなみに、この本を読んで今の私が一番共感した部分は、「意識して自分の新しい刺激を与えないと、自分のやり方に固執したり、視野が狭くなったりしてしまう。特に年齢を重ねてある程度の成功体験を積むと、ますますその傾向が強くなり、その時点で人間の成長が止まってしまう」ということが書かれた部分です。
前回の記事で書いた「ビジネスパーソンが本を読むことは、スポーツ選手にとっての練習にあたる」というコンセプトも、実はこの本からの得たものなのですが、今の自分にとって最も良くないのは、その「練習」を放棄してしまって、自分のやり方に固執してしまうことです。
そうならないためにも、意識して本を読み、常に自分を揺さぶり続けないといけないなあと思っています。
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