こんばんは。
夏休みに入った子供たちにとって、
最初の土曜日、日曜日だったようです。
お父さん、お母さんは、お疲れ様でした。
さて、今日は「布施」について。
仏教で布施とは、どんなことを言われるのでしょう?
お釈迦様にこんなエピソードが伝えられています。
あるとき、お釈迦さまが
弟子たちと托鉢(たくはつ)に出かけられました。
しばらくして、道が二股に分かれていましたが、
お釈迦さまが右の道に歩まれると
お弟子の一人が言いました。
「お釈迦さま、失礼ですが、
道を間違われたのではないでしょうか。
こちらの道は、大変貧しい者の住む集落に向かいます。
最近の飢饉で餓死する者まで、出ているところです。
そんな村に托鉢に行かれても、
布施する人はいないでしょう。
反対の道ならば、
大地主や大商人たちの住む町ですから、
布施する人も多くありましょう」
それに対して、お釈迦さまは、こう仰有いました。
「私は道を間違えてはいない。
この道が、貧しい村に通ずることは知っている。
布施は貧しい者ほどしなければならないのだ。
彼らが現在、餓死するほどに貧しいのは、
過去世で欲深く、布施の功徳を積まなかったからである。
布施を励んだ人は、恵まれた家に生まれ、
施しをしなかった人は貧しいところに生を受ける。
彼らは自らの報いを受けているのだ。
貧しい中から、米一粒でも布施をして、功徳を積むならば、
それにより、彼らは今の苦しい状態から、抜け出せる。
長者の万灯よりも貧者の一灯、
布施の尊さは量にはよらない。
貧しさに苦しんでいる人ほど、
布施をしなければならないのだ」
弟子たちは深く頷いたと言います。
お釈迦さまが、何か物をもらうために
托鉢をしているなら、
お金持ちの住む町に行けば良いのです。
托鉢にまわることにより、
貧しい村の人たちは、
わずかながらも布施の行いをします。
善い行為をすれば、善い結果が、
善い行為をした本人に返ってきます。
お釈迦さまは、10数日にわたり、
その村に滞在され、
村人からのわずかな布施の米粒で粥を作られ、
弟子たちと分け合ってすすりながら
法を説かれたと言われます。
施した人が恵まれる。
お釈迦さまが、教えておられることです。
え?そんなことってあるの?
与えた人は、持っているものが減るから、
損をするんじゃないの?
そうではないんです。
蒔かぬ種は生えぬ。蒔いた種は必ず生える。
刈り取らねばならぬ一切のものは、
自分の蒔いたものばかり。
種まきすれば、種まきした人が刈り取るから、
結果はすべて自分のものです。
与えれば、受け取った人が得をして、
与えた人が損をしたように思いますが、
本当は、与えた人が一番、得をしているのです。
もちろん、誰にでもとにかく与えればいい、という
ものではありませんよ。
ちゃんと与える相手についてもお釈迦さまは
教えておられます。
それは、また次の機会に話をしましょう。
━ ぴょんたの ◆◆
◆◆ ひとりごと ━
アメリカはカリフォルニア州から来て、しばらく
日本に滞在している小学生の女の子と、そのお母さんと
少し話をする機会がありました。
(日本人の母子です)
日本の教育は、アメリカより断然いい、
と絶賛して、日本の教育を受けさせたい、と
お母さんは語っていました。
その女の子も、日本に住みたい、と言っていました。
どういうところがいいのかな?と思って聞いてみると、
日本のクラスはまとまりがいいそうです。
昼食の時間、アメリカは、先生が教室にいないので、
それぞれが好きなように食べ始め、
食べ物を投げあったりする子供もいたりします。
たしかに「いただきます」「ごちそうさま」は
アメリカにはないです。
みんなで「いただきます」をしたり、
教室の掃除をしたり、ちゃんと整列をしたり、
ということを教えるのが当たり前と思って
いましたが、これは「日本の教育」だから。
礼儀をちゃんと身につけたり、
相手を気遣ったり出来るようになることは、
とても大切なことだと思います。
教育は本当に大事だと思うので、
よりよいものになるために、
社会全体で意識していきたいことの一つですね。
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夏休みに入った子供たちにとって、
最初の土曜日、日曜日だったようです。
お父さん、お母さんは、お疲れ様でした。
さて、今日は「布施」について。
仏教で布施とは、どんなことを言われるのでしょう?
お釈迦様にこんなエピソードが伝えられています。
あるとき、お釈迦さまが
弟子たちと托鉢(たくはつ)に出かけられました。
しばらくして、道が二股に分かれていましたが、
お釈迦さまが右の道に歩まれると
お弟子の一人が言いました。
「お釈迦さま、失礼ですが、
道を間違われたのではないでしょうか。
こちらの道は、大変貧しい者の住む集落に向かいます。
最近の飢饉で餓死する者まで、出ているところです。
そんな村に托鉢に行かれても、
布施する人はいないでしょう。
反対の道ならば、
大地主や大商人たちの住む町ですから、
布施する人も多くありましょう」
それに対して、お釈迦さまは、こう仰有いました。
「私は道を間違えてはいない。
この道が、貧しい村に通ずることは知っている。
布施は貧しい者ほどしなければならないのだ。
彼らが現在、餓死するほどに貧しいのは、
過去世で欲深く、布施の功徳を積まなかったからである。
布施を励んだ人は、恵まれた家に生まれ、
施しをしなかった人は貧しいところに生を受ける。
彼らは自らの報いを受けているのだ。
貧しい中から、米一粒でも布施をして、功徳を積むならば、
それにより、彼らは今の苦しい状態から、抜け出せる。
長者の万灯よりも貧者の一灯、
布施の尊さは量にはよらない。
貧しさに苦しんでいる人ほど、
布施をしなければならないのだ」
弟子たちは深く頷いたと言います。
お釈迦さまが、何か物をもらうために
托鉢をしているなら、
お金持ちの住む町に行けば良いのです。
托鉢にまわることにより、
貧しい村の人たちは、
わずかながらも布施の行いをします。
善い行為をすれば、善い結果が、
善い行為をした本人に返ってきます。
お釈迦さまは、10数日にわたり、
その村に滞在され、
村人からのわずかな布施の米粒で粥を作られ、
弟子たちと分け合ってすすりながら
法を説かれたと言われます。
施した人が恵まれる。
お釈迦さまが、教えておられることです。
え?そんなことってあるの?
与えた人は、持っているものが減るから、
損をするんじゃないの?
そうではないんです。
蒔かぬ種は生えぬ。蒔いた種は必ず生える。
刈り取らねばならぬ一切のものは、
自分の蒔いたものばかり。
種まきすれば、種まきした人が刈り取るから、
結果はすべて自分のものです。
与えれば、受け取った人が得をして、
与えた人が損をしたように思いますが、
本当は、与えた人が一番、得をしているのです。
もちろん、誰にでもとにかく与えればいい、という
ものではありませんよ。
ちゃんと与える相手についてもお釈迦さまは
教えておられます。
それは、また次の機会に話をしましょう。
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アメリカはカリフォルニア州から来て、しばらく
日本に滞在している小学生の女の子と、そのお母さんと
少し話をする機会がありました。
(日本人の母子です)
日本の教育は、アメリカより断然いい、
と絶賛して、日本の教育を受けさせたい、と
お母さんは語っていました。
その女の子も、日本に住みたい、と言っていました。
どういうところがいいのかな?と思って聞いてみると、
日本のクラスはまとまりがいいそうです。
昼食の時間、アメリカは、先生が教室にいないので、
それぞれが好きなように食べ始め、
食べ物を投げあったりする子供もいたりします。
たしかに「いただきます」「ごちそうさま」は
アメリカにはないです。
みんなで「いただきます」をしたり、
教室の掃除をしたり、ちゃんと整列をしたり、
ということを教えるのが当たり前と思って
いましたが、これは「日本の教育」だから。
礼儀をちゃんと身につけたり、
相手を気遣ったり出来るようになることは、
とても大切なことだと思います。
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