田中畜産の田中さん@tanakakazumaがブログの中でhttps://tanatiku.com/kazuma/25480
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のことを紹介していたのを拝見し、購入して、一機に読んでしまいました。(ここでは17,000円で出てますけど、僕が買ったのはもっと安かったですけどね…)
Masaki Nishimura 西村 昌樹@masakinishimura
うーー ついに買っちまった… 中古本で定価より高い本買ったのはじめてっす https://t.co/C5rLST9Hle
2020年01月16日 14:47
実は、以前から一度読んでみたいと思っていたのですが、あまりの高値に手が出せなかったのです。
『牛さん』愛にあふれるすばらしい一冊でした。
但馬牛と特産松阪牛の関係は、ぜひ、田中さんのブログ記事を読んでいただきたいのですが、村岡に住む私にとって、地元がもつポテンシャルをあたらめて理解する機会になりました。
そして、地元の畜産農家の方をたくさん知っていますが、そういった方たちは、普段はあまり表立つことはないですが、こつこつと努力し、但馬牛の伝統と信頼を積み上げている人々の努力に思いを馳せることができました。
さて、私自身なぜこの本に興味が出たきっかけは、ある一つの疑問からでした。
私の実家は民宿をやっていて、夕食のメインメニューにすき焼きをよく提供しています。
しかし、これまで『すき焼き』という料理を深く考えたこともなく、但馬牛の産地にいて、但馬牛のすき焼きを提供しているのに、その背景を全く理解していない自分がいることに気づいたのです。
実はこの本以外にも、すき焼きにまつわる本を数冊読み、少しだけその理解を深めました。
私は、みなさんご存じの方も多いですが、土建屋を経営しています。
まあ、実家が民宿をしているということでいうと、その経営の一端を担っているからまったく無関係というわけではありませんが、土建屋という肩書から考えると、まったく畑違いの書籍です。
もちろん、まだまだ建設業界や建設技術の知識が十分備わっているわけではなく、そちらの方の勉強もしなくてはいけませんが、しかし、それと同様に、幅広く、見識を深めることは大切だなぁと改めて思います。
単に物知りになるというより、そういう異分野のことを学ぶことを通じて、思考に深みがもてるようにしていきたいのです。
思考の幅が狭い中で出す答えと、思考を奥深くした中で出す答えは、やはり違ってくると思います。
今後ますます時代は複雑になり、答えが簡単にみつからない中で、それでも答えを導いていくことが求められます。
そういう中で生きていくには、自分の普段生きている領域以外のものにも思いを巡らせることが必要になってくるのだと思います。
素敵な本を改めて紹介していただいた田中さんに感謝です。