今朝の日本経済新聞で、ある一つの記事に目がとまりました。
プラトンに挑む「民主主義3.0」 https://t.co/KbIeFWdVeC
— 日本経済新聞 電子版 (@nikkei) January 11, 2020
『民主主義3.0』という考え方…
今、司法の世界では裁判員制度というものがありますね。
国民の中から、無作為に選ばれた人が、司法のプロである裁判官と同じ場にならび、一般市民の考えも取り入れながら裁判を進めていく方法(おおざっぱに言えばこんなことだった理解しているけどあってるのかな?)
です。
とかく、一般の人の感覚、
『そりゃやりすぎだろー』
『もうちょっと厳しくてもいいんじゃない』
みたいな、罪を犯した人への気持ちも踏まえた裁判によって、その人が最も適正に裁かれていくという制度は、とても画期的なことだなぁと思っていたのですが、それに似たようなことを、いわゆる議会という政治の意思決定の場にもちこもう…
そういうお話ですね。
以前にもお話したことがありますが、
[アメブロ更新]総合計画は住民がコミットメントしてはじめて有効に機能するもの https://t.co/0vl7z9z6c4 #ameba #ameblo #ametwi
— Masaki Nishimura 西村 昌樹 (@masakinishimura) December 7, 2019
私自身、地方自治の政策決定の場である議会とは別に、総合計画審議会(これは地方自治法で定められている法定の会議ですが)といった政策決定のプロセスがあってそこに参加していたのですが、町長や議員が行う議会制民主主義では拾いきれない市民の声を政策に反映する場面をもっと強化していかなくては、本当に町はよくなっていかないのではないか…
とずっと思っているからです。
例えば子育てをしている人とか、障害などを持っている方などが、直接議会という場に直接語り掛けることができれば、政策決定にも大きな変化をもたらすことができるような気がしますし、もっといえば、この記事にもあるように、無作為にとっかえひっかえ選ばれていく中で、いつ自分が選ばれるかもしれないという緊張感や責任が、まちづくりに対する関心を高め、行動や発言への責任を持つことができるようになるような気がします。
今後、フランスでの取り組みがどのような効果や影響がでてくるのか注目してみていきたいと思います。