小さなお宿のナイトタイムエコノミー | ニシムラマサキのブログ 【株式会社 西村工務店 代表取締役】【 SASAYA・うづかの森 オーナー】

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どうすれば地域を『素敵』に変えられるのか、誇るべき田舎になるのか、そんなことばかり考えています。

 

2月11日の建国記念日をはさむ連休が、一年でもっともハチ北が忙しくなります。

 

普段、建設業の私も、このときばかりは、いちスタッフとして、民宿の手伝いに借りだされます。

 

そんな忙しい中でしたが、翌日の準備や片づけなどが一通り終わった夜に、お客様といっしょにお酒を酌み交わせていただく機会を得ました。

 

お客様や、我が家からも、お酒やそれにあうおつまみなどを持ち寄って懇親会。

 

2組のお客様と、我が家スタッフでの急遽はじまった懇親会でした。

それぞれ我が家の大切な常連のお客様なのですが、2組のお客様同士は初顔あわせでした。

 

我が家を通じて、そうやってお客様同士とのつながりができて広がっていくのは宿冥利につきます。

 

ただ、強靭な肝臓の強さを持ち合わせてはいないので、毎日できるというわけではありませんが…(笑)

 

 

 

さて、ナイトタイムエコノミーという言葉が言われるようになって久しく私たちの地域でも夜にいかに楽しく過ごしていただくかというのは、喫緊の課題です。

 

以前は、ここハチ北でも数軒の飲み屋さんがあり、それなりにお客様が夜過ごしていただくところがあったのですが、いまは皆無になってしまいました。

 

ですが、日本のスキーでは、和室の部屋に車座になって、酒を酌み交わす文化がもともとあったことに気づきました。

こたつにみんなで足を突っ込み、缶ビールと簡単なおつまみで夜な夜なさまざまな話にふける文化は、おそらく日本独特なものなのではないでしょうか。

 

考えみれば、ツインやダブルが主体の洋室のお部屋ではこうはいきません。

ホテルでは部屋(寝室)は超プライベートの空間であり、他人が入り込むというようなスペースではなかったからということもあるのでしょうが、それに代わるバーなどがロビーフロアにあるのはそのためではないかと思います。

 

また、大きな温泉旅館でもそういうラウンジやカラオケのようなところをおいていますよね。

 

小さなお宿がそうそうマネをすることはできませんが、特別なナイトタイムエコノミーを提供できない代わりに、こうやってお部屋での過ごし方になんらかの貢献ができることはあるような気がしますね。