プロが多く育つ世界があって、世間で認められる業界になる | ニシムラマサキのブログ 【株式会社 西村工務店 代表取締役】【 SASAYA・うづかの森 オーナー】

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どうすれば地域を『素敵』に変えられるのか、誇るべき田舎になるのか、そんなことばかり考えています。

 

 

スキー界の発展において、トップ選手が活躍することで、それでちゃんと食えていることが重要だと思うけど、レッスンを行うインストラクターや、パトロールなど、実務的に滑っている人も同時に食えるように整えていくことが必要だと考えます。

 

もちろん、スキーはシーズンスポーツなので、年間の活動になりにくいという事情はありますが、せめて冬期間だけでもがっつり稼げていればいいのですが、そういう人はまだまだ多くないと思います。

 

世間に対して、評価をもっとあげるためには、私はもう一段高いレベルでの仕事観をもってあたることが必要だと思います。

 

例えばパトロール業務は、スキー場の安全のためには欠かせない仕事です。ですが長いシーズンを通して、ずっと救助活動をしているわけではありません。

 

天候などの状況によっては、事故者続出という日もあるかもしれませんし、コースロープを張ったりするなどの予防活動もあるのでしょうけど、おそらく全時間の1割もないのではないでしょうか?

 

あとは、自分で自由に滑って過ごしたり、あるいは詰め所でストーブを温めている時間も多いだろうと思います。

 

私はこれでは、その道のプロとしては認めてくれるスキー場オーナーは少ないだろうし、もっといえ場お客様自身もそれ以上のリスペクトはなく、おそらく、『趣味の延長にパトロール業務やインストラクターがある』と思われてしまっている人は多いと思うのです。

 

やはり、プロである以上は、ゲレンデに立つ時間を多くし、予防活動をしたり、実際に見回る『パトロール』をすることも必要でしょう。

 

一般的な業務は8時間とされているのですから、その時間は『生産性を向上させる』業務をしていなくてはいけないのです。

 

ストーブを温めたり、自身の愉しみのために滑っているだけでは『生産性』には寄与していません。

 

お客様により高い安全を提供する、より高い喜びや満足を提供する、そいう気持ちをずっと仕事中は気を張ってやってこそ、その人の価値があがるのだと思います。

 

スキーにかかわってそれを生業としている人一人ひとりが高い意識と行動をもつことで、価値を世の中に提供している…そうやって変わっていく必要があるのではないでしょうか?