神々が宿る場所 | ニシムラマサキのブログ 【株式会社 西村工務店 代表取締役】【 SASAYA・うづかの森 オーナー】

ニシムラマサキのブログ 【株式会社 西村工務店 代表取締役】【 SASAYA・うづかの森 オーナー】

どうすれば地域を『素敵』に変えられるのか、誇るべき田舎になるのか、そんなことばかり考えています。

 
朝、瀞川稲荷へ足を延ばしてみました。
 
杉林のすきまから陽射しがさしこみ、陽と影のコントラストが、なんともいえない雰囲気を醸し出していました。
 
もちろん瀞川稲荷は神社なので、神が宿っているところに違いないのですが、その何とも言えない光の陰翳が、よけいそう思わせるのでした。
 
何百年か前に、先人がここに祠を建てました。
 
集落からは、数キロ離れ、奥まったところに、この社が鎮座しています。
 
奇岩がありそこに祠があります。
祠ができる前からも、おそらく樹々の間から差し込む陽光がなんとも神がかっていたのに違いありませせん。
 
それをみて、きっとここは神が宿る場所なのだと祠をたてたのでしょう。
 
各地に点在する寺社仏閣。
私たちは、そこにすでに仏様や神様が鎮座するから、それを神聖なものとしてあげめているけれど、それすらなかった時代というのが、過去をずっとさかのぼればあったわけで、なぜそこに社を構えようとお考えになったのかと思いめぐらせば、いろんな想像がかきたてられます。
 
そう考えると、私たち普段暮らす場所も、そこに人が何かの思いをこめれば特別なものへと変わっていくわけですよね。
 
それが単なる偶然であったのかどうかはわかりませんが、人が何かを決めるというのは、そういうことなわけです。
 
人が信じれば、そこに神は宿る。
それは、単に寺社仏閣のみならず、人生すべてにおいてです。
 
よりよき人生というのは、そうやって、信じ、念じるところからですね…。