『本物は続く続けるから本物になる。』
但東が産んだ偉大な教育者
東井義雄さんの言葉です。
ウケ狙いで、多くの人の関心を集めるのは、いつの時代でも常套手段だと思いますが、そんなときに、私はいつもこの言葉を思い出すのです。
テレビのお笑いの世界の人のように、何千何万といる芸人さんから、あの場所にはいあがってくるためには、やはり本物でなくてはならないのでしょうから、彼らがウケを狙うというのとは、我々凡人ではまったく異なるということですね。
確かに、ウケを狙って、話題づくりをすることも必要かもしれませんが、話題になったとして、商品なり、サービスが、やはり本物でなければ、それはあっという間に通り過ぎて、またもとの木阿弥となるのです。
それよりも、昨日より今日、今日より明日と、じわじわと蓄えたり、実力をそなえてきたものは、ウケ狙いのような派手さがまったくなくても、やはり世間には理解していただけるのですね。
そういう自分とて、時にパフォーマンスでちょっと話題づくりを狙おうと画策してしまい、結局長続きしなかったりするわけです。
神様はやはり遠くからしっかりとみていると思います。
それがウケ狙いなのか、本当に地の足のついたことなのかを…。
今一度、冒頭の東井義雄さんの言葉をじっくりとかみしめる時代なのだと思います。