先日、宅建業協会の総会があり、今年は2年に一度の役員改選の年でした。
私は、宅建業協会の幹事(理事みたいなものです)で2年務めさせていただきましたが、さらに2年にすることが決まりました。
私の会社は、建設業、宅建業、産業廃棄物収集運搬業、旅館業、飲食業…許可の必要な業種としてはこういった業種を営んでいますが、98%が、建設業によるものです。
宅建業も業種に加えたのは、建物を取り扱う上で、土地のことを考えることが不可欠だったからですが、売上にはほとんど貢献できていません。
そんな私が、宅建業の役員をやっていることが、適切かどうかは、私自身では判断もできないのですが、ある先輩が私を役員に推薦していただき、以来役員をやっています。
正直、月に1回程度会議があるのは、負担になっていないといえばうそになります。やはり正直しんどいところもあります。
しかし、それでも役員をやっていて、損だと思ったことはあまりありません。
それは、一つはそういう機会をいただくことで、着実に自分のスキルの向上につながっていることを感じるからです。
会議の中で発言するためには、その議題について自分なりに考え、自分なりの意見を構築します。そのことはものすごく思考を必要としますし、その答弁をするために、さまざまな知識を吸収しなくてはいけません。
また、新たな人脈の構築にもつながります。
やはり気心しれてくると、お互いにさまざまな情報をやりとりことそのものも深くなっていきます。
役を受けるということは、まさにチャンスを手に入れることなのです。
よく言われるように、暇だから役を受けるなんて人は、ほぼゼロに近いです。みんな忙しい。
その中で時間のやりくりをしたり、権限の委譲なども積極的に行うことで、組織そのもののスキルも向上したりするのです。
要するところは、自分の心構え次第ということです。
一件損だと思うことでも、真剣に向き合い取り組んでいけば、必ず何かを得られます。