アメリカに住む義妹のfacebookに投稿されていたこの映像が頭にとびこんでしまって、あさっぱらからこの映像に見入っておりました(おやじが書くとどうも微妙な表現になってしまうな…)
しばらく、perfumeのビデオクリップをいくつかみながら、これが今おきている日本の中心での世界観なのだろうなぁと感心していたわけです。
これらの演出は、リオデジャネイロオリンピックの閉会式で東京オリンピックのフラッグハンドオーバーセレモニーを手掛けたチームらしいです。
私もこの演出にはドギモを抜かれましたし、世界中の人々はこの映像をみて、『東京』『日本』に対してさまざまな想像を膨らませたに違いありません。
はて…自分たちが向かうべき世界はいかにあるべきなのだろうか…そんなことをツラツラと考えながら観ていました。
日本の中心では、急速にさまざまな変化がおきていて、この映像のように、リアルも非現実も融合され、これまでにない新しい世界が作られようとしています。人々は、そうした未だ見たことのない世界に引き込まれ、そして熱狂をしています。
一方、私たちが住む地方は、この対局にあると言えます。
しかし、ここもまた日本なのですね。
日常にさまざまなものがあふれたとはいえ、遠くかなたに見える山々や海川は、ゆるやかに変化はしているもののそのスピードはあまりに遅い。
そんな中に身をおいても、新しい感動、新しい発見、そういうものを見つけることができます。
日本の都市はこれからもどんどんと変わり続けるでしょう。しかし、私たちがもし都市と追随していっても、結局そこに飲み込まれてしまうだけです。
もちろん、地方も変わらなければいけない。
ですが、変えるべきもの、変えてはいけないものがあります。
この地域で生きていくためのアイデンティティは絶対に変えてはならない。
私たちがこれから生きていくには、東京とは真逆の方向で行くべきなのだろう…そんなふうに思うのです。