地図をみて、目的地を目指す場合に、行き先がどこにあるのかということは重要ですが、それと同時に大事なことは、自分が今どこに立っているかということを把握することです。
どんなに優れたマップを渡されたとしても、自分のいる位置をその図面上で把握できない限りは、そのマップは無用の長物でしかありません。
実はそれと同じことは、自分自身の生き方にもあてはまると思います。
目指すべき目標、何かを買いたいということでもいいだろうし、何か達成したいことであってもいいのですが、自分の立ち位置、つまりは、その成就させたい何かに対して、今自分がどこにいるのかということがわかれば、その手段は人によってまったく異なるわけです。
例えば、車を買いたいとした場合、自分がもっているお金のとの差額がわかるから、買うための手段、現金なのかローンなのか、ろーんであれば何年で返すのかということがわかってくるのです。
金額などの指標がわかりやすいものであれば、はっきりしますが、自分が成就したいものって、実はそんなに簡単にわかるもんじゃないですよね。
幸せになりたいということがあっても、その幸せの定義を特定することはとても難しいし、ではそれと比した場合の自分の立ち位置もなかなか明確にすることができません。
そうなってくると、その差を埋めることがらなど、もっとわからないことになります。
自分の立ち位置をしっかりと把握することはとても重要ですが、今この瞬間を把握することもそんなに簡単ではないです。
先のマップを例にとっても、歩き始めたその履歴をしっかりと記録したりしながら把握しておけば今の自分の位置も容易に特定することが可能ですが、そうでなければ、なかなか把握することは難しいでしょう。
日記をつけたり、記録をとったり、日々いろんなことを振り返ることがありますが、その振り返りこそが、今の自分の立ち位置をつかむための手段なのかなぁと思ったりします。
今の自分の立ち位置をしっかりとつかむ。
大事なことです。