生活インフラ、クライシス | ニシムラマサキのブログ 【株式会社 西村工務店 代表取締役】【 SASAYA・うづかの森 オーナー】

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どうすれば地域を『素敵』に変えられるのか、誇るべき田舎になるのか、そんなことばかり考えています。

昨日ご近所さんとお話をしていて、町内にあるスーパーが閉店になってしまったという話を聞きました。さらには、今度新しい道路ができる予定になっているのですが、そうすると車の流れが変わってしまい、営業しているとあるガソリンスタンドも閉店してしまうのではないかという噂もあるようです。

 

 

実際、刻々と生活インフラをとりまく環境が変化しています。

 

今、私たちが日用雑貨、食料品を手に入れようとすると、以前よりも遠くのところで買い求めないといけなくなってしまいました。

 

幸いにして私自身は車の免許を持ち、移動するのにそれほどの不自由は感じていませんので、それでもまだそのような状況になってもなんとかやっていけてますが、免許をもたない高齢者の方や、若年者にとっては、買い物の自由を奪われた状況にあります。

 

今度、うちの町にドラッグストアが進出するというお話もあるのですが、現在のドラッグストアの品ぞろえを考えると、スーパーマーケットとの競合は必至で、ある日突然またスーパーが姿を消してしまうということも考えなくていけないのかもしれません。

 

確かに安いものが手に入ることは私たちにとってとてもありがたいことですが、その結果、地域からお店が消えてしまったとしたら、それは私たちにとってほんとに幸せなことなのかはよくよく考えなくてはいけません。

 

過疎地域で、規模の経済ばかりに翻弄されると、結局のところその規模が小さすぎて、大手さんにとっては、入り込めば入り込むほど、やっていくのは難しいのではないかと思います。

 

そうやって、さらに過疎な地域は、生活するには不便だとさらに人の流出が加速してしまうのではないか…

そんな気がなりません。

 

買い物をするということは、消費における選択をすること…に他なりません。

 

私たちは今一度、何が自分たちにとって大事なのかという選択をしていく必要があるように思います。