今日は息子の中学校の卒業式。
所用があり出席はしませんでしたが、家に戻ってから「おめでとう」と声をかけてあげました。
中学の卒業というのは、やはり人生においてはとても特別なものだという気持ちがあります。
なんといっても義務教育が終了し、これからは学校に行ってもよし、行かなくてもよし…そこは自らが選択できることになります。
私は幸いにして、高校にも行かせていただき、大学まで学ばせてもらいました。
だけれど、中学を卒業して、社会に出て働いて立派になった人も大勢いるだろうし、いくら高等な教育を受けても、社会でたいして役に立っていない人もいます。
だから、実際のところ学歴がどうだとかいうのは、私個人はさほど重要だとは思ってません。
大事なのは、それぞれ自らが主体的に人生を選び取ることだと思います。
もちろん、自分が望んでも、経済的な環境などで、自分自身の人生を選び取れない人もいるかもしれませんが、実のところ知恵を働かせれば学ぶことはいくらでもできる社会です。
そうやって選び取った人生こそが価値あるものだと私は思うので、いよいよ「義務」教育から離れ、自分自身が選び取る人生がスタートするのが、中学卒業だと思うわけです。
これからは、親としても、どれだけ子供に声をかけないか…というのが重要だと思います。
かわいさのあまりついつい、いろいろ進言したくなるものです。
しかし、自らが考えようとしているのに、あえて答えを教えてあげるようなもので、そこに喜びや、学びなどは一切なくなってしまいます。
だからいかに言わずにじっと見守ることができるか…親にとってもこれからが自らを試されるときなのかもしれません。
いずれにしても、今日またわたしたち家族にとって一つの節目が終わりました。
また、明日から新しい人生にむかって、家族も歩んでいきたいと思います。