私は基本的に都会が苦手です。
厳密に言うと、苦手意識を持つようにしむけているっていうのが正解かなぁ。
『住めば都』っていう言葉もあるように、弟の奥さんのミホちゃんはお江戸出身だったけれど、結婚を機にこちらに来て、3年ほどたちますかね。
今ではバリバリに、軽トラをさっそうと乗りこなし、ガンガン雪降る中でも臆せず移動してますから、人間というのはどんな環境でも適応できるってもんです。
だから、私も逆に、どうしても都会で暮らさないといけなくなったら、知らぬ間に慣れっこになってしまっているのかもしれません。
なんだろうなぁ
今の社会に対するアンチテーゼとでもいうんでしょうか。
最近は地方創生と言われるようになり、都会から田舎への移住者も増えているのでしょうけど、あいも変わらず、田舎から都会への移動が止まらないものだから、そう言いふらして、自分の中で納得させているのかもしれません。
ただ、やはり現実に、都会で多くの方が暮らしていて、そういう人たちが夏や冬にこちらを目指してやってきてくれるから、観光というものも成り立つのもまた事実です。
だから、私自身も、ごくごくまれに、都会の空気を吸って、マチの中心から、日本を俯瞰し、私が住むハチ北を見つめる時間が必要なのだとも思っております。
そんなわけで、今回、所用を兼ね、お江戸に来ております。
BOOK AND BED TOKYOにステイしておりました。
まあ、端的に言うと、ユースホステルのこじゃれた版ですね。
ホステルやゲストハウスも以前に比べると増えている印象があります。
airbnbがその代表格ですけど、宿泊も多様化していて、わんさかとやってくる外国人をうまく吸収しているんですね。
2時か3時か忘れましたけど、若い男女らしき人がわーわーとしゃべって眠りがとっても浅く、『うざっ』って思いながら、じっと天井高90㎝を見上げながら、これからの日本の行く末を考えております…。
市場原理、やはり都会はすげーなーと改めて感心しております。
そうやって自分の思考の中に何かの化学反応がおこることを期待しつつ、2日目も粛々と過ごして参りたいと思います。