先日、youtubeでイチロー特集なるものを見つけてしまい、ずっと見入ってしまいました。
2部構成になっている上記の映像ですが、見入っていたのは、彼のバッティングフォームに関するところでした。
私は、自分自身が野球をしないので、バッティングフォームの良しあしとかそういうことにはまったく興味がありません。
しかし、その映像に釘付けになってしまったのは、それが人生にも通ずると思ったからです。
日本で、もっともポピュラーなスポーツである野球。
おそらく、ボールを打つ行為は、日本の男子ならまず間違いなく一度は経験していることでしょう。
それだけ、多くの人が経験しているバッティングですが、そこにはイチローが語るように、奥深く、当の本人でさえも、常によりよいバッティングを追求しています。
バットを構え、それを振りぬく時間は、約0.2秒。
そのわずかな瞬間に、人の数だけのバッティングのやり方があります。
この映像の中では、イチローは、手を最後に出すという意識について語っています。
おそらく、そういう意識があるかないかで変わるものは、その0.2秒よりもさらに、短い、くわずかな変化です。
しかし、その極わずかな変化によって、たくさん打てたり、そうでなかったりするわけです。
こんなわずかな変化が、結果には大きな差が生まれること…
これはそれぞれの人生にもあてはまることだと思います。
成功するかしないかは、このバッティングフォームのように、ほんのごくわずかな違いでしかないということです。
私たちは、ほんとのあまりに多くのことに、漫然とすごしているような気がします。
あいさつ、掃除、靴そろえ…
なんでもない日常の普段の仕草でも、このイチローのように、何かを少し意識するだけで、そこから生まれる結果はものすごく大きなものになるはずです。