今日はちょっと本業の話を…
ちょうど今、あちこちで、舗装修繕工事が花盛り?となっていて、あちこちで舗装のやり替えをしています。
いくらインフラといえど、おおくの人が通れば、やはり舗装が割れたり、湾曲したりすること…
いくら頑丈につくっているとしても、利用すれば損傷することはいたしかたないことです。
私が住むハチ北は、スキー場運営をするために、駐車場があるのですが、ほとんど舗装をしています。
アスファルトで舗装しているところ、コンクリートで舗装しているところ…それぞれあるのですが、コンクリートを舗装しているところは、破損度合いが少なく、アスファルトに比べると耐久性が優れているなぁと実感しているところでした。
そう考えたときに、なぜ道路は、コンクリートではなくアスファルトなのか…
そんな疑問がもたげてきました。
で、いろいろ調べてみたところ、こんな記事をみつけました。
セメント協会というサイトからみつけたものですが、この資料によると、コスト面では多少劣るものの耐久性等は科学的にも証明されているということです。
そして、着目すべきは
というところでして、長期的なすぱんでみれば、コンクリートのほうがコストパフォーマンスが高いことです。
なぜ、私が、それに肩入れをするのかといいますと、私の住むハチ北の集落のちょうど真ん中はすべてがコンクリート舗装になっています。
確か記憶では、30年ぐらい前に舗装したものだった思うのですが、それ以降一度も、舗装のやり替えを行っていないからです。
ハチ北の場合、冬季は積雪の量がはんぱなく、毎日のように、除雪車が通ります。
ですので、除雪車のプラウと呼ばれる前側の鉄部分がどうしても、除雪時に、接触したりするので、摩耗はしているのですが、それでもなおまだまだメンテナンスするに至っていません。
一方アスファルト舗装のところは、亀の甲のように、いたるところにクラックが入っています。
もちろん、コンクリートの施工に関しては、施工後、長期間硬化するまで養生をしないといけないといったこともあり、その期間生活に不便を強いられるということもあります。
ですが、これだけ頻繁な補修を考えると、その不便は一時的なものです。
さらにはアスファルト舗装を実際に行うには、それ専用の機材を有するなど、一般の土木業者ではできないということもあります。
それらをあわせ考えると、地域のためには、コンクリート舗装を推進することが望ましいと私自身は考えるのです。
道路インフラは高規格道路の新設ばかりに目がいってしまいますが、既存のインフラをどう維持管理していくのかといったことは、事業としてはとても地味ですが、もっとも重要な課題といえます。
アスファルトからコンクリートへ
行政関係者の皆さま、地域の皆さま
その有用性を今一度考えてみてはいかがでしょうか。
くれぐれも言っておきますけど、生コン業者から手をまわされてコメントしているわけではありませんので、誤解なく(笑)