なんとなく、朝早く目が覚めてしまって、ご来光を拝みに、蘓武岳に行きました。
はるか、養父朝来方面の雲海は、かなりの密度だったけれど、豊岡盆地は少し厚みが少なかったです。
ですが、絶景には変わりなく、神秘的な光を堪能しました。
『風が吹き、木々の音こそ聞こえども、陽が朱に照らし一人たたずむ』
静寂の中で、心を空っぽにしてみる太陽はことのほか美しかったです。
朝日と向かいあうとき、日本人である誇りとか喜びとか、そんなことをつらつらと考え、凛とした気持ちになります。
『日本』という国名が日出ずる国に由来しているから、直感的にそう感じてしまうのでしょうね。
朝日に向かうとき、人はこれから始まる一日に希望を託し
『よし今日も一日頑張ろう』
っていう前向きな気持ちになります。
だから『日本』という国は、私たち国民にとっても、世界からみても、希望を抱ける国というイメージがあるはずです。
しかし、世の中のさまざまなものが複雑に絡み合い、なんとなく希望を見いだせない不穏な日々のように感じてしまっています。
昨日、衆議院は解散し、選挙モードに入ってしまい、マスコミがまたいろいろと国民を煽り立てていますが、そんな雑念にとらわれることなく、この太陽に向き合うように、一人ひとりがしっかりと前をむいて、この国の行く末を考える機会にしたいものです。