旅の仕方がずいぶん変わっちゃったよね | ニシムラマサキのブログ 【株式会社 西村工務店 代表取締役】【 SASAYA・うづかの森 オーナー】

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どうすれば地域を『素敵』に変えられるのか、誇るべき田舎になるのか、そんなことばかり考えています。

 

業界の旅行のために、台北を訪れています。
 
ですが、訳あって、少し遅れて台湾入りすることになりました。
 
昔、カナダに3か月ほど一人で行った経験があるので、海外旅行に一人で行くことは苦にならず、むしろその旅程を考えるのが楽しかったりするわけですが、さすがに、中華圏は、同じ漢字文化とはいいながら、言葉がまったく理解ができないので、少し不安を感じたりします。
 
で、ホテルまで自分で移動しなきゃならないのですが、私はできるだけ、タクシーとかではなくて、バスとか電車を利用しようと思っています。
 
昔、ぶっとい全国の時刻表をにらめっこしながら、自分の行き先をあーでもないこーでもないと思索するのが実はとても楽しく、今でもそれが私自身の旅の一つの楽しみになっています。
 
しかし、今はなんだかんだといってもスマホです。
グーグルマップなんかで行き先を入れると、そこに行くためのルートをいくつも選択してくれます。
 
グーグル先生が指南してくれた公共交通機関のもっともはやいルートをチョイスし、それにしたがって、バスに乗りました。
 
空港から約1.5時間…ホテルに到着です。
 
そして、台湾は、1時間時差がある関係もあるのでしょうか…
朝もずいぶんと朝が開けるのが早かったので、これまたトリップアドバイザーからチョイスした、象山自然歩道を目的地に朝の散歩です。
 
 
 
私の裏の緑の山の稜線が象に似ているからなんだそう。
 
そのちょっと先には、台北のランドマーク101が見えます。
確かに、ここでは台北市内が一望できるなかなかのロケーションです。
 
これまた、グーグルマップのナビゲーション機能を使ってここまで来ました。
 
スマホは、旅のありかたもガラッと変えてしまいましたね。
完全アウェイなこの場所でも、スマホさえあれば、どこでも行けてしまいます。
 
先も述べたように、昔、ガイドマップや時刻表など、限られた情報を頼りに、勘なども働かせながら、行き先を決めていたし、それが旅の楽しみでもありました。
そういうことが苦になる人も多いから、パッケージのツアーがあったり、旅行社が存在していた面もあります。
 
ですが、そういうものに頼らなくても、目的地まで行けるし、自分がしたい旅もできてしまいます。
 
私がいま台北で経験していることは、実はその真逆のことが日本で同様におきています。
 
日本への旅行者が飛躍的に増えましたし、私たちのような片田舎のまちにも、何の迷いもなく、やってくる外国人旅行者も少なからずいます。
 
ゴールデンウィーク中でしたが、フランス人のカップルが、うちのような宿をチョイスして、3日ほど、ハチ北での滞在を楽しんでおられました。
 
日本に来たのは初めてで、2週間の滞在とおっしゃっておられましたが、そんな初の日本体験の貴重な3日をこの町で過ごせていただけたことはほんとうにありがたいことです。
 
だから、個人をくすぐるような何かがあれば、人はどんなところでも行ってしまうわけです。
 
すごい時代になりました。
私たちもそんな時代の変化についていけるよう思考も行動も変えていかないといけませんね。